笑いの飛距離

元・お笑い芸人のちょっとヒヒ話

BIG3

大橋巨泉「ビートたけしにとってテレビはワンオブゼム」

「決勝当日は有給をとる」。こう語ったのは「R-1ぐらんぷり2018」で決勝に進出したカニササレアヤコさん。彼女はロボットエンジニアとして働きながら、フリーで芸人もやっています。だから大会への意気込みを聞かれた際、このような兼業芸人ならではのコメン…

インプットを怠らない明石家さんまとオードリー若林正恭

今から9年前、2008年の出来事になります。当時、岡村隆史が明石家さんまのある行動に衝撃を受けてしまいます。それはどんな行動で、そしてなぜ衝撃を受けたのかを、自身のラジオで明かしていました。 若手と対等に渡り合うために『ドラゴンボール』を読み始…

明石家さんま「努力という言葉を努力不足のヤツが作りよった」

「努力すればかなう夢もある」。これはビートたけしの言葉です。つまり「努力すれば必ず夢はかなう」という言葉を否定しています。ただし完全に否定する表現にはなっていません。なぜでしょうか。おそらく、その一方で芸能界で夢をかなえた人は必ず努力して…

東京ダイナマイトによる円満退社のススメ

以前、『ウェブはバカと暇人のもの』の著書などで知られる中川淳一郎さんが、ツイッターでこんなつぶやきをしていました。おい、会社を辞めようと思っている皆様方。これからの人生を考え、何が一番大事かといえば、「円満退社」だ。会社とケンカ別れをして…

ビートたけしが無法松にした粋な計らい

「もう完全にそいつの運」。ビートたけしは、迷うことなく答えました。弟子にする条件を問われた際に。 7か月間出待ちして、たけし軍団に入った水道橋博士 2014年8月28日放送「大谷ノブ彦キキマス!」(ニッポン放送) パーソナリティはダイノジ大谷ノブ彦。…

ラジオ好きが持っている「距離感」

ラジオ好きな人には、ある共通点が存在すると思われます。それは「距離感」です。具体的な説明をするために、小説家の朝井リョウさんとDJのRAM RIDER(ラムライダー)さんの例を紹介させて下さい。彼らがラジオ番組のゲストに呼ばれたときの振る舞いを見れば…

「ネタ帳」という言葉を初めて放送で使ったビートたけし

ベテランの芸人が今もなおトップを走り続けている秘訣。それは、「準備を怠らないこと」ではないでしょうか。 日記からネタ用メモを番組ごとに作っている笑福亭鶴瓶 2005年12月18日放送「笑福亭鶴瓶 日曜日のそれ」(ニッポン放送) パーソナリティは笑福亭…

ビートたけしの分厚さ

11月下旬あたりから、お笑いコンビ解散のニュースをやたらと耳にします。この時期にコンビ解散が相次ぐ原因について、ウーマンラッシュアワー村本さんがラジオで解説していました。結論を先に言ってしまうと、賞レース(今の時期ならば「THE MANZAI」)の結…

内村光良にタモリの影を重ねる三村マサカズ

「内村さん、ホントお世話になります、これからもずっと」。先日の「内村さまぁ~ず」で、さまぁ~ず三村マサカズがこんな発言をしていました。さまぁ~ずと内村光良の付き合いは長いです。始まりは「内村プロデュース」から、と言ってもいいでしょう。そし…

ビートたけしから「リアクション芸はコント」だと教わったダチョウ倶楽部

お笑い界が抱える大きな問題に「リアクション芸人の後継者がいない」というものがあります。先駆者のダチョウ倶楽部と出川哲朗が偉大すぎるのか、あるいは若手芸人にとってあえて進むべき道ではないのか分かりませんが、後継者が見つからない状態が続いてい…

「久保ミツロウと能町みね子のオールナイトニッポン」から受け取ったメッセージ

2012年5月21日、昼休み。息抜きしようとツイッターを覗いたら、いつも以上に「笑っていいとも」の感想で埋め尽くされています。タイムラインを追うと、どうやら漫画家の久保ミツロウさんが鮮烈ないいともデビューを飾ったのが原因のようです。帰宅後、録画を…

千原ジュニアの内からにじみ出るかわいさ

芸人は売れるにつれ、かわいさも身に付けていく。「アメトーーク」や「ロンドンハーツ」のプロデューサーである加地さんが、自身の著書『たくらむ技術』の中でこのように分析されていました。そして、その例として挙げていたのが、千原兄弟の千原ジュニアさ…

若手芸人のために「神保町ジュニア寄席」を立ち上げた千原ジュニア

今のお笑い界は「上が詰まっている」。私がこの言葉に最初に出会ったのは、だいぶ前の「ナインティナインのオールナイトニッポン」だったと思います。自分たちより上の世代、とりわけBIG3の揺るぎなさを指して、岡村さんはこのように表現しました。タモリさ…

