笑いの飛距離

元・お笑い芸人のちょっとヒヒ話

1つ1つの仕事を丁寧に全力でこなせ

「アメトーーク」などで見せた毒舌やあだ名の命名が注目されたことで、再ブレイクを果たした有吉弘行。

ターニングポイントは、この番組でしょう。

2007年8月23日放送「アメトーーク」(テレビ朝日)

「売れっ子だらけの夏祭りSP」、俗に言う「おしゃクソ事変」が起きた回です。

ひな壇にいる売れっ子たちに、自分みたいな一発屋にならないための講義をする有吉さん。ムーディ勝山さんが真剣に聞く姿が印象的でしたが、当然のようにあだ名を付ける流れに。そのときひな壇にいた品川さん(品川庄司)に「おしゃべりクソ野郎」と名付けたら、スタジオは爆笑。

2008年あたりから再ブレイクが現実のものとなり、有吉さんのバラエティ番組への出演が増え始めます。

ちなみに、2008年のお笑い界の出来事をいくつか挙げると、この年の「FNS27時間テレビ」は明石家さんまさんが司会を務めました。秋から「ザ・スリーシアター」のレギュラー放送開始。「アメトーーク」特番には、小島よしお、藤崎マーケット、エド・はるみ、世界のナベアツらが売れっ子芸人として登場しました。年末の「M-1グランプリ」で敗者復活から勝ち上がったのがオードリー。キングオブコントが始まったのもこの年でした。

そんな時期に配信された「内村さまぁ~ず」に登場した有吉さん。

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