笑いの飛距離

元・お笑い芸人のちょっとヒヒ話

「夢で逢えたら」以前のウッチャンナンチャンとダウンタウンの強烈な絡み

2011年6月5日放送の「爆笑!大日本アカン警察」で、ダウンタウンとナインティナインが14年ぶりに共演します。

この放送はお笑い史において必ずや記される事件であることに間違いなく、もし見逃すようなことがあったりしたら一生の後悔もんです。この話題を知り、ダウンタウンとナインティナインに関することをあれこれ思い出していたんですが、やはりここはウンナンファンのブログらしく、ウッチャンナンチャンも絡めたい。

というわけで、7年前の「ナインティナインのオールナイトニッポン」で披露されたフリートークを今回は紹介させて下さい。

「ナイナイサイズ」のロケ現場でのまさかの出会い

2005年11月17日放送「ナインティナインのオールナイトニッポン」(ニッポン放送)

パーソナリティはナインティナイン(岡村隆史・矢部浩之)。

オープニングトークで、「ナイナイサイズ」のロケ現場で、まさかの出会いがあったことを語り始める岡村隆史。

岡村「先週?先週の金曜日か、金曜日にサイズのロケがあって、『ナイナイサイズ』の」
矢部「うん」
岡村「ロケやってて、だいぶしてからかな?スタジオみたいなとこ移動して、ちょっと休憩時間があったんで、休憩してたんですね」
矢部「はい」
岡村「スタジオの中がタバコ吸えないって言うから、外でタバコ吸うてたら、なんかこう……ずっとロケには居てはったんですけど、ギャラリーなんかなと思って、その人」
矢部「うん」
岡村「女性ね、主婦、小奇麗な感じの主婦みたいな人がずっと居てて」

するとその女性が、休憩中の岡村さんのところに近づいてきます。

女性「私、おきゃんぴーなんです」

(女性の発言は岡村さんが再現)

岡村「ほんで、普通に外でタバコ吸うてたら、その人がスゥーって来て」
(女性)「あの、すみません、挨拶……しようしようと思って遅れました」
岡村「って言って」
矢部「うん」
岡村「なんかその、ロケ先の方かな~と思って、『あ、どうも』って言ったら」
(女性)「私、あの~、おきゃんぴーなんです
(作家の小西さん笑)
岡村「『え!?』ってなって」
矢部「おきゃんぴー!?」
岡村「『えっ、おきゃんぴーって、あのおきゃんぴーさんですか?』って言うたら」
(女性)「そうなんです、おきゃんぴーなんです」
岡村「『え~!』ってなって、ほんで、『なんで……ですか?』って言うたら」
(女性)「いや、あの、今日実は、一緒にロケやってるのが、娘なんです」
矢部「ほぇ~」

まさかのおきゃんぴー。ロケで一緒だった娘さんのダンスのレベルを褒めつつ話を進めます。

岡村「『もう今は……』って言ったら」
(女性)「いや、もう全然解散して、あの、私がもう結婚するんで解散して、今日は相方にも一応電話して、ナイナイが来るからって」
矢部「ははははっ」
(女性)「来ればって電話して、行く行くって言うてたんですけど、ちょっと仕事の都合で行けなくなって」
岡村「って言うて、まっ、来てくれてたらオモロかったけどな~、おきゃんぴー見れるって」
矢部「出演ですね、もう」
岡村「そうやで~」
矢部「おきゃんぴー揃ってれば」
岡村「ほんで、その方は落語家さんと結婚してはるらしいねん」
矢部「へ~」

この後のトークで、私の眠気は一気に覚めます。

おきゃんぴーと一緒になる機会が多かったウッチャンナンチャン

矢部「おきゃんぴー、すごいな~」
岡村「おきゃんぴーに会えるなんて、なかなかないで~」
矢部「見てた人やからな~」
岡村「『おきゃんぴーさんってアレですよね、冗談画報とか』」
(女性)「あ~、そうですそうです」
岡村「って言うて」
矢部「うん」
岡村「あの『ひょうきん予備校』とか出てはってん、おきゃんぴーさんは」
矢部「すごいね~、それ」
岡村「すごいやろ、ほんで、あのいろいろ話を聞いて、『同期っていうと誰なんですかね?』つったら」
(女性)「でもあの、ウッチャンナンチャンとかとはよくお仕事してました
矢部「当時ね、同世代やねや~」

