笑いの飛距離

元・お笑い芸人のちょっとヒヒ話

TIMの不思議な関係

アメトーークのトキワ荘芸人を見て、上京して住んだ経堂のアパートで、たまたま隣同士だったことからコンビを組んだのがTIMだったんだよねと、運命的な出会いを思い出したり、現在配信中の内村さまぁ〜ずにTIMのゴルゴ松本が出ていたりで、何かとTIMについて考えることが最近多かったです。

命音頭

命音頭

そういったことは結構、ツイッターで吐き出してしまっているんですが、こちらでは、TIMという運命的な出会いによって生まれたコンビ、彼らについてNO PLANメンバーが語っていた部分をピックアップしてみました。そうして改めて見てみると、つくづくTIMって不思議なコンビであると気付かされます。

TIMのコンビ仲について

2003年10月23日放送のTBSラジオ「さまぁ〜ずの逆にアレだろ」。

ゲストにTIMレッド吉田、ふかわりょう。まだ内村プロデュースがレギュラー放送されている時代です。
「内Pでレッド吉田が何かを言うとゴルゴ松本が嫌な顔をしているのを見ました。実際のコンビ仲はどうなんでしょうか?」というリスナーからの質問に対して、

大竹「これは昔だね」
レッド「昔ですね〜、で、また親心ですよ、これは」
大竹「そうそうそう」
三村「最近もね、嫌な顔するよ、でも」
レッド「するんですよ」
三村「はずすと」
レッド「はずすとやっぱり〜、やっぱりあの〜、息子を見ている親父みたいに」
大竹「そうそう、そういう顔なんだよね」
三村「そこ違うよ、言い方が違うよ、みたいなね」
レッド「そうそうそう」
大竹「だから俺がきつく言わないと〜、周りが優しいから、みたいなな」
レッド「そうなんですよ、だから勘違いしてるのは、あの〜、あれですよね、仲が悪いんじゃないんですよね、究極の愛なんです」
大竹「ふっふっふっふっ」
三村「はっはっはっはっ」
大竹「仲悪くないよね?」
ふかわ「ないですね〜、う〜ん」
三村「普通にしゃべってるね」
レッド「しゃべってますね〜」
大竹「なんか大人の感じだよね」
レッド「あの〜、2人で楽屋に居ても、会話しますもんね」
大竹・三村「う〜ん」
ふかわ「なんか2人が会話してても、気持ち悪くもないんですよね」
大竹「そうそう、全然」
ふかわ「変な感じしないんですよね」
大竹「なんかね、レッドが全部受け入れてる感じ、吸収している感じ、『はいはいはい』みたいな」

レッド吉田に冷たいゴルゴ松本の図、これは親心で究極の愛だと説明するレッド吉田。楽屋ではそんなことが無いとフォローするメンバー達。

レッド「一昨日も、いきなり10時ぐらいに電話があって、近くで飲んでるから家に行くよと」
大竹「え〜!マジで」
レッド「そんで、うちの子供らと遊びながら」
大竹「すごいな!」
レッド「一時間ぐらい遊んで帰って行きましたよ」
三村「なんだ、あいつ」
大竹「ひとりで?」
レッド「え〜と、東(MAX)と」
大竹「あいつ、なんなんだろ、そういうとこあんだよな」
レッド「あいつ、そういうとこあるんですよ」
大竹「普段、ものすごく優しいもんな」
ふかわ「優しいですね〜」
三村「普通のおじさんみたいなときあるもんな」
レッド「そう、ありますね〜」

