笑いの飛距離

元・お笑い芸人のちょっとヒヒ話

アンジャッシュ

ネタ中に観覧席から悲鳴が上がる現象を芸人たちはどう受け止めているのか

ネタ中に観覧席から悲鳴が上がる。「M-1グランプリ」や「キングオブコント」といった賞レースの決勝でも、たまに見かける光景です。観覧席から悲鳴が上がれば、そのせいで笑いが失速してしまいます。賞レースみたいな真剣勝負の場だと、下手すれば審査にも影…

バナナマン設楽「コントの人は二度売れなきゃいけない」

賞レースで活躍した勢いを、そのままバラエティ番組で発揮することが難しくなってきました。もはや「お笑いブーム」に頼れる時代ではありません。そもそも競技が違うとも言われます。そんな状況をさらに細かく見ていくと、漫才かコントの違いで難易度がだい…

初期の「爆笑オンエアバトル」にあった東西の溝

「大阪芸人は東京がイヤだった」。「爆笑オンエアバトル」の歴史を振り返る番組で、このようにコメントしていた陣内智則さん。それを受けて、ますだおかだ岡田さんも「オンバトの収録だけは気が重かった」と答えています。この2組は初期の「オンバト」で大活…

千原ジュニアの内からにじみ出るかわいさ

芸人は売れるにつれ、かわいさも身に付けていく。「アメトーーク」や「ロンドンハーツ」のプロデューサーである加地さんが、自身の著書『たくらむ技術』の中でこのように分析されていました。そして、その例として挙げていたのが、千原兄弟の千原ジュニアさ…

ジャックナイフだったネプチューン名倉に変わるきっかけを与えた男

今年の「24時間テレビ」の深夜コーナーでのことです。 パンサー向井さんが、目標とする存在としてネプチューンの名前を挙げていました。 私はウンナンと共演する後輩としてのネプチューンばかり見てきたので、いつの間にかそういう存在になっていたことに感…

お笑い芸人の知名度がネタのウケ方に与える影響について

お笑い芸人が、お客さんの前でネタをする。ウケるかどうかはネタだけで決まるわけではありません。見ているお客さんがどういった層なのかも大きく影響します。当たり前なんですが。そんな当たり前のことをもう1度考えるきっかけになった番組があります。それ…

「ダウンタウンのごっつええ感じ」で生まれる感動をたくさん見てきた板尾創路

最近、放送時間が8時間30分もある「松本人志大文化祭」を見返していました。この番組は、NHKで始まる「松本人志のコント MHK」の事前番組的なものでして、BSプレミアムで放送されました。全部見終わって私が感じたのは、やっぱり一番思い入れがあるのは「ダ…

内村宏幸にとってコントとは唯一の武器

2010年9月8日水曜日、ウッチャンが座長を務めるコント番組「爆笑レッドシアター」が終了しました。 同じ時間帯にJ-WAVEで、アンジャッシュの渡部健に放送作家の内村宏幸とドランクドラゴンを加えた4人で、ひたすらコントについて語るというラジオ番組「PLATO…