笑いの飛距離

元・お笑い芸人のちょっとヒヒ話

アメトーークに呼ばれない寺門ジモン

「出川哲朗の俺をおいしくしろ!」の第8回目のゲストは、ダチョウ倶楽部と有吉弘行。

配信時間も1時間ありました。「リアクションの殿堂」というDVDが8月27日に発売されるので、そこでの裏話が主な内容でした。DVDが発売出来る嬉しさ、リアクション芸が今はテレビで出来ないからDVDでという寂しさ、両方の気持ちがとてもよく伝わってきましたね。

寺門ジモン えっ、これを食わずに生きてたの? (Lightning Books)

寺門ジモン えっ、これを食わずに生きてたの? (Lightning Books)

アメトーークに呼ばれない寺門ジモン

「出川哲朗の俺をおいしくしろ!」第8回。ゲストにダチョウ倶楽部と有吉弘行。

お互いの嫌いなところを言い合う場面で収拾が付かなくなり止めようとしたとき、

出川「じゃあ、お互いの悪口は止めましょうか」
寺門「よかった、俺の悪口は来なくて」
出川「(笑いを堪えながら)あっ、ジモンさんの悪口言ったら3人がリアクション・・・」
有吉「はっはっはっはっ」
出川「俺が怒っておきますから」
寺門「お前らは、ほんと悪口言いすぎだよ、外で」
有吉「(ニヤニヤしながら)ジモンさん、ほんとに悪口言うのは出川さんですよ」
出川「(慌てながら)違う!俺、悪口なんて、ジモンさん!俺はおいしく・・・」
有吉「ほらね、超あせってるでしょ」
肥後「あ〜っはっはっ」
出川「違う違う、俺は面白おかしく・・・」
寺門「お前がディレクターに言ってるんだろ!」
出川「ジモンさん!ジモンさん!俺はちゃんと面白おかしく」
寺門「俺はだからアメトーークの加地に絶対呼ばれないんだ!俺だけ加地に呼ばれない!
(有吉・上島大爆笑)
出川「アメトーークだって『ジモンさん特集やって下さい』って、加地さんに言ってますからね」
寺門「加地さんが言ったもん、『5年かかっても無理です』って言われたもん」
出川「やりすぎ(コージー)のネイチャージモンだって僕の発信ですからね、ひがしのり(東野)に焼肉屋で、あの人面白いって言って」
寺門「あ〜そうだ、あれはお前が偉いわ」
出川「俺は面白おかしくちゃんと、みんな芸人に言っているのに、この3人はほんとの悪口ですからね」
有吉「超必死でしょ〜」
肥後「必死、必死」
上島「なんでそんな汗びっしょりなんだよ」

出川、さんま御殿で肥後の息子と共演

肥後の息子はお笑い芸人でデビューして間もないのですが、すでにアメトーーク、さんま御殿に出演したんだそうです。

出川「あっ、昨日バカ息子と共演しましたよ」
肥後「どうだった?さんま御殿どうだった?」
出川「正直やっぱ・・・」
寺門「厳しいだろ?」
出川「やっぱ、一発目さんま御殿っていうのは緊張する・・・」
肥後「そりゃそうだよ〜」
有吉「そっか〜」
(肥後は息子と一緒に出るのは絶対に嫌だと語る)
有吉「息子、出たんだ〜」
寺門「まあ何も出来ないわな」
(寺門の言葉に有吉深く頷く)
出川「だって、でも息子すごいですよ」
寺門「何が?」
出川「今、芸暦まだ・・・」
肥後「何ヶ月だよ」
出川「何ヶ月なのに、もう出ている番組が大人気のアメトーークとさんま御殿」
寺門「すごいよな〜、お笑いエリートだよ、そりゃ」
出川「すっごい」
肥後「まずアメトーークでデビューして、高田文夫のビバリーヒルズに出て」
寺門「うわっ」
肥後「で、さんま御殿」
出川「すっげ〜」
肥後「4ヶ月ぐらいでそれ出たから」
出川「サラブレッドじゃん」
寺門「人生の頂点じゃないのか?」
肥後「ふっふっ、いや〜」
有吉「俺、全力でつぶす」
(肥後大爆笑)

寺門ジモンが、自分は呼ばれないアメトーークに芸暦そこそこの肥後の息子が出たことに嫉妬しているような言い方や、有吉の最後の毒舌がツボでしたが、配信中ずっと力を抜いていた上島竜兵が一番のツボでしたね。^^;

リアクション芸人の生き残りをかけて

で、ダチョウ倶楽部がリアクション芸人の高齢化により、その後継者に有吉を指名しています。配信の中でも上島竜兵が言ってましたが、雑誌のインタビューどこでも有吉が後継者だと答えているんだそうです。

お笑い芸人の生き方として、状況の変化に柔軟に対応して生き伸びるよりもコントならコント、リアクションならリアクション、その軸足を絶対に外さないお笑い芸人の方に、私はぐっと心を掴まれてしまいます。そうやってまっすぐ歩き続けていると、「笑う犬DVD」や「リアクションの殿堂」みたく、誰かが必ず見ていて、手を差し伸べて、DVDとして後世に作品を残せるんだろうなって。これは良い悪いではなくて、ほんとに私の好みでしかありません。

リアクションの殿堂 [DVD]

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