流石にそこまでの仲とは思ってなかった、さまぁ〜ずもびっくりのエピソード。普通のお笑いコンビではまず無いことですものね。

内村プロデュース以外ではアウェーなレッド吉田

この話の後にふかわりょうが、レッド吉田が一人でバラエティ番組に出るときの心境を聞き出します。ふかわらしい問いかけ。

ふかわ「あの〜、ゴルゴさんが一人でね、バラエティとか、ドラマにしても出るのはなんとなく、気持ちは分かるんですけど」
大竹「ふんふん」
ふかわ「レッドさんがね、この前あの、ナイナイさんのディスカバとか出てたの見たんですよ」
レッド「あ〜、やってましたよ」
ふかわ「結構、僕レッドさん応援体勢で、特に声が出なかったときで、『レッドさん、大丈夫、頑張って頑張って』って感じだったんですけど、一人でバラエティに出るのは実際どうなんですか?」
大竹「あれ?見たことあっかな〜、レッドの」
三村「あんまない〜・・・」
ふかわ「パパイヤさんのあれにも出てましたもんね」
レッド「あのね、だからね〜、ゴルゴ・・・、笑いをとってくれる人が居ないわけじゃないですか?」
大竹「うんうんうん、ふっふっふっ」
ふかわ「くふっ」
三村「ふっふっ」
レッド「このプレッシャーたるもの・・・」
ふかわ「ちょっと待ってください、今、全員がひっかかったんですけど」
(全員笑)

ゴルゴ松本が居ないと、TIMで笑いがとれないと言い切ってしまうレッド吉田。ちょっと天然さん。

レッド「居ないんですよ、僕が行かなきゃダメなんですよ、ほんで、まずディスカバのときなんかは・・・」
三村「でも浸透してるんじゃないの?もうレッドはおかしいと」
レッド「これがね」
ふかわ「発注サイドもレッドさんに笑いをね」
大竹「そうそう」
ふかわ「レッドさん一人でオッケーだ、っていう風に発注しているわけですから」
レッド「いや、あの、だから僕も思ったんですよ、俺結構イケてんのかな〜と思って、意外と見てみたら全然イケてなかったんですよ」
(全員笑)
レッド「あの、テレ朝を見ている11時台の人しか居ないんですよ」
大竹「あ〜」
三村「そこんなかで、視聴者は結構狭かったんだ」
レッド「狭いです」
ふかわ「あ〜」
大竹「は〜」
三村「ロドリゲス!とか言っても何?反応悪い?」
レッド「全然悪いですよ」
三村「一応、試すの?」
レッド「一応、試します」
大竹「それでやってみたら反応悪いの?他でやったら」
レッド「そうなんですよ、だからほんとにね、内P以外はアウェーなんですよ」
(全員爆笑)
レッド「ほんとにアウェーなんですよ」

内Pの空気が通用しないと語るレッド吉田。これに限らず私がバラエティ番組で見てしまうのは、ある番組で生まれたノリと言いますか、そこでブレイクした芸能人が他の番組に出たときに、そのノリを引き継ぐのか、ぶち壊すのか、興味津々なんです。
ふかわりょうのイジり方を最初に作ったのはタモリさんで、それをウッチャンは引き継いで発展させていったと思うんですね。また、ぶち壊すことで生まれる化学反応もありますし。どっちが良い悪いというのはありません。

