読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

笑いの飛距離

元・お笑い芸人のちょっとヒヒ話

東京の人は終電を気にしてお酒を飲む

博多華丸・大吉、今やすっかり注目の芸人となりました。特に、博多大吉さん。アメトーークで言葉の魔術師ぶりを発揮する前に、ヨシモト∞でもその片鱗を見せ付けていました。それを目の当たりにした私は、博多華丸・大吉の虜となり、ヨシモト∞で彼らが出演した放送分を片っ端からチェックする日々。それは2006年頃。
遅くして東京進出した博多華丸・大吉。東京にカルチャーショックを受けて、福岡との違いを語るというトークが非常に多くて、非常に面白くて、とっても興味深かったです。今回は、その中からお酒の飲み方の違いを語る博多華丸さん。

博多ルール

博多ルール

  • 作者: 都市生活研究プロジェクト[博多チーム]
  • 出版社/メーカー: 中経出版
  • 発売日: 2010/02/19
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • 購入: 6人 クリック: 40回
  • この商品を含むブログ (4件) を見る

博多華丸の悩み「終電怖い」

2006年5月2日の「ヨシモト∞」。ほっしゃん。司会の「芸人お悩み相談室」。

博多華丸・大吉が登場。出てくるなり相談する側だとイジられます。ほっしゃん。の後ろには相談し終わったアップダウン、井上マーの姿も。

ほっしゃん。「華丸・大吉の悩みはまずどちらから?華丸の悩みから」
華丸「ジャン!」
ほっしゃん。「『終電怖い』、落語の演目みたいな」
(スタジオ笑)
大吉「この辺にちょっと若さが無いんですけども」
華丸「元落研ですから」
大吉「ええ、聞いてください、聞いてください」

ほっしゃん。と博多華丸・大吉は同期で、お互いR-1ぐらんぷり優勝という共通点の多いためか、いい雰囲気で番組は進行。

終電間際の店内に漂うソワソワな空気

華丸「もう〜はやい、終わんのが」
ほっしゃん。「ぎゃはっはっはっはっ、そっか、どこ住んでるんやったっけ?」
華丸「え、横浜のほう」
ほっしゃん。「横浜やねんね」
華丸「はい・・・、まあいろいろあって、横浜なんですけども」
ほっしゃん。「お〜」
華丸「まあ〜、そのなんて言うんですか、ご飯食べに行って」
ほっしゃん。「まあ、お酒も好きやから」
華丸「そう!このなんて言うんですか、12時・・・前後になったらもう段々、段々、ソワソワなってく空気感というのは」
ほっしゃん。「ああ〜」
華丸「別に俺に限らず、店内中で漂ってくるわけで」
ほっしゃん。「あははっ、そうか、店じゅうに」
華丸「みんな帰らないかん、ソワソワとね」
ほっしゃん。「後輩おったらやっぱ先輩の終電をね、気使っとかなアカンし」
華丸「そうそうそう!『兄さん大丈夫です?』、それ言われるのもイヤやし、大体俺が行こかって言っといて、『ちょっと今日はごめん』みたいな」
ほっしゃん。「ああ〜」
華丸「これが九州男児として許せない!」
(スタジオ笑)

そして、福岡でのお酒の飲み方に話題は移ります。

福岡では終電を気にしたことがない

華丸「大体、福岡はもう街が、『中洲』っていうね」
ほっしゃん。「はいはい」
華丸「歓楽街、繁華街があるわけですけども、そっから、だいぶ離れた家でも2000円ぐらいの」
ほっしゃん。「タクシーで、深夜でも2000円ぐらいで行ける範囲なんや」
華丸「そうそうそう、ぐらいのとこで、まあまあ安い家賃で借りられるわけだから、気にしたことない!」
ほっしゃん。「そうか、横浜やったらどれぐらいかかんの?」
華丸「えっと〜、中目黒から9700円ですかね」
ほっしゃん。「ほ〜、あ〜、でも儲けてんねんやから、ええやんか〜」
華丸「はっはっはっはっ、(右手人差し指をあごにくっつけて)う〜ん、そうだろうか?」
(スタジオ笑)
大吉「なんであんた、今、シベリア文太さんのギャグ、勝手にパクったの?」
井上マー「パクったの?」
華丸「そう」
大吉「シベリア文太さんのギャグ、文太さんが今隠してるギャグ」
(スタジオ笑)
大吉「福岡時代、福岡時代にめちゃくちゃ流行ったの」
ほっしゃん。「流行ったの?」
華丸「そう」
大吉「福岡に文太さんがいらっしゃったとき」
華丸「そうそうそう」

シベリア文太は、ヨシモト∞でもアウェー感を作り出していました。^^;

シベリア文太のギャグは何も生み出さない

ほっしゃん。「どういうとき使うの?」
華丸「あの、文太さんって、かつぜつが悪いじゃないですか?」
ほっしゃん。「悪い、悪い」
華丸「パッって言われたときに、なんか言おうとしてもチャッチャッチャッってなるから、一番短くて噛まないセリフってことで、(右手人差し指をあごに当てて)『う〜ん、そうだろうか?』」
ほっしゃん。「あっはっはっはっはっ」
華丸「お茶を濁すギャグ」
ほっしゃん。「その場を切り抜けるギャグ」
大吉「これがもう、みんなに流行って、事務所の所長から禁止令が出たの」
華丸「そう」
ほっしゃん。「あっ、もうやりすぎやと」
大吉「『う〜ん、そうだろうか?』は何も生み出さない」
(スタジオ爆笑)
大吉「お前ら逃げるなと」
ほっしゃん。「逃げだから」
大吉「で、東京出てきて、文太さんに会ったとき『アレやってないんですか?』つったら、『まだ温存している』と」
華丸「はっはっはっはっ」
ほっしゃん。「寝かせてると」
大吉「それ勝手にパクったらいかんよ」
ほっしゃん。「いつ出そうとしてんねん、あの人〜」