笑福亭鶴瓶「タモリはテレビの師匠」

タモリさんが司会を務めた今年の「FNS27時間テレビ」を全部見ました。正式名称は、「FNS27時間テレビ 笑っていいとも!真夏の超団結特大号!!徹夜でがんばっちゃってもいいかな?」。 私が1番印象に残ったのは日曜日の夕方、もう番組の終わりのほうでやった…

イジリー岡田のターニングポイントに小泉今日子と内村光良

先週の土曜日に「さんま&くりぃむの第10回芸能界(秘)個人情報グランプリ」が再放送されていました。この特番は視聴済みだったのですが、ダラダラ見ながら土曜の昼下がりを過ごしました。もう1回見ても、やっぱりイジリー岡田さんのデビューのきっかけ話に…

千原ジュニアに手を差し伸べた男達

ちょっと前に放送された「しゃべくり007」のゲストに、爆笑問題の太田光が登場しました。このときに繰り広げられたトークは、しゃべくりメンバーと同世代ということもあってか、それはそれは濃い、濃すぎる1時間でした。 見終わったときに湧き上がってきたも…

ビートたけしが見せた神の手

夏休みも終わってしまい、連日の猛暑と相まって、精神的にも肉体的にも項垂れている中、もう一度原点に帰るということで「ちょっとヒヒ話」を探していました。だいぶ前になりますが、さまぁ~ずのトーク番組「さまぁ~ず×さまぁ~ず」で話されていた「平成教…

背番号23はマイケル・ジョーダンのもの

「2010年サッカーワールドカップ南アフリカ大会」が盛り上がっています。決勝の組み合わせも「オランダvsスペイン」と決まりました。もうワクワクが止まりません。 夜中3時からだった予選リーグの「日本vsデンマーク」戦もリアルタイムで視聴しました。「ウ…

オセロ松嶋が一緒に仕事したい司会者

「出川哲朗の俺をおいしくしろ!」の今回のゲストは、オセロ松嶋尚美でした。 お互い「世界の果てまでイッテQ!」で一緒になるぐらいの接点しかなく、オセロ松嶋は何か宣伝することがある訳でもない今回のブッキング。しかもアメーバスタジオに、その前に習…

ホリケンがお笑いについて真面目に語る

今回の「出川哲朗の俺をおいしくしろ!」のゲストにホリケンこと、ネプチューンの堀内健が登場。1月の配信は無いのかと嘆いていたら、月末にすべり込むような今回の配信でした。 出川とホリケンという組み合わせ、収拾がつかずにカオスな配信になると正直予…

バースがなんで広島市民球場でホームラン打てるんだ

夏も終わり、夜風が涼しい秋です。テレビ界では怪談話の需要もすっかり無くなりました。 以前に「笑っていいとも」で、ダイノジ大谷さんが怪談話を披露していましたが、そのオファーは当時の「ヨシモト∞」でのトークがきっかけだったそうです。 怪談話はネタ…

完全にくすぶってたときの雨上がり決死隊

今度の「アメトーーク」は、雨上がり決死隊の芸能生活20周年記念ということで今までの歩みを振り返るそうです。しかもその放送で、明石家さんまがゲストに登場すると言います。そこで今回は、結成10年目の雨上がり決死隊が「いろもん」に出たときを振り返っ…

土田晃之のピン芸人学

今回の「スクール革命」は、ピン芸人学でした。講師として、土田晃之と陣内智則が登場。なんか珍しい組み合わせ。しかも陣内智則は声ガラガラ。で、陣内は小テストの答えを先に言ってしまったりして、土田の後の完全なオチ扱い。ケンコバが昔、陣内は本当は…

キリマンジャロ登頂に成功したイモトに感動を貰う

「世界の果てまでイッテQ!」で、イモトが標高5895mのキリマンジャロ登頂に見事成功しました。 同行した現地のガイド、番組ディレクターやADが次々と高山病で倒れる中、イモトが不屈の精神で登りきり、まさに芸人魂を見せました。世界の果てまでイッテQ! イ…

テレビとはヤンキーの心を掴むこと

今回は、ダイノジ大谷ノブ彦と水道橋博士が話してた「テレビとヤンキーの関係」について紹介させて下さい。 SMAPのリーダーがヤンキーであることの意味 2008年9月11日配信「ヨシモト∞」(GYAO!) 出演者はダイノジ(大地洋輔・大谷ノブ彦)。大谷がジャニー…

ウッチャンナンチャンに手を差し伸べたビートたけしと松本人志

今回の「やりすぎコージー」都市伝説は、芸能界がテーマ。 萩本欽一、ビートたけし、高倉健、矢沢永吉など、大物がいかに大物であるかを実感させてくれる都市伝説が盛りだくさんでした。 中でも特に、千原ジュニアが語った明石家さんまの都市伝説がめちゃく…

「タモリのボキャブラ天国大復活祭」での西川史子

録画しておいた「タモリのボキャブラ天国大復活祭」を見ました。解散していないけど久しぶりに2人そろったTake2、めっきりパワーが無くなったアニマル悌団、改名してまた元に戻したX-GUN、お母さんになっていたパイレーツ、などなど懐かしいメンバーがいっぱ…