「ジモン強化月間かよ!」って三村みたいに言っちゃうぐらい、ここ最近、ダチョウ倶楽部の寺門ジモンとウッチャンナンチャンの共演が続きました。
寺門ジモン「ウンナンのラフな感じで。」と「内村さまぁ〜ず」に続けて登場
「ウンナンのラフな感じで。」に、お肉のオーソリティーとして2回登場。最初はナンチャンだけだったのが、特番の京都ロケにはウッチャンもいやいや参加。久しぶりにウッチャンと一緒のロケで、なんとなく嬉しそうなジモンさんでした。
さらにその後、「内村さまぁ〜ず」にも登場。相変わらずのジモンワールド炸裂で、もう笑いっぱなし。ちょっと前にウンナンが司会した「ザ・レジェンド」の話もやりとりの中で出てきました。ウッチャンが水道橋博士の披露した「寺門ジモン伝説」に触れて、寺門ジモンが足の指で習字を披露。その場は爆笑に包まれる。イッツ・ジモンワールド。あと、さまぁ〜ずがその番組を見ましたと、何気なく言っていたのもなんか嬉しかったです。
そんなお笑いライフを過ごしていたら、
2000年放送の「リングの魂」。
ちょうど10年前の放送を思い出しちゃいました。
浅草キッド、ダチョウ倶楽部、神無月、当時まだバカルディの三村マサカズ、そして、まだコンビだったビビるをパネラーに迎えて、これからのプロレス・格闘技界を予想する「プロレス・格闘技界ミレニアム大予想」という企画。いかにもミレニアムな。10年後の今、振り返るとまた別の趣きがあって、プロレスに詳しくない私でも見入っちゃったのでした。今回はこのときのリン魂をご紹介させて下さい。
- 作者: ヒクソン・グレイシー
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2010/09/25
- メディア: 単行本
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ダチョウ倶楽部の肥後「ヒクソン無敗神話崩れる」と予想
各パネラーが書いた予想がナンチャンによって発表されていき、みんなであーだこーだ語り合う。セットは「恋のから騒ぎ」を丸々真似ています。^^;最初の予想は、ダチョウ倶楽部のリーダー肥後。
南原「まず最初の予想はこうなっております、どうぞ!」
(画面に予想内容が映し出される)
南原「『ヒクソン無敗神話崩れる』と、うわ〜、これ誰ですか?」
三村「いいとこ突いてるね〜」
肥後「はい!私です」
南原「リーダー」
博士「真面目に来てますね、これね」
肥後「これは真面目です、え〜、こないだ桜庭とやりましたけど、今度、船木がヒクソンとやりますよね*1」
南原「あれ、どうやって決まったのか、なんか聞いたことあります?」
博士「いや、もうかなりの交渉が、え〜、事前にね」
南原「いつぐらいから?」
博士「1999年から」
玉袋「夏ぐらい?」
博士「夏からあったんですが、あの試合*2が終えて、桜庭がヒクソンを指名したことによって・・・、船木戦が決まったんじゃないかと」
南原「え!?どういうこと?」
(身を乗り出す南原)
博士「要するに、桜庭と戦うよりは、船木だと」
南原「ヒクソンが選んだ?」
博士「ヒクソンが選んだ」
南原「それはなんで選んだ?そっちのほうが勝てるという自信があるから?」
博士「そこまで・・・、皆、皆まで言うなっていう」
(盛り上がるパネラー達)
南原「ヒクソン的には桜庭を見て、目の前で見て、こいつは強いと」
寺門「やりにくい」
南原「どっちいいかなと思ったら、船木選んだ」
博士「船木を選んだ」
南原「高田を連戦したみたいに」
しかし、予想した本人であるダチョウ倶楽部のリーダー肥後は真っ向から否定します。
ヒクソンvs船木戦の影にアントニオ猪木あり
南原「どうなの、これ?リーダー」
肥後「今のは全て・・・、間違いです」
南原「お〜!!」
(驚くパネラー達)