その頃に活躍していた女性芸人のことで盛り上がるナイナイ。

岡村「だから、え~、ピンクの電話、おきゃんぴーとか、女性のお笑いって言うたらもう、おきゃんぴー……あっ!チャイルズ、ほんで、チャイルズ居てはった」
矢部「そっかそっか」
岡村「チャイルズ」
矢部「(磯野)貴理子さん」
岡村「貴理子さんとこのチャイルズ、ピンクの電話、おきゃんぴーや」
矢部「うん」
岡村「強烈に覚えてるよ、おきゃんぴーっていうのだけ、名前は」
矢部「覚えてるね」
岡村「ピンクの電話、チャイルズはなんかいいとも……なんていうの、青年隊じゃないけど」
矢部「ちょっとその、アイドル半分入ってる感じやったもんね」

話は止まらず、お笑い第三世代のついて語り始める岡村さん。

お笑い第三世代について大いに語る岡村隆史

岡村「で、聞いたら、『ひょうきん予備校』やってて、ほいで、なんて言ってたかな?『冗談画報』もそうやろ」
矢部「うん」
岡村「ほんでね、今田さんとか、東野さんとかとも一緒に、あれほら『冗談画報』って大阪でやってないから、東京来てこんな番組あるよってビデオもらって、見たんですよ
矢部「うん」
岡村「ほんなら集団コントみたいな、ウンナンさんが言うたら芯で、なんかいろんなシチュエーションコントみたいなやってんねんけど、そこに今田さんとか、東野さんも入ってやってる
矢部「あ~、あった、あった」
岡村「で、『ひょうきん予備校』って言ったらダウンタウンさんも出てたから、そういう世代の人たちですよ」

ここからさらに、当時のダウンタウンとウッチャンナンチャンの関係性について語り出す岡村さん。

西のダウンタウン、東のウッチャンナンチャン

岡村「あの時代やっぱすごい、だから多分、ウンナンさんが居てるってことはあれでしょ?え~、西はダウンタウンさんで、東はウンナンさんで、そこにB21スペシャルとか
矢部「うん」
岡村「ほんで、あっ!爆笑問題もや、爆笑問題、パワーズ
矢部「うわ……パワーズ懐かしいな~」
岡村「鮫島くんとかは違うのかな?パラパラパラパラパッコンパッコンパッコンっていう」
矢部「あっ、ギリで入るかも」
岡村「まあ知らんやろな、今聞いてる人、キョトーンやろな」
(作家の小西さん笑)
岡村「あっ、ちびっこギャング、そうやわ~」
矢部「すごいね」
岡村「すごい時代やで~、で、そこに!あの圭修さん(清水圭・和泉修)とかも入ってたん
矢部「うん、関西からね」

そして、岡村さんによる今でも忘れることが出来ないウンナンとダウンタウンの強烈な絡みの話に。

「夢で逢えたら」以前の東西対決ネタ番組での出来事

岡村「東西対決みたいなんで、ゴールデンでやってんの見たもん」
矢部「うん」
岡村「すごかってん……そんときに俺らはまだ、あんまウンナンさんとか知らんかってんけど、そこで……あっ、でも東はウンナンさんって人がドーンと居てて、西はやっぱダウンタウンさんやねんな~って、そこの絡みがすごかった、俺強烈に覚えてて」
矢部「うん」
岡村「ウンナンさんにまず、誰がMCやってたか覚えてないねんけど、そういうネタ番組やってん、東西の」
矢部「ああ」
岡村「そんときにウンナンさんが、『どうですか?ダウンタウンさんは』って言うたら、『いや、もうすごい、面白いですね』って言うて、もちろん『夢で逢えたら』とかが始まる前やで」
矢部「前身やからね、それの」
岡村「そうそうそう、『いや、面白いですね~』って言うてて、『じゃあ、あの~、どうですか?ダウンタウンさんはウンナンさんを見て』って言ったら」
矢部「うん」
岡村「松本さんが、『チッ!』(舌打ち)って言うたん
矢部「あははははっ!」
岡村「そこで大爆笑やってん」
矢部「はははっ、キャラクターやからね」
岡村「やっぱ、すげ~な~って、そのときの、そのときのおきゃんぴーに会えてるわけですからね」

このネタ番組がなんなのかは分からなくて、ウンナンとダウンタウンがほとんど面識が無い状態でのやりとりだったのかは定かでないのですが*1、両者の対応の仕方がいかにもらしくて、最後はニヤニヤが止まりませんでした。

この2組以上にヒリヒリする出来事があったナイナイとダウンタウン。今回の「アカン警察」での共演がどうなるか……ドキドキが止まりません。でも「世界の果てまでイッテQ!」の裏番組なんですよね……

*1:あとから教えてもらった情報によると、このときすでに両者は面識があり、そういう関係性のなかでの、つまり完全なボケとしての舌打ちだったそうです。