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笑いの飛距離

元・お笑い芸人のちょっとヒヒ話

「家政婦のミタ」大ヒットを影で支えたリサーチャーという存在

お笑い以外

先日放送のドラマ「家政婦のミタ」最終回。視聴率がなんと40%を越えました。
注目ドラマの最終回ということで期待されてはいましたが、まさか30%を軽く超えて、40%まで行くとは思いませんでしたね。途中から「ヒルナンデス!」でも大プッシュを始めて、アシスタントの水卜(みうら)アナ扮する「家政婦のミト」が登場したりもしました。^^;
「家政婦のミタ」最終回が放送される4日前、12月17日放送のTBSラジオ「鈴木おさむ 考えるラジオ」。このときのテーマがちょうど「テレビドラマを考える」でして、もちろん「家政婦のミタ」についても話題にのぼりました。

「家政婦のミタ」DVD-BOX

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鈴木おさむ考えるラジオ「テレビドラマを考える」

2011年12月17日放送の「鈴木おさむ考えるラジオ」。

パーソナリティは、放送作家鈴木おさむ。アシスタントは、TBSアナウンサー出水麻衣。ゲストに、ドラマ「マルモのおきて」や「フリーター、家を買う」などのプロデューサー橋本芙美(はしもとふみ)。
今回のテーマは、「テレビドラマを考える」。

鈴木「今週のゲストは?」
出水「はい、プロデューサーの橋本芙美さんです、1979年生まれの32歳、2002年共同テレビ(フジテレビ系列)に入社、アシスタントプロデューサーを経て、2008年『絶対彼氏〜完全無欠の恋人ロボット〜』をプロデュースし大成功、そのあとも『メイちゃんの執事』、『フリーター、家を買う』、『マルモのおきて』など大ヒットドラマを次々世に送り出していらっしゃる方です」
鈴木「よろしくお願いします」
橋本「よろしくお願いします」

橋本さんの経歴を追いながら、ドラマを作る上での苦労や信念などを尋ねていきます。途中リスナーからの声を聞いて、今と昔のドラマを比較したり、民放とNHKのドラマの違いについて意見を交わしたりも。
そして、TBSの強力なドラマ「JIN -仁-」の裏で、「マルモのおきて」を立ち上げるときの心境について聞いていきます。

「JIN -仁-」の裏で「マルモのおきて」を立ち上げるときの心境

鈴木「『マルモ(のおきて)』のお話をね、いろいろと聞きたいんですけど」
橋本「はい」
鈴木「裏が超強敵だったじゃないですか、『JIN -仁-』で」
橋本「はい」
鈴木「で、その裏でやらなきゃいけないっていう、イヤじゃないですか、普通」
橋本「そうですね、ふふふっ」
鈴木「ねえ、あんだけフルキャストで、裏が『JIN -仁-』だって分かってて、僕だったら超ブルーになるんですけど」
(出水・橋本笑)
鈴木「あの〜、どうでした?」
橋本「いや、もう、爆死覚悟って、みんなで笑いながらやってましたね」
鈴木「ほぉ〜」
出水「そうなんだ〜」
橋本「2桁取れたらすごいんじゃないか、っていう」
鈴木「なるほどね、裏が強いからね、強いから逆に振り切れるという」
橋本「そうですね、逆に気持ちが楽になりましたね」
出水「TBSはその〜、『マルモ』がどんどん上がってくるもんだから、みんなだんだん元気がなくなってきちゃって」
橋本「そんなことは、ふっふっふっ」
出水「ホントに、ふふっ」
鈴木「そうですよ〜」

「マルモのおきて」第2話が、スポーツ中継の影響で放送時間が遅れたんだそうです。そのおかげで「JIN -仁-」とかぶらなかったのがラッキーだったと語る橋本さん。さらに「JIN -仁-」の裏っていうのが、逆に宣伝になったのかもしれない、と。