ゴルゴ松本が居ないと自由なレッド吉田

とは言え、やっぱりちょっとゴルゴ松本に一言物申したいレッド吉田。

大竹「コンビの、じゃあツッコミとして出て行かなきゃいけなくなっちゃう」
レッド「はいはい、だから・・・」
三村「違う芸風になったりするわけ?違う芸風っていうか、いつもの仕切れるレッド的な」
レッド「そうなんですよ、だから逆に言えば、僕は変なことをやっちゃいけないキャラにならなきゃいけない」
大竹「あ〜」
ふかわ「お〜」
レッド「あの、2人で居るときは」
三村「じゃあ『OUT OF ORDER』の、あの会議をしている風景の、あの恐い顔のレッドだ」
レッド「そういうことですね、いわゆる」
ふかわ「あっはっはっはっ、いやな例出した、いやな例出しましたよ、今」
レッド「(笑いながら)そうなんですよ〜」
ふかわ「はっはっはっはっ」
レッド「ほんと面白いもんで、ゴルゴが居るときと居ないときで全然変わるんですよ、キャラが」
ふかわ「それ分かります」
大竹「分かる、すっげ〜分かる」
レッド「ほんで、ゴルゴが居ないときのほうが楽しいんですよ」
(全員笑)
三村「やっぱ自由だからね」
大竹「親の目がないから」
三村「はずしても何しても自分の責任だから」
レッド「そうなんですよ、何気にさまぁ〜ずさんとか、ふかわとかと居ると、適当にボケたりするとそれなりに笑いが出るじゃないですか」
大竹「うんうんうん」
レッド「それ、楽しい空間じゃないですか、ゴルゴ、僕がいっくらボケても全然笑わないんですよ」
(全員爆笑)
レッド「だからゴルゴは、大リーグ養成ギブスになっているわけですよ」
大竹「うん」
ふかわ「ほぉ〜」
レッド「だから彼から解き放たれると、非常に自由なんですよ」
ふかわ「ふっふっ」
大竹「じゃあ、難しいとこだよね」
レッド「だから難しい、でもまあ、あの、ゴルゴが活きるんですよ」
ふかわ「あ〜」
三村「そうだね、だから役割が違ってくるってことだよね」
レッド「はい」
三村「ゴルゴだって、2人っきりの番組のときは、役割違うもんね」
大竹「そうだね」
三村「内Pのときより、ちゃんとツッコミになるから」
レッド「ですね、スイッチが切り替わるってことで」

お笑い芸人さんが、ネタ以外でテレビに出るようになったり、さらにはピンで番組に呼ばれたりすると、自分の役割は何かを探るんでしょうね。何を期待されているのかと。

ふかわりょうが一番最初に仲良くなった芸人がレッド吉田

ナベプロという同じ事務所のTIMとふかわりょう。何か共通点はあるんじゃないかという話に。

三村「芸風が違うんだけど、実は共通点あるんじゃねえかとか」
大竹「あ〜」
三村「ワタナベプロ故の」
ふかわ「ちなみにですね、僕が、あの〜、まあもうなんだ、8年前、9年前になりますか、そのワタナベプロの門を叩いて、ネタ見せとか通いますよね」
三村「うん」
ふかわ「一番最初に仲良くなった芸人さんは、レッドさんなんですよ」
大竹・三村「あ〜、そう!」
ふかわ「ですよね?」
レッド「そうですよ」
三村「先にレッドが居たんだ?」
ふかわ「そうです」
レッド「僕のほうがちょっと早かったですね」
ふかわ「3ヶ月ぐらいですよね」
レッド「で、よくいろんなライブに行って、その帰りにちょっとナンパして、とかやってましたよ」
大竹・三村「へぇ〜」
ふかわ「レッドさん家で鍋パーティーとかやってましたよね」
レッド「鍋パーティーとか〜」
ふかわ「すると、バイト帰りのゴルさんが帰ってくるんですよ」
三村「ほぁ〜」
大竹「なんか・・・、ちょっと壁ありそうな感じがするけどね」
三村「俺も」
ふかわ「いや全然」
大竹「意外だね」

内Pで共演している頃ならまだしも、ふかわりょうとレッド吉田が仲良くなるようなイメージはありませんでした。さまぁ〜ずも驚いてましたし。それよりもTIMとふかわりょうがほとんど同期であるのも驚きです。

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TIMがナベプロを選んだ理由

TIMの特異性は、年齢高くしてお笑い界にやって来たこともひとつでしょう。おぎやはぎもそうですね。お笑い界を目指す、そして、事務所にナベプロを選択した理由を語るレッド吉田。