博多大吉の横からの指摘や補足が小気味いいです。

ラーメンはお別れの合図

華丸「だから福岡、ジワジワとこの宴会の終焉というのはね、九州ではね、暗黙の了解がありまして、まああの、大体ラーメン」
ほっしゃん。「はいはい」
華丸「って言葉が出ると、まあお別れの合図」
ほっしゃん。「あ〜、シメみたいな」
華丸「シメっていうかね、『どうする、ラーメン行く?』みたいな」
ほっしゃん。「あ、ほな、もうそろそろここ出ようか、っていう」
華丸「そうそうそう!」
大吉「もうここで、全体的にやめようか」
ほっしゃん。「なるほど、僕ラーメンいらないから帰りますわ、とか」
華丸「いや、違う違う、そこは行くんよ」
ほっしゃん。「あっ、ラーメンは行くんや」
華丸「だからフェイドアウトな終わり方、はい、終電、パチン!じゃないんですよ」
ほっしゃん。「ほ〜ほ〜ほ〜」

当然、ラーメンはとんこつでしょう。

華丸「ラーメン行こうかって言ってから、またそっから!まあ段々、心の準備?この会の終わりの準備をしながら、ラーメン屋に行くんですけども・・・、そこに行ってから、またラーメンを頼むまでがまた」
ほっしゃん。「あっ」
華丸「1回、宴会がある」
ほっしゃん。「そこでこう〜、ビール飲んだりして」
華丸「ラーメン屋行って、行きながらも、ちょっとおでんと、焼き鳥・・・」
ほっしゃん。「サイドメニュー食べて」
華丸「そうそう、そっからまた宴会が始まるんよ、そこでラーメンを頼んだら!いよいよ、お別れの」
ほっしゃん。「ややこし!」
(スタジオ笑)
アップダウン阿部「ほんとにフェイドアウトなんですね」
華丸「そう、だんだん弱く」
(スタジオ笑)
井上マー「デクレッシェンド」

なるほど、福岡のラーメン屋にはそういった機能も果たしているんですね。

大吉「仲のいいラーメン屋さんとかは、普通にラーメン頼んでも出してくれんと」
ほっしゃん。「まだ早いと」
大吉「あの名セリフなんやったっけ?」
華丸「『ラーメンはお別れの合図』でしょ」
大吉「そうそう」
華丸「だから、ね、ラーメン屋さんにね、すみませんって入った瞬間にラーメン頼んだら、『なんやと?コンニチハと言った瞬間、サヨナラか』と」
ほっしゃん。「おお、もうお別れかと」
華丸「『そりゃないやろ、久々に来といて』」
ほっしゃん。「ラーメン屋さんは、ラーメン、はよ食うて帰ってくれたら楽やのにな」
華丸「回転上がるけど〜」
大吉「俺らが注文したら、『ラーメンは別れの合図やろが』」
(スタジオ笑)

同じようなことは、博多大吉も感じていたようです。

博多大吉「東京は何かとドライね」

華丸「名残惜しさをこうね、残したいのね」
大吉「何かとドライね、東京はね」
ほっしゃん。「あっ、やっぱそう感じる?」
大吉「感じる」
ほっしゃん。「終わりが」
大吉「終わりは電車がないから、はい、これまでと、あとお店が閉まり出すやん」
ほっしゃん。「あ、もうあの、目に見えて片付け出すよね」
大吉「そうそう、あからさまにガッシャガッシャね、まだね、こっちはあるのに」
ほっしゃん。「それは分かるわ」

あいだをとったら武蔵小杉

ほっしゃん。「じゃあ後輩と飲むときでも、やっぱり後輩に便利なとこで飲んであげんの?逆に、華丸が後輩と行ったときには(代金)出すねんから、毎回自分の家に近いほう、近いほうの店探して」
華丸「一応、なるべくあいだをとって、真ん中ぐらいってことで、『渋谷』とかにしとうけど」
ほっしゃん。「あ〜」
華丸「それでももうちょっと・・・、いや、もうちょっと近付いてったら『武蔵小杉』とか」
(スタジオ爆笑)
ほっしゃん。「行っちゃいますか、『武蔵小杉』行くぞ〜」

渋谷のヨシモト∞を見に来ているお客に合わせて、地名で笑いを取る博多華丸。数多くの営業をこなして自然と身につけた感覚のようなものを見ました。

出来たら終電乗りたくない

ほっしゃん。「ぎりぎりまで結構飲むの?その終電やったら」
華丸「ただその、終電っていったら、その終電の皆さんと一緒になるのが、ちょっとやっぱね・・・」
ほっしゃん。「ああ〜!」
華丸「やっぱ最後に詰め掛けた人はみんな、酒臭くて、僕が言うのもなんなんですけど」
大吉「お前もそん中や」
ほっしゃん。「混むし、ほんで」
華丸「テンション高いし、みんな」
ほっしゃん。「声でかいしね」

終電に限らず、酔った人と何十分も一緒に、閉ざされた空間の電車でひしめき合って帰宅するのは、私も正直御免こうむりたいですね。
あと、博多華丸さんが横浜から動かないのは、お子さんの転校を避けるためだと、別の放送で発言していました。引越しするときも学区内で探したそうです。そもそも横浜に住んだのも、東京の真ん中に行くのはちょっと怖いっていうことと、福岡に住んでた場所が姪浜(めいのはま)だったので、語感から横浜を選択したそうです。ネタか本当か分かりませんが。^^;

年齢学序説

年齢学序説