笑いの飛距離

元・お笑い芸人のちょっとヒヒ話

南原プロデュース

ウッチャンナンチャンの内村光良は、数多くの若手芸人をブレイクさせてきました。

代表的な例を挙げると、「気分は上々」で改名した海砂利水魚(くりぃむしちゅー)とバカルディ(さまぁ~ず)、「内村プロデュース」に出ていた有吉弘行、さらには「世界の果てまでイッテQ!」のイモトアヤコ。厳密には芸人ではありませんが、「ウリナリ」でブレイクした千秋の存在も忘れてはなりません。

司会だからといって横柄に振る舞ったりせず、若手たちがやりやすい空気を作ってチャンスを与える。つまり内村光良の「優しさ」に支えられて、彼らはブレイクしてきたわけです。しかしながら南原清隆にも若手たちを育ててきた実績があります。どうしても相方の影に隠れてしまいがちですが。

ウッチャンが「優しさ」ならば、ナンチャンは「厳しさ」と言えるかもしれません。視点を変えれば、「優しさ」は「無関心」に映ることもあるし、「厳しさ」は「愛情」と捉えることもできます。

ウンナンと同じ事務所(マセキ芸能社)に所属しているドロンズ石本さんは、そんなナンチャンについて「ピリッとする先輩がいるのはありがたい」と好意的に語っています。

ドロンズ石本「40才過ぎてもピリッとする先輩がいるのはありがたい」

ドロンズ石本を支える南原清隆の言葉「求められたことをやる」│NEWSポストセブン

ナンチャンが座長をしている舞台『現代狂言X』。その舞台の宣伝も兼ねたドロンズ石本さんのインタビュー記事になります。

お笑いを目指してこの世界に飛び込んだのに、それとは程遠いレポーターの仕事ばかり来る。理想と現実のギャップに悩んでいることを、石本さんはナンチャンに相談しました。すると「求められていることをちゃんとやらないとダメだよ。その仕事に対して失礼だ」とナンチャンは答えたそうです。

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