三村「レッドは、ゴルゴとどうしてナベプロだったの?」
レッド「これがね〜、だから、僕ら事務所どこでもよかったんですよ」
三村「うん、時間ねえってことだもんね」
レッド「時間がもうなかったんですよ、僕ら、27と26だったんですよ」
大竹「ほ〜」
レッド「だからどうすると、とりあえずまあ、お笑いやろうよ、っちゅうことで」
三村「うん」
レッド「あの〜、『デビュー』を見たんですよ」
大竹「あ〜!雑誌の」
三村「うんうんうん」
レッド「そしたら、『お笑いが今、熱い』と書いてあって」
大竹「ふっふっふっふっ」
レッド「で、事務所の名前がいっぱい書いてあったんですよ、全部書き出したんですよ」
大竹「うんうんうん」
三村「とりあえずノートに」
レッド「ほんで、一番最後に書いたのが、ワタナベプロダクションだったんですよ、で、一番下から電話かけたんですよ」
大竹・三村「ほぉ〜!」
大竹「それで一発目」
レッド「一発目です」
三村「一発目で、やってますよと」
レッド「『やってますよ、土曜日ネタ見せやってるんで、よかったら来て下さい』と」
三村「他かけんの面倒くさくなっちゃって」
レッド「ほんで、あっ、じゃあ行ってみようってことで、行ったんですよ」
大竹「うん」
レッド「三日後だったんで、行ってやったら、なんか分からないですけど、ネタ見せ大爆笑だったんですよ」
三村「へぇ〜!」
レッド「あぁ!とか思って、そこでじゃあってことで、ライブずっと出させてもらって」
大竹「はぁ〜」
三村「即戦力ルーキーを獲るみたいなもんだよね」
大竹「そうだよね〜」
レッド「そう・・・、ですかね〜」

まさかの名前順に書き出して一番下にあったからナベプロという。もしナベプロがその雑誌に掲載していなかったら、TIMは吉本興業(よしもとこうぎょう)だったとか?そんな妄想が止まりません。ここら辺も何か運命的なものを感じてしまいます。

ゴルゴ松本誕生秘話

ゴルゴ松本は、コントから生まれたキャラであるという話に続きます。

三村「社会人から来た、歳から言うとね、こいつはもう、即実践で使えるぞと」
レッド「だからあの、ワタナベライブで、あのイエローカードコーナーがあって」
ふかわ「あ〜、ありましたね、ゴングショーの」
レッド「それ新人が絶対出るんですよ、出てそこから学んでいくんですけど」
大竹「うん」
レッド「僕らいきなりイエローカード飛び越えて、あの、トップバッターで出してもらえてたんですよ」
ふかわ「あ〜、出てました、出てました」
三村「あ、じゃあもう即戦力じゃん」
大竹「そりゃすごいね」
ふかわ「あ、そう、常にトップバッターだったんです」
大竹「あ〜、元気いいから」
三村「トップバッターのキャラだもんね」
レッド「そう、それも、お笑いやり始めて一発目ですよ、これがまた大スベリしたんですよ」
大竹「くっふっふっふっ」
三村「あっ、やっちゃった?」
レッド「やっちゃったんです、ほんで、全然笑いとれなくて、極端に言えば『誰だこいつら?』みたいな目で見られたんですよ」
大竹「う〜ん、なるほど、なるほど」
レッド「トップで出てきて、『え?知らないよ、お前達』みたいな、緊張して空回りしてしまって、全然ダメで」
三村「漫才やったの?」
レッド「え〜と、コントです」
三村「当時コント」
レッド「そのときに『ゴルゴ刑事』っていうキャラで、ゴルゴが出たんで、そこから芸名をゴルゴに」
大竹「あぁ!一発目から」
三村「ゴルゴのネタをやったんだ、ゴルゴ13的な」
レッド「そうなんです、ニューヨーク帰りのゴルゴ刑事」
ふかわ「そんときからあの〜、見てますけど、結局、そのTIMしかり、ゴルゴさんの芸風って、そんときから変わってないんですよ」
大竹「ふっふっふっふっ」
三村「お〜」
ふかわ「だから時代を巻き込んだんですよ、力量とかね、そこらへんのテクニック的なこと、微妙に違うかもしれないですけど、スタイルとかはもうずっと一緒だったんですよ」
大竹「なるほどね」
三村「う〜ん」
ふかわ「だからすごいと思いますね」
大竹「ほぉ〜、貫いてるんだ、ふっふっふっ」
ふかわ「貫いてるんです」
大竹「ふっふっふっふっ」
ふかわ「それしか出来ないってことなのかもしれないですけど」
(全員笑)
ふかわ「いや、でもほんとすごいと思いますよ」

