笑いの飛距離

元・お笑い芸人のちょっとヒヒ話

近藤芳正は東京サンシャインボーイズ出身ではなく、元ダチョウ倶楽部のメンバー

「バンダラコンチャ」の舞台「HUG!~ステレオサウンズ」が、2012年5月26日から6月2日までの間、東京の紀伊国屋ホールで公演が行われます。

「バンダラコンチャ」とは、俳優の近藤芳正(こんどうよしまさ)が立ち上げた演劇ソロユニットのことで、3回目(サードアルバム公演)となる今回の舞台には、ウッチャンナンチャンの南原清隆も出演します。

この公演の約1ヶ月前、TOKYO FM「よんぱち」のゲストに近藤芳正さんが登場。このとき、近藤さんとナンチャンを結ぶ意外な縁が明らかに……

近藤芳正はダチョウ倶楽部の前身であるキムチ倶楽部に在籍していた

2012年4月13日放送放送「よんぱち 48hours」(TOKYO FM)

パーソナリティは鈴木おさむ。
アシスタントは柴田幸子。
ゲストは近藤芳正。

今まで勘違いをしていたと明かす鈴木さん。

鈴木「三谷幸喜さんの劇団『東京サンシャインボーイズ』という劇団があったんですけど、その舞台、すごく名作……西村雅彦さんと2人でやった『笑の大学(わらいのだいがく)』とかもそうなんですけど」
柴田「はい」
鈴木「すごくたくさん出られてるんで、劇団員、サンシャインボーイズ出身なのだろうと思っていたら、そうではない」
近藤「はははっ、そうではないんです、客演なんです」

ここで意外なお笑いコンビの名前が。

鈴木「ウソかホントか分かりませんけども、ダチョウ倶楽部の前身の、キムチ倶楽部……」
近藤「そうなんです」
鈴木「あっ」
近藤「ホントなんです」
柴田「あっ、そうなんですか~」
鈴木「それ、ホントなんですか?キムチ倶楽部に在籍って」
近藤「はい」
鈴木「誰がいたんですか?キムチ倶楽部には」
近藤「あの、昔いらっしゃった南部さん(電撃ネットワークの南部虎弾)とか」
鈴木「南部さん、あとダチョウの3人」
近藤「ダチョウの3人と、あともう2、3人いました、男7、8人ぐらいでクラブでコントしたりとか」
鈴木「へぇ~!」
近藤「やってましたね~」
鈴木「まったく芸風が……」
近藤「ふふふっ」

ダチョウ倶楽部は元々4人組で、そこに電撃ネットワークの南部さんが居たのは有名な話で、私も知っていました。

でもまさかその前もあって、近藤さんが在籍していたとは驚きです。

鈴木「たまにお会いしたり、テレビでお会いしたりしたことあります?」
近藤「前になんか……僕の関連で出ていただいたことありましたね」
鈴木「はい」
近藤「肥後ちゃんとはかなり、僕あの~、渡辺正行さんのお芝居でずっとお世話になっていましたので」
鈴木「はいはい」
近藤「それで肥後ちゃんとか一緒によく芝居してましたので、肥後ちゃんは仲良いんですけども、あとの2人はそんなには」
(スタジオ笑)

今回の舞台に、ナンチャンが出演することになった経緯について聞きます。

南原清隆は「ラ・ママ新人コント大会」のときからの知り合い

鈴木「なんで南原さんとやることになったんですか?」
近藤「ナンチャンは、昔にその、僕がキムチ倶楽部に居た頃とかに
鈴木「あ~!」
近藤「結構、コミュニケーションありまして」
鈴木「あの頃から!」
近藤「はい、なんとなくしゃべったりなんかしてまして、それで、ナンチャンは狂言とか書かれたりしてるんですよね」
鈴木「はいはいはい」
近藤「それであの~、今回こういう企画をナンチャンと一緒にやりたいんだけれども、と言ったら、『あ、喜んで』ということで」
鈴木「(深く納得するように)う~ん」
近藤「ナンチャン作、していただいて、僕が演出をするという、はい」
鈴木「へぇ~」

もうウンナンがデビューした頃からの知り合いなんですね。

鈴木「南原さんと舞台やられるのは初めてですか?」
近藤「初めてです」
鈴木「どんな感じですか?顔合わせ終わって、もうそろそろ稽古が」
近藤「もう、本も書いていただきまして、えっと~、『あきらめた僕たち』っていうひとつの題名があるんですけど、いくつかのオムニバスの中で」
鈴木「はい」
近藤「50(歳)になるといろいろと、これまであきらめたモノっていろいろと出てくるじゃないですか?」
鈴木「はいはい」
近藤「昔は野球選手になりたかったりとか、ギター弾き始めたんだけど、すぐあきらめたりだとか、陶芸をやろうと思ったんだけど上手くいかなかったりだとか」
鈴木「ええ」
近藤「あきらめたモノが自分の分身としてドンドン出てきて、自分自身を責めていくっていうのがあるんですけど」
鈴木「へぇ~!」
近藤「ちょっと哲学的な部分もありながら、それがコメディになってて面白いんですよ、ナンチャンすごいな!と思って」

この話を受けて、ウンナンが初期の頃に、舞台でしかやらなかったコントについて語り出す鈴木おさむさん。

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ウンナンが舞台でしかやらなかった名作コント

鈴木「ウッチャンナンチャンさんのコントって、テレビでやってたコントもありますけど、ライブでやってたコントで、けっこう切なく終わったりするのって、昔あったんですよ
近藤「あ、そうなんですか~」
鈴木「はい、その昔、けっこう名作だって言われたのがあってですね、ライブだけでやったと思うんですけど、内村さんが婚約をしていて、いきなりその家に(嫁の)お兄さんである南原さんが訪ねてくるんですけど」
近藤「ええ」
鈴木「南原さんがミカン……えっと、愛媛?向こうのほうですよね、確か」
近藤「そうですそうです、香川」
鈴木「香川ですよね、でなんか、ミカンのむき方を教えるみたいな、ただただ内村さんにミカンのむき方を、ミカン農家だから教えるみたいな、もうずっとそれで、ノリのコントですよね」
近藤「はい」
鈴木「南原さんの動きが面白いみたいなコント、で、(内村)『お兄さん、よろしくお願いします』みたいなね、結婚するから」
柴田「はい」
鈴木「内村さんのお兄さんになるわけだよね」
柴田「ええ」
鈴木「っていう話なんですけど、最終的にパッと南原さんがいなくなって、(内村の嫁から)電話がかかってくると、『実は今、お兄ちゃんが事故で死んだの』っていう」
柴田「ええ……」
鈴木「最後に、その、なんか死ぬ直前に、そこに亡霊として出てきて、なんかメッセージを伝えていった……みたいな!」
(近藤と柴田唸る)
鈴木「そこまで大爆笑なのに、そこでシュッと終わるのが、ウンナンさんのなんかそういう……」
柴田「へぇ~」
鈴木「だから、今の聞いて、ちょっとこう南原さんの書くモノって、ドキッとする感じもありますよね?」
近藤「あります、結構ね、いろいろ何回も打ち合わせ重ねたんですけど、もっと笑いがなく哲学的なモノもあったりして」
鈴木「へぇ~」
近藤「こちらがビックリさせられるぐらいなんですけども」

私はウッチャンナンチャンのファンを長くやっていますが、このコントの話は初耳でした。そう言えば、この前の内村光良一人舞台「東京オリンピック生まれの男」にも、後半にそんな要素が入ってたな~としみじみ。