「マルモのおきて」 DVD-BOX

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番組後半、今もっとも注目されているドラマ「家政婦のミタ」の話題へ。

「家政婦のミタ」と「フリーター、家を買う」の共通点

鈴木「『(家政婦の)ミタ』の1話を見たとき、どう思いました?」
橋本「あの、初めはやっぱりキワモノかな?って思ったんですよね」
鈴木「うん」
橋本「でもやっぱり、ダメなお父さんっぷりがすごいいいし、あれが実はその等身大のなんか、今のあの歳の男性なのかもしれないし、だからそこが、家族がちゃんと描けてるってのが見てるうちにだんだん分かってきて、そこがやっぱりみんな見るんだろうな〜って」
鈴木「あっ、僕思うんですけど、『ミタ』って意外と『フリーター(、家を買う)』と共通点ありますよね」
橋本「あ〜」
鈴木「あの〜要は、俺最初ね、あの家族がダメすぎて何だよ!とかって思ったんだけど、でもなんかいろいろ聞いてると、あれがすごくリアルな」
出水「はい」
鈴木「やっぱね、ミタさん以外、感情移入するとこねえなって思って見てたんだけど、実はあれがすごくリアルな家庭だったりとかして」
出水「はい」
鈴木「『フリーター』も、家庭の描写すごくリアルじゃないですか」
橋本「はい」

ここで耳慣れない言葉を口にする鈴木おさむさん。

リサーチャー喜多あおいってナンだ!?

鈴木「そういう意味でいくと、ミタさんっていう強烈なキャラクターは違うかもしれないけど、でもなんか家庭の状況設定がすごく今」
出水「なるほど」
鈴木「リサーチしてますよね、しかもリサーチャー同じなんですよね」
橋本「(気付かれたという風で)あっ」
鈴木「そうなんです、これね、リサーチャーっていう・・・」
出水「ドラマにもリサーチャーいるんですか?」
鈴木「いるんです、これね、ジーワンの喜多あおいっていう非常に優秀なリサーチャーがいまして
橋本「はい、素晴らしい」

喜多あおいさんについての説明が続きます。

鈴木「僕大好きで、バラエティでずっとやってるんですけど、バラエティでね、元々『なるほど!ザ・ワールド』やってた人で、面白い人なんですけど」
出水「はい」
鈴木「この人は僕とずっとバラエティもやってたんだけど、あるときドラマに行き始めたんですけど、多分ね、ドラマで一番最初は『ハケンの品格』ですよね」
出水「あ〜」
橋本「そうでしたね」
鈴木「『ハケンの品格』で、調べてくれって言われたんだって、ドラマのプロデューサーに呼ばれて」
出水「へぇ〜」
鈴木「派遣のOLさんがどういうことをしているのか」
出水「はい」
鈴木「コーヒーメーカーが壊れてどのくらいケンカになるか、とか」
(出水・橋本笑)
鈴木「そうやって派遣の人に聞き込みをした、つって、だから俺は『ハケンの品格』を見たとき、いっこ新しくなったなって思ったの」
出水「ほぉ〜」
鈴木「で、『フリーター』のときもそうですよね」
橋本「はい、そうです」
鈴木「やってるんですよ、喜多あおいっていう女の人がやってて、それで『生まれる』のときもがっつりやってもらったの」
出水「ちょっと世相を反映する・・・」
鈴木「だからね、ちゃんとね、リアリティーをすごくなんか・・・だからあの『ミタ』の中の、ある意味ヒーロードラマになってしまいがちなモノのところに、リアリティーがすごくあるのは、そこの作り方がいっこありますよね」
橋本「そうですね」
出水「へぇ〜」

鈴木おさむさんとプロデューサー橋本芙美さん、どちらからも絶賛の喜多あおいさんというリサーチャー。
「家政婦のミタ」に限らずヒットというのは、いろんな人の貢献によって生まれることを教えてもらいました。

プロフェッショナルの情報術 なぜ、ネットだけではダメなのか?

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