コントのキャラをそのまま芸名にしているゴルゴ松本。しかも初期の頃から。コントになるとキャラに憑依するみたいに言いますが、ゴルゴ松本は常に憑依し続けているようなものなんでしょうね。これはある意味、内村光良がウッチャンというキャラに憑依していると見れば、しっくりくるのかもと思いました。

TIMとさまぁ〜ずの出会い

話はTIMとさまぁ〜ずの出会いについて。仲介役になったのはホンジャマカでした。ライブで大スベリした後に、

レッド「客は笑ってなかったんですけど、(ホンジャマカ)石塚さんだけは『よかったよ』って言ってくれたんですよ」
大竹「あ〜、なるほどね」
レッド「あ〜、嬉しいなと」
三村「ちょうどその辺りで俺らもそうだよね、『大石恵三』で石塚さんとか、ホンジャマカとやってると、TIMがたまに見に来たりしてたんだよ」
レッド「あっ、そうなんですよ」
大竹「そうだよね〜」
レッド「あのへんで、恵さんの運転とかしてたから」
大竹「そうそうそう」
ふかわ「そうか〜」
レッド「で、一緒にサイパンとか行きましたもんね?」
大竹「行ったよ、レッドと一緒に行ってんだもん、あんとき」
三村「『吉田く〜ん』とか言って、俺一緒にゴルフ周ったもんね」
レッド「周りました、周りました」
大竹「ナイターね」
レッド「ナイター、ナイター、そうですね、ふっ、で、あんまり面白く無かったですね」
(全員笑)
三村「それが今一緒にやってるってのは面白い」
レッド「ありがとうございます」

ある意味、伝説の「大石恵三」。ナインティナインが、この番組に出ていた菊池桃子さんを見るために、スタジオを覗きに行ったことがあると話していましたが、もしかしたらそこにTIMも居たのかもしれませんね。

ふかわりょうが分析するさまぁ〜ずとTIMのコンビ仲の違い

最後は、出川同様に分析好きのふかわりょうが、どちらも仲が良いさまぁ〜ずとTIM、でも違いがあるとしたら?という視点で語り出します。

ふかわ「仲の良さの違いは確かにあるんですよ、違いはあるんですけど、ま、言うなら、え〜、さまぁ〜ずさんは」
大竹・三村「うん」
ふかわ「な、なんて言うんだろうな・・・、その、双子的な感じとういうか、兄弟と言ってもいいんだけど、対等なんですよ」
大竹「あ〜」
三村「お〜」
ふかわ「関係性が、だからまあ、双子と言ったほうがいいのかな」
大竹「おお」
ふかわ「で、TIMさんはそれと比べると、兄弟な関係なんですよ、どっちがお兄さんっていうとまた難しいんですけど、その状況によって」
レッド「なるほど〜」
ふかわ「兄が変わる部分も」
三村「上手いこと言うね〜」
大竹「上手いこと言って」
三村「兄弟と考えて」
大竹「はっはっはっはっ」
ふかわ「双子と兄弟の違い」
レッド「血はつながってんだね」
ふかわ「まあそういうことですね〜」
三村「二組ともね」
ふかわ「そうなんです」
レッド「他人じゃないんですよね」
三村「だから、血がつながってる関係っていうのは、楽屋で2人っきりになっても、たとえしゃべんなくても間が持つとか、そういうのは二組とも多分ある」
ふかわ「そう、ありますね」
レッド「ありますね」
三村「しゃべりたいときしゃべる、みたいな」
ふかわ「で、2人並んでても違和感は無いんです、周りで」
大竹「あ〜、なるほどね」
レッド「いいこと言いましたね」

ふかわりょうの良い感じの分析で、ご満悦のさまぁ〜ずとレッド吉田で終了。やっぱり内Pは良かったと、ちょっとノスタルジー。
おまけで、「ウンナンタイム」でもTIMのコンビ仲について言及していたのでご紹介させて下さい。

