ナインティナインの岡村さんが「めちゃイケ」で復帰を果たしました。嬉しさと共に無理せずゆっくりね、と願わずにいられません。何はともあれ、ちっちゃいおっさん!おかえりなさい!
岡村さん復帰の「めちゃイケ」が放送される前、この気持ちの高ぶりを抑えるためではありませんが、棚からDVDを取り出して、
内村光良作・演出の舞台「ハンブン東京」
を見返していました。
「ハンブン東京」は、内村さまぁ〜ずから派生した舞台で、ウッチャンとさまぁ〜ずにバナナマンらを加えて、2007年11月にサンシャイン劇場にて上演されました。それから毎年、11月あたりに舞台をやるのが恒例となりました。今年の2010年はディファ有明での公開イベントだったのですが、これはその夏に、劇団SHA.LA.LA.の舞台があったことが影響してるのではないでしょうか。
ウッチャン的要素がギュッと凝縮されているのが「ハンブン東京」
それまでお笑いにさほど興味を持ってこなかった友達から、「ウッチャンの番組で面白いのあったら教えてよ」と尋ねられる事が稀にあります。
「気分は上々」や「内村プロデュース」でもいいんですが、入り口として、私は迷わず「ハンブン東京」を薦めちゃいますね。この舞台には、私が好きなウッチャン的要素がギュッと凝縮されているんです。逆にウッチャンファンで観ていない方が居たら、「是非観て!」と叫ばずにはいられません。^^;
DVDのパッケージ裏面から抜粋させてもらうと、
- 作:内村光良、内村宏幸
- 演出:内村光良
- 出演:吉沢悠、大竹一樹、眞野裕子、益子梨恵、近内仁子、日村勇紀、設楽統、和希沙也、三村マサカズ、内村光良
- DISC1:本編130min、DISC2:特典映像117min
とあります。
舞台本編はもちろん、特典映像がこれまた充実しまくりです。顔合わせ時のフワフワ感。稽古を通じて徐々に結束していく様子。本番前の緊張感。舞台公演中の様々なハプニング。そして、全公演終了後の打ち上げ風景まで。余すところ無く収録されています。だから117分もあるんです。重圧に耐えながら輝きを放ち、優しさに溢れたウッチャンがここには詰まっています。
公演中の様子では、舞台の初日にバナナマン日村さんの声が潰れてしまうのですが、それを「もう1つのハンブン東京」としてフューチャリング。また、楽屋に訪れるナンチャン、出川哲朗、ふかわりょうの姿も。今回はそのときの楽屋の様子を紹介させて下さい。そうすることで、舞台本編の魅力が伝わるのではないかな〜と。
楽屋に劇団SHA.LA.LA.がやってきた風景
舞台後、楽屋にやってきたナンチャンと出川哲朗。ナンチャンは楽屋の入口あたりに立っていて、出川哲朗は楽屋中央の机の前にどっしり座っている。
大竹「分かります?内村さんっぽいなって感じます?」
南原「走り出したとき、あ〜内村だって」
(楽屋笑)
南原「もう、オープニングで、ふふっ、オープニングで笑っちゃった、もう内村だよ」
大竹「あ〜、そうっすか!(走る動きをして)あ〜なったら、内村さん」
出川「何度も走らされたから」
大竹「あっ、そうなんだ」
南原「学生時代からも2回走って、で、デビューしてからも1回ぐらい走ったかな」
大竹「あっはっはっはっはっ」
南原「アイツの作品は走るの8割だから」
大竹「そうなんすか、あ〜、なるほど、それはやっぱ分からないな〜、じゃあ出川さんも分かってたんですか?それは」
出川「もう走った時点ですぐ分かったもん、ほんでまあ、それぞれのが入ってくるな〜ってのもすぐ分かった」
学生時代からの友人には、ウッチャンの作風がよく分かっているんですね。そうしているとウッチャンが楽屋へ入ってきて、入口近くのナンチャンとお互い照れながらのぎこちない挨拶。
大竹「ウッチャンナンチャンだ!」
(楽屋笑)
南原「(内村に向かって)走りっぱなしで」
内村「いやいやどうも、ありがとうございました」
(楽屋から退室しようとする南原)
大竹「(2人を見渡しながら)あれ?いいんですか、もう?感想は?」
内村「いやいやいやいや」
南原「後でメールで送るから」
(楽屋笑)
内村「そう!」
大竹「メールで?」
内村「そうそうそう」
出川「しゃべればいいじゃん、なんでしゃべんないのよ〜」
内村「(笑うしかなく)いやいやいや」
出川「しゃべればいいじゃん!」
内村「うるっせ〜!」
(南原、挨拶して楽屋から退室)
出川「(身を乗り出して)あれ?なんで行くのよ!ほらっ、走った瞬間、内村っぽいな〜ってすごい話してたのに」
分かってるくせにウンナン2人に会話させようとする小悪魔な出川哲朗。でもめっちゃ嬉しそうな笑顔。
大竹「走り出したらもう内村さんだ、って」
出川「もう、すぐ分かったね」
(スタッフからSHA.LA.LA.リーダーとしてのダメ出しは無いか尋ねられて)
出川「いや、ダメ出しよりも俺は、おわ〜と思ったのが、2人の、竹ちゃんと夫婦の話のときに、隣の・・・、多分あれ業界の人だと思うんだけど、(鼻をすすって泣く動作をする)」
大竹「え?」
出川「パッと見たら、号泣」
(楽屋驚きの声)
大竹「俺の夫婦のシーンですか?」
スタッフ「最後の?」
出川「いや、最後じゃないです、その前の喧嘩のときから」
全員「ああ〜」
出川「あの、私はあなたに5年間、あの・・・」
大竹「個人的な思い入れがあったんですかね?」
出川「多分、絶対そうだと思う」
大竹「ね」
出川「俺もちょっとグルッと来たもん」
(楽屋爆笑)
三村「グルッと来ちゃった」
「ウルッと来た」を噛む出川哲朗。もう最高の潤滑油。^^;
私は夫婦のシーンじゃなく、さまぁ〜ず大竹さんとウッチャン(会社の上司・部下の関係)のシーンでグルッと来ちゃいました。これは現実と妙にオーバーラップしてしまって。ウッチャンを嘲笑するようなお笑い芸人が居たらおそらく、こういった行動に出るのではないかと思われて。そう考えたら、体の奥から込み上げてくるものを抑えることが出来ませんでした。
ウッチャンの良さを知ってもらうために「ハンブン東京」を薦めると言いましたが、見終わったらきっと、さまぁ〜ず大竹一樹の魅力にヤラれてしまうことでしょう。私はヤラれました。
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