笑いの飛距離

元・お笑い芸人のちょっとヒヒ話

ボケ芸人のパターンについて熱く語る品川祐

品川庄司が出ている番組をかなり見ていた時期があります。「もしかしたら、私ファンかも?」ってぐらい。
GyaO時代の「よしもと∞」で、金曜レギュラーだった「品川庄司の90分」。私は、この配信を毎週欠かさず視聴していました。GyaOは過去配信のアーカイブも充実していたので、それも根こそぎ見ましたね。また、「内村プロデュース」にも何度も出演していた品川庄司。時にはマスクマンとして。

少し前の「アメトーーク」でやった企画、「どうした!?品川」。
すっかり落ち着いてしまった品川さんに、昔あったギラギラした気持ちを取り戻して欲しい!という思いで、東野幸治さんがプレゼンした魂の企画。もちろん私も見ました。非常に面白かったですし、いろいろ考えさせられました。放送後からブログに書きたい気持ちがずっと頭の片隅にありました。
だいぶ時間が経過してしまいましたが、今回は「どうした!?品川」について書かせて下さい。

アメトーーク! DVD 25

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品川祐ヒストリーはギラギラ期、調子ノリ期、どうした期の3期に分類できる

2012年9月13日放送の「アメトーーク」。東野幸治プレゼン企画「どうした!?品川」。

集まったメンバーは東野幸治、有吉弘行、陣内智則、インパルス板倉、千鳥、Bコースタケト、そして、ギンナナ金成。司会は雨上がり決死隊。
品川さんの芸人人生はギラギラ期、調子ノリ期、どうした期の3期に分類できる、と解説する東野さん。この3期に分けて作った年表がコチラ。活動内容を芸人と文化人で分けています。

ギラギラ期 芸人 文化人
1995年
 
4月 東京NSC1期生として入学
のちに「品川庄司」結成
 
1996年 4月 銀座7丁目劇場でデビューを飾る  
1999年 4月 テレビ朝日「ロンドンハーツ」の前説に抜擢  
2001年
 
 
5月 テレビ朝日「虎ノ門」ネタ対決で勝ち続け
番組レギュラーになる
10月 TBS「品庄内閣」初冠番組スタート
 
2002年
 
9月 テレビ朝日「虎ノ門」イキりすぎが原因で
レギュラーを降ろされる
 
  身体を鍛え始める  
2005年 12月 「M-1グランプリ」初の決勝進出   
調子ノリ期 芸人 文化人
2006年
 
11月 「ガンダム芸人」で名称を言い間違える
その後、スタッフに責任をなすりつける
8月 品川ヒロシ名義で小説「ドロップ」
出版
2007年 8月 ”おしゃクソ事変”勃発 8月 ブログ本「品川ブログ」出版
2008年
 
 
 
4月 「子供売れっ子vs子供人気なし芸人」で
”品川しゃべりすぎ”とカンペを出される
9月 「家電芸人」でTKO木本のトークを
横取りする
10月 フジテレビ月9ドラマ「ガリレオ」
に出演
10月 料理本「品川食堂」出版
 
どうした期 芸人 文化人
2009年
 
 
2月 フジテレビ「めちゃ×2イケてるッ!」
収録後に庄司と殴り合いのマジ喧嘩
 
3月 品川ヒロシ原作・脚本・監督作品
映画「ドロップ」公開
9月 小説「漫才ギャング」出版
2010年
 
  6月 旅行エッセイ「品川トラベラー」
出版
2011年
 
 
  3月 品川ヒロシ原作・脚本・監督作品
映画「漫才ギャング」公開
韓流スターみたいになる
2012年 4月 オシャレなパッケージのDVD発売 5月 品川女子学院で特別講師を務める

番組で触れなかった部分は、東野さんの後ろにチラチラ映る年表を一時停止して埋めました。^^;
私は、東京吉本の後輩として、元カリカの家城さんにも居て欲しかったです。というのは、年表の「」の頃に放送されたある番組で、品川さんに関するぶっちゃけトークを家城さんがしていて、それが個人的にすごいツボだったからなんです。

「一番調子に乗っているのは誰?」で品川祐に投票するカリカ家城

2005年3月2日放送の「ぶっちゃけ!ナインティナイン」。

普段ゲストをぶっちゃけさせることに命を燃やしているパネラー陣が、身内同士でぶっちゃけ合う「レギュラーパネラーぶっちゃけ合いSP」。女性パネラーは、さとう珠緒、梨花、青木さやか。男性パネラーは、雨上がり決死隊蛍原、品川庄司、カリカ家城。計7名のパネラー陣。司会はナインティナイン。
あらかじめ10個の質問が用意されていて、家城さんが指名されたときに選んだのが、「一番調子に乗っているのは誰?」。トータライザーで投票するシステムなんですが、品川さんに1票入っています。その1票は家城さんが投票。ちなみに残りは、青木さやかさん4票、梨花さん2票という結果でした。