肥後「(椅子の背もたれから状態を起こし)実はですね、あの〜、このヒクソンと船木、なぜ桜庭じゃなく船木なのか?」
南原「うん・・・」
肥後「それは・・・、猪木が決めました」
南原「うそ〜!!」
(どよめくパネラー達)
南原「うそ〜!それはない」
博士「そこに猪木さん入ってきたの?」
周りの反応に全く動じない肥後は続けます。
肥後「まあこれは、放送ではカットしてもいいですけど、ヒクソンvs船木戦、猪木が乱入します」
三村「ふふふっ」
(呆れるパネラー達)
肥後「あの、猪木はですよ、おいしいところは絶対に逃さないんですよ」
南原「はいはい」
肥後「だからあの、小川、橋本*3、こんなに盛り上がって、そして、レフリー藤波、どうなんだ?どうなんだ?ってときに、猪木入ってきてビンタ」
博士「うん」
肥後「そして、なんか知らないけど、全体的な印象として残ったのは、猪木が格好いい」
南原「これに対して、どうなの?ヒクソンは、これ、船木勝つと思います?」
肥後「勝ちますよ」
博士「あのね、船木さんに聞いたら」
南原「あ!聞いた?」
博士「かなり聞いてますけど、もう対策は3年前から練ってて、その必殺技が決まれば、100パーセント勝ちます、と」
南原「これ、ルールはどうなってるの?」
博士「あ、バーリ・トゥードだと思いますよ、もちろん、あのヒクソン側のルールでやると思いますね」
南原「なるほどね〜」
ここでナンチャン、「山の中ならヒクソンに勝てる」と一点の曇りも無く語る寺門ジモンに話を振ります。
寺門ジモンのヒクソン・グレイシー分析
南原「これ、ジモンちゃんどお?」
寺門「これはね、俺はやっぱり、ずっとヒクソン戦、全部見に行ってるけど、船木負けるよ」
南原「おお、なんで?」
寺門「だってキャリアというものを超えた、あの〜、なんか魂的な戦い方をするのがやっぱヒクソン」
南原「僕はあの試合(桜庭vsホイラー)見に行ってたんですよ」
博士「はい」
南原「でね〜、テレビでは映ってなかったですけども、ホイラーがこう決まっているとき(背中に手を回す)、もう完全に決まっているときに、普通セコンドだったらね、すぐそばに行って『頑張れ!いや、待て』って言うじゃないですか」
博士「うん」
南原「ヒクソンはね、終始おんなじコーナーのとこに立ってね、ほわぁっと見てるんですよ、あのときにゾッとしましたよ」
玉袋「うん、強い」
桜庭と船木、二人の違いについて話題は及び、船木は顔が良すぎる、面白く顔を整形したほうがいいと言うナンチャンに、バカボンのパパみたいにしたほうがいいと付け加える玉袋筋太郎。
博士「アイーンを出せるかどうかっていうね、問題があるじゃないですか」
南原「ふっ、そうそうそう」
博士「桜庭なんて、アイーンを出すって、本当に『アイーンチョップ』を出してるから」
南原「出してる」
ここで船木とヒクソン、どっちか勝つかを尋ねると、上島竜兵とリーダー肥後、そして、水道橋博士が船木が勝つと予想。
かき回し役のビビる大木
話題がひと段落ついたところで、ビビるに話を振るナンチャン。
南原「え、ビビるはどお?」
大木「あの〜、さっきから聞いてればその〜」
南原「お、来た」
三村「来た」
大木「船木だ、桜庭だ、いいですよ、誰でも」
南原「来たよ、噛み付いて来たよ」
大木「誰がやってもいいんですけど、忘れてるんですよ皆さん、ひとりね」
南原「誰だよ!?」
大木「橋本真也を忘れてませんか」
(パネラー達爆笑)
南原「あっはっはっはっ!まだ、まだそこ」
玉袋「いいよ、忘れて」
博士「そのテーマはもう終わってんだよ」
大木「ち、違います、勝てるんですよ!(右手人差し指を前に突き出すポーズ)」
南原「来た、シュートが来た(大木のポーズを真似る)、ねじって出した、どうやって勝つの?」
大木「勝てますよ、いいですか、なんのルールでもいいですよ、ヒクソンのルールでもいいですけど、最後いきますよ」
