笑いの飛距離

元・お笑い芸人のちょっとヒヒ話

ウンナン特集のクイック・ジャパンを買った

阿佐ヶ谷の本屋で、クイック・ジャパンを買いました。水色の背景に並び立つウッチャンナンチャンの姿が眩し過ぎます。
表紙をめくれば、同じ写真が、白黒でちょっとアップになって目に飛び込んでくる。これまた眩しいです。その2人の微笑みにしばらく手が止まってしまい、今日までの数え切れないウンナン体験が自然と蘇って来て、なんかこれから自分の人生を振り返って行くかのような錯覚。
ウンナン目当てでクイック・ジャパンを購入して、手元に置いている今の状況が当たり前のようであるけれども、奇跡に奇跡が重なってこそ有り得た今の状況でもあるような気がしてきて、心が非常に落ち着かないフワフワ状態。でも心地いいフワフワ。

ウンナンの2人以外にも、入江雅人とちはるの穏やかな表情、千秋をキャイ〜ンふたりで挟みこんだ無邪気なスリーショット、今やベテランの味わいを醸し出ているネプチューン、いい歳したおっさんなのに少年のような笑顔の勝俣州和と出川哲朗。
じっくり読む前にということで、パラパラとページをめくる度に飛び込んでくるこれらの視覚情報。それだけで涙が溢れそうな勢いです。

ウンナン=優しさ+ストイックさ

実際に読み進めていくと、とにかくよく出てくる言葉は「優しさ」。攻撃的な笑いに比べれば、どうしてもインパクトや破壊力は弱まりますが、そこをストイックに追求し続けた結果、笑いへと繋げてきた、それがウッチャンナンチャンの25年間だったように受け取れました。
ウンナンを一番認めてくれている笑福亭鶴瓶。私はそう信じて疑いませんが、数多くの番組で共演もしており、ウッチャンは「でも憧れない」と毒を吐けるぐらいの固い信頼関係。そんな鶴瓶さんがウンナンに贈った言葉が一番心に響きましたので、ちょっとだけ引用させてください。

優しい笑いを作ってきたウンナンが中心に躍り出て、今も一線にいるのは必然やと思いますね。
僕はだれかとつるむことはあんまりないんやけど、唯一つるむとしたらウンナンの二人。

私はウンナンを通して、鶴瓶さんも長いこと見続けています。そんな鶴瓶さんが認めたんだから、これまでのウンナンの活躍は必然であったとも私は言いたいですね。

クイック・ジャパン88

クイック・ジャパン88

  • 作者: ウッチャンナンチャン,出川哲朗,勝俣州和,高須光聖,鈴木おさむ,マツコ・デラックス,ドラえもん,爆笑問題,仲里依紗,長尾謙一郎,西島大介
  • 出版社/メーカー: 太田出版
  • 発売日: 2010/02/11
  • メディア: 単行本
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