矢部「品川に1票入ってるやん」
家城「僕ですね」
岡村「おおっ」
家城「いや、調子に乗ってるっていうか・・・」
品川「俺、昔とあんま変わんないでしょ?」
家城「(苦い顔して)う〜ん・・・」
(スタジオ笑)
矢部「しんどい?」
家城「優しいっちゃあ優しいんですけど、怖いんですよね」

この番組はゴールデンなので、楽屋では緊張してイメージトレーニングを繰り返している家城さん。その楽屋に品川さんがやって来たときのエピソードを。

家城「今日もやっぱり、僕まだ全然緊張するんで、こうイメージトレーニングしてたら(楽屋に)入ってきて下さいまして、今日はちょっと熱い感じで」
矢部「おお」
家城「お笑い芸人について、みたいな感じを多少話しつつ」
矢部「本番前に?」
家城「はい、で、僕ボケなんで、まあ品川さんもボケなんで、『どうですか?』みたいなことを聞いてたら、『ボケにはパターンがある』と」
矢部「ひゃっはっはっはっ」
家城「『2パターンある』と」
品川「(立ち上がり)ちょっと!ちょっと待て!」
(スタジオ笑)
品川「(家城を追いかけ)それはいい!それはいい!お前ふざけんな!」
梨花「何!?何!?聞きたい〜」

逃げる家城さん。追う品川さん。それを押さえ込む矢部さん。そんなワチャワチャがありながら、なんとか品川さんをなだめて、トーク再開。

ボケ芸人には2パターンある

矢部「ちょっ、2パターン教えてよ」
家城「『ひとつは戦車型だ』って言ってましたよ」
(スタジオ笑)
庄司「戦車型っていうのはどういうこと?」
家城「戦車型っていうのは、自分がグワーッと行って周りを巻き込んでく」
矢部「なるほど、なるほど、ガンガン攻めていくと」
家城「もうひとつが『グリーンベレー型だ』って言ってました」
(スタジオ笑)
岡村「グリーンベレー?」
家城「『綺麗にいろいろ立ちまわって、自分も言いつつ相手も言いつつで、行くんだ』と」
品川「(うな垂れながら)もうイヤ・・・くふっ」
岡村「なるほど、なるほど」
矢部「その2パターン」
品川「もうイヤ〜!(急に暴れ出す)」
庄司「うるさい!(品川の頭をペシッ)」
(スタジオ笑)

この世界には2種類のボケ芸人しかいない。「戦車型」と「グリーンベレー型」だ。

岡村「それは品川が考えた、ボケのパターンの、タイプやな」
家城「ほんで、僕はまだ迷ってるんでいろいろ、『あっ、そうですか、今日この場で言っていただいたら、僕どっちかのパターンで今日から頑張っていきます』と」
矢部「なるほど」
家城「『言ってください!』つったら、(妙に格好つけた口調で)『お前は地雷型だな』」
(スタジオ笑)
矢部「あれ!?3パターン!」
家城「はい、『なんすか!?地雷って!』って言ったら」
矢部「2パターンや、言うたのに!」
岡村「それは、踏まれるまでず〜っと(頭を抱えてしゃがむ)」
家城「踏まれるまでず〜っと静かにしとけ、みたいな感じなんですよ」
岡村「振られたときに、ボーンッと出る」
家城「はい、で、『ひどい!』って言って、それでもう出ていこうとしてるんで、『品川さんは何なんすか?』って聞いたら、『ま、グリーンベレーだな』
(スタジオ笑)
庄司「恥ずかしい!」
矢部「そんなこと言うてた?品川」
品川「もう・・・ほん・・・ふふっ」
(矢部に頭を叩かれる品川)
庄司「おい!グリーンベレーなんだろ」
品川「(家城を見て)お前もうイヤ!」
(スタジオ笑)

この後、庄司さんの恋愛事情もぶっちゃけるんですが、これも破壊力抜群。「家城さんのぶっちゃけ半端ない!」と私は感動しました。
説明するのは野暮かと思いますが、このエピソードを話すために家城さんは質問を選び、品川さんに投票しました。本気で調子に乗っていると思ったわけではなく、ネタとしてぶっちゃけたまでです。
でも、この家城さんの指摘は正しかったのかもしれません。なぜなら、「アメトーーク」の年表によれば、この番組が放送された2005年に品川さんのギラギラ期は終わり、翌年から調子ノリ期に移っていくわけですから。^^;
私が「どうした!?品川」企画で一番強く感じたことは、何かあったときに「どうした!?」と声を掛けてくれる人が身近にいるのって幸せ、ってことですね。

品川食堂 (ヨシモトブックス)

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