南原「うん」
大木「もう水面蹴り一発で、ヒクソン後頭部打っちゃうでしょうね、おそらく」
(パネラー達笑)
玉袋「もう言ってることが小学生だよ」
若手芸人らしく、とにかく場を引っ掻き回すビビる大木。
南原「お前!お前、そう言いながら小川戦で負けたじゃねえかよ!」
大木「あれはしようがないですよ」
南原「なんで?」
大木「あれはしようがないですね、正直、あれは正直やっぱりこう、猪木が引っかかってたんですよ、橋本の中に」
南原「最後の技は?」
大木「最後はもう、だから、三角絞めもありますけど」
玉袋「DDTじゃないか?」
大木「DDTありますね、昔思い出してジャーマンなんてこともありますね」
南原「(半笑いで)ジャーマンで勝っちゃう?」
大木「橋本数年ぶりのジャーマン」
南原「はっはっはっはっ」
(和むパネラー達)
隣に居た、現在内村さまぁ〜ずのプロデューサー大内は一言も発さず、まさに空気でした。^^;
まだバカルディだった三村マサカズ
そして、三村にも話を振るナンチャン。みんなに話を振る名司会ナンチャン。
南原「え、三村は?」
三村「わかんないっす!」
(パネラー達立ち上がって総ツッコミ)
寺門「お前さ〜、だったら来るなよ!」
博士「(三村の腕を捕まえて)あのね〜、控え室に来てね、俺プロレスのことはほとんど知らないからって」
(パネラー達笑)
三村「言っちゃダメ!」
ビビるがかき回した後、さらにそれを放り投げてしまう三村。
まとめに入る水道橋博士
バラエティ番組らしくなってきましたが、リングの魂という番組としてバランスを取るべく、まとめに入る頼れる水道橋博士。
博士「船木か、桜庭か、っていう話はあるじゃないですか、でも実際的には船木に決まったじゃないですか」
南原「そう、やる人はね」
博士「で、まあ今までの実績を見れば、やっぱり桜庭のほうがちゃんと乗り越えて来てるじゃないですか、だから今ね、プロレスファンの心情の多くは、桜庭とやって欲しいっていう気持ちが大きくなりましたよ」
南原「うんうん、ストーリーはね」
博士「でもひとつ問題は、桜庭vsヒクソンでドームはどうか?っていうと、やはり船木vsヒクソンのほうが、ドームはいけるんじゃないかっていう、やっぱそういう・・・、プロレスラーとしてのね、幅、大きさ、あの〜、認知度、やっぱ船木のほうが上ったら上でしょ」
南原「いや、もう桜庭に出来たら勝ってもらいたい、っていう気持ちは今抑えといて」
博士「うんうん、もうしようがないんだもん、決まったわけだから」
南原「だから僕もそうですよ、ヒクソンを倒すのは日本人だってのは、そりゃやっぱ嬉しいですからね」
ナンチャンと水道橋博士の二人が、リン魂らしく話をまとまて次の予想へ・・・、と思ったところでヤツを忘れていました。
本当のかき回し役の上島竜兵
上島「ヒクソンってのは強いのか?」
(ざわつくパネラー達)
三村「そっからかよ!」
上島「そんなに言うくらい」
博士「すみません、この人、全日本しか知らないから」
南原「あっはっはっはっ」
と、強引に割って入った上島竜兵でしたが、このあと特に波風立てることも出来ずに終了。しかもまだ最初の予想ってことで、キレて帽子を叩きつけるのを温存する上島。^^;
あれから10年後、プロレスや格闘技を熱く語り合う番組がほとんど無いことがちょっぴり悲しいかな。この「リングの魂」を作っていた加地さんは、今「アメトーーク」を作っています。アメトーークで時々プロレスを取り上げているのを見ると、まだ火は消さないぞ、という覚悟のようなものを感じるんです。アメトーークにナンチャンが出て、プロレスを熱く語っている姿をちょっと夢見ている私がいます。
- 作者: 水道橋博士
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