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笑いの飛距離

元・お笑い芸人のちょっとヒヒ話

落ちこぼれだったオードリーが長井秀和から学んだこと

新年度が始まり、ウッチャンナンチャンの番組も「ザ・イロモネア」が終わって、「ウンナンのラフな感じで。」が始まりました。初回の2時間SPを見ましたが、普通に楽しく見れましたし、今後に期待が出来るんじゃない?という好印象を私は持ちました。インパルスが居たのも嬉しかったです。
公式サイトで煽っていたように「気分は上々」テイストを期待した人にとっては、不満が残ったかもしれませんね。あえて希望を言わせて頂くならば、スタジオでのやりとりを増やして欲しいです。そして、エンディングにはやっぱね〜、ツーショットトークを是非!拝みたいもんです。^^;
話は変わりますが、私のお笑いライフにちょっとした変化が起きています。それは、オードリーのオールナイトニッポンをヘビーローテーションするようになったことです。今までは、ナイナイのANNがそうでした(もちろん今でも欠かさず聞いています)。そこで今回は、オードリーのANNで印象に残っているトーク、その中からひとつ紹介させて下さい。

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オードリーは8年間テレビに出ていない落ちこぼれ

2009年12月26日放送の「オードリーのANN」。

若林が長井秀和のネタの手法を学び、NON STYLE石田の漫才力に感心したことを語ります。

若林「やっぱね、あの僕、(NON STYLE)石田君とドリームマッチやったけど」
春日「ええ」
若林「やっぱオードリーってね、やっぱりね、基本的にね、8年間テレビ出てないじゃないですか」
春日「うんうん」
若林「それを美談みたいにね、してくれる番組もね、あったんですけどね」
春日「ええ、ええ」
若林「基本的やっぱ2人ともね、落ちこぼれなんですよ」
春日「ん〜、まあそうだろうね」
若林「うん、石田君とね、漫才やってね、分かって・・・、で、そのオードリーの漫才を作るときに」
春日「ええ」

オードリーは落ちこぼれだと言う若林。そんな彼らがM-1グランプリに出られるようになったのは、長井秀和がきっかけだったと言います。

長井秀和がテレビでやるネタは選抜されたオールスター達

若林「2人で、俺達落ちこぼれだと」
春日「うん」
若林「あの思って、で、あの長井秀和さんが、あれ4年前、5年前ぐらいにちょうど同じショーパブに出てて」
春日「ええ、ええ、ええ」
若林「長井さんのネタを袖で、まあまあ見るわけですよ、毎回」
春日「うん」
若林「長井さん、1行のネタを幾つもこう言ってくじゃないですか」
春日「うん、なるほど」
若林「で、ライブにかけて、で、テレビに出るときは、その中の、1行のネタのオールスターで」
春日「ああ、ああ」
若林「オールスターで選抜されて9個ぐらい」
春日「うん」
若林「出るから、鉄板が9個になってウケるじゃないですか」
春日「うん」
若林「だからその形を取れ・・・、取れば、オールスターで出れれば、何本かのネタのね」
春日「うん」
若林「あの、オードリーでも〜、この落ちこぼれオードリーでもなんとかなんじゃないかなって私思ったの、そのとき見てて」
春日「なるほど、なるほど」
若林「そうそう、だから、漫才同じ形にして、こう抜粋も出来るような?」
春日「うん」
若林「笑い合いとかさ」
春日「ほおほおほお」
若林「あの〜、いうことにしないと、俺と春日じゃ無理だと思って、M-1はね」
春日「うんうん」

そのM-1グランプリで、オードリーの優勝を阻んだのがNON STYLEでした。そのNON STYLE石田のすごさをドリームマッチでコンビを組んだときに感じたと語る若林。

NON STYLE石田の漫才力に感心する若林

若林「で、そういう形にしたんですけど、あのほら!石田君とかってさ〜、例えばその、1本のさ、その・・・例えば、火事で助けるっていう、ののだけで!」
春日「はいはい」
若林「全部が1本1本・・・、まあ大体の漫才師の人そうなんだけど、ナイツも、やっぱ、すごいのよ」
春日「うんうん」
若林「でもオードリーは、(笑いがこぼれる)やっぱ落ちこぼれが、パッチワーク、パッチワークで、ふっふっふっふっ」
春日「そうですよ」
若林「ふっふっふっ」
春日「そんで、変な方向行っちゃって」
若林「うん」
春日「ゆっくり出てくる、みたいな」
(若林笑)
若林「そうそうそうそう、とかに、やっぱしようっていうが、元々しなきゃ無理だってのがあって」
春日「ええ、ええ」
若林「だから、石田君とドリームマッチやったときに、その漫才力みたいののすごさは」
春日「ほほぉ〜」
若林「すごい感じたね、もうとにかくこういうボケの、こういうフリでったら、ボケの数は短時間でぶわ〜!出すし」
春日「あ〜、あ〜、早く出すのね」
若林「体の動きから、顔の動きから」
春日「うんうん」

NON STYLE石田を褒め過ぎたために春日の気持ちを察したのか、若林がフォローします。

若林「すごかったね、まっ、春日さんもね、あるんでしょうけどね、そういう魅力は」
春日「まあ、そうだね」
若林「ゆっくり・・・、ゆっくり出てくるのが許されるのは、もう春日さんと、ケーシー高峰ぐらいですからね」
春日「ふっはっはっはっ」
若林「日本の」
春日「2大巨頭」
若林「ふっふっふっふっ」
春日「ゆっくり出の2大巨頭」
若林「ふっふっふっふっ」
春日「もはや」

ドリームマッチの若林・石田コンビの漫才は、後世に語り継がれていくほどの爆笑でした。お互いの相方も嫉妬したことでしょう。間違いない。
オードリーのANNを聞き始めた動機は、ウッチャンと一緒にスクール革命という番組をやってるので、そのこぼれ話でも出るかも、という程度でした。しかし聞いてると、フリートークが面白いのです。笑っていいとも、紅白歌合戦、スーパーボウル観戦、といったトークの内容も華やか。DVDも発売したし、公開録音もしました。ショーパブ時代の芸人さんをゲストに呼ぶ懐の深さも見せました。
そして、私がハマった一番の原因は、ナイナイがよく使う「芸人病」の面を時折見せる若林です。虎のかぶり物にあんだけ苦悩する若林。それを内村さまぁ〜ずでも相談する若林。いきなり売れっ子になったお笑い芸人の苦悩を吐露する姿がたまりません。私のお笑いライフに、楽しみがひとつ追加されました。

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