ウンナンが語るTIMの不思議な関係

2006年11月放送の「ウンナンタイム」。

「お笑い芸人って楽屋ではおとなしそうってイメージがある」というインタビューを聞いてのトーク。

南原「どっちかだよね、ワーって騒いでるか」
内村「そうですよね、あの、しゃべる人としゃべらない人、コンビでもね、分かれますよね」
南原「そう」
内村「例えば、TIMだと、もうレッドは楽屋王と言われるぐらいですから、ものすっごいしゃべるわけですよ」
南原「あ〜」
内村「全員の話題に『そうだよね、そうだよね』って乗っかっていって、本番しゅん・・・としてる」
(あんちゃん笑)
南原「そうそう、ダチョウ倶楽部で言うと、ジモンちゃんね」
内村「あっはっはっはっ」
南原「よくしゃべんだよ〜、『今度この靴がさ〜、ナンチャン、ナンチャン』って」
内村「はっはっはっ、で、本番では竜ちゃんを前面に推して」
南原「そうそうそう、本番では黙って、黙って終わったら『竜ちゃん、今のは無いよ』つって、ダメ出しして」
(内村あんちゃん爆笑)
南原「竜ちゃん、嫌そう〜にメイク落とすんだよ、『うるさいっつうの、分かってるよ』って、『いや、あれは失敗だよ、あれは、あれはスベってるよ』って」
内村「あっはっはっはっ」
南原「『言うなよ、じゃあ、お前がやれよ、お前がやれよ』って」
内村「あっはっはっはっ」

ダチョウ倶楽部の寺門ジモンのことで盛り上がりますが、TIMのことに話題は戻ります。

内村「え〜、・・・、ゴルゴは割合におとなしいもんね、新聞読んでるよね」
南原「新聞読んでるんだ」
内村「うん、で、大体、競馬欄を見て」
南原「競馬欄見て」
内村「競馬欄を、で、競馬に関してはあの2人めちゃくちゃ仲が良いです」
南原「あ」
内村「普段さ、ゴルゴって結構、レッドに冷たいときあんじゃん?」
南原「あ、そうね」
内村「なんかレッドの芸を・・・」
南原「冷たいというか見下しているときが、あっはっはっ」
内村「レッドの芸をさ、認めないときが」
南原「なんか嫉妬してるときあるよな〜」
内村「『なんだ今の』みたいな感じを平気で言うけど、そこまでって思うけど、競馬に関してはめちゃくちゃ仲が良い!」
南原「あ〜、ほんと」
内村「2人っきりで家に集合するんだよ」
南原「え!」
内村「競馬の、その、次どの馬に」
南原「家に集合するの?」
内村「そう、賭けるかっていうので」
南原「どっちかの家に?」
内村「どっちかの家で、カミさん居ないときに、ふっふっ」
南原「ええ〜!」
内村「2人っきりで、TIM集まって、競馬の予想してたんだって、めっちゃくちゃ仲が良いの、だから」
南原「『これ、どっちが来る?どっちが来る?』って」
内村「そう、こと馬に関してはものすごい・・・」
南原「あれ、2人は『ゴルゴ』『レッド』って呼んでんだっけ?」
内村「え、『ゴルちゃん』『レッド』かな」
南原「そうだよな、歳は・・・」
内村「歳はレッドのほうが上、ふっふっふっ」
南原「歳、いっこ上だよな」
内村「うん、『ゴルちゃん』『レッド』だね、確か」

先ほどのゴルゴが東MAXを連れてのレッド宅訪問も意外でしたが、まさか競馬の予想で2人っきりで集まっていたとは、さらなる驚きでした。TIMって掘って行けばいろんなモノが出てくるような気がしてなりません。これは完全なファン目線ですが、アメトーークあたりでTIMをフューチャーするような企画でもあれば嬉しいなと。
余談ですが、芸人は楽屋ではおとなしそうっていうイメージを聞いてのウッチャン。自分のことを「意外に楽屋では静かですね〜」と真面目に言うウッチャンに、ナンチャンと作家のあんちゃんが大爆笑ということもありました。まさに、ナイナイのオールナイトニッポンで、ゲストに出た藤岡弘さんが「こう見えてシャイでね〜」発言とダブってしまい、私も大爆笑してしまいました。^^;