笑いの飛距離

元・お笑い芸人のちょっとヒヒ話

オードリー若林はエレファントカシマシが好き

TOKYO FM「よんぱち」に、オードリー若林がゲスト出演しました。

この番組のパーソナリティは、放送作家の鈴木おさむ。今年の8月5日からグローブ座にて、鈴木おさむ脚本・演出の舞台「芸人交換日記」が始まります。それにオードリー若林と田中圭が、お笑いコンビ役として出演するのです。

今日はその宣伝ということで若林さんはゲストに呼ばれたので、この舞台とは全く関係ない春日さんは阿佐ヶ谷でお留守番だそうです。

オードリー若林、名前はマサヤス

2011年6月17日放送「よんぱち 48hours」(TOKYO FM)

パーソナリティは鈴木おさむ。
アシスタントは柴田幸子。
ゲストはオードリー若林正恭。

登場するなり、下の名前が気になる鈴木さん。

鈴木「若林君、若林正恭(マサヤス)って名前なんですね」
若林「『マサヤス』って名前なんですよ、ふふふっ」
鈴木「ふふっ、若林正恭ってのが原稿に書いてあって、あっ、『マサヤス』って言うんだって」
若林「そうなんですよね、長いんですよね、名前が」
鈴木「『マサヤス』って言う(呼ぶ)のは誰がいます?家族?」
若林「家族ですね、主に」
鈴木「友達はどっちでしたか?」
若林「友達は、『マサヤス』って呼ぶ人いなかったですね、『ワカバヤシ』とか、『ワカ』って感じですね、先輩とかも」

今日のテーマは「家族に面と向かって言えないコト」。

お笑い芸人として全く芽が出ていない頃、親父から「実家に上がるな」と言われたことで家を出て行ったりしたので、親とはかなり疎遠であったことを明かす若林さん。

「M-1グランプリ2008」準優勝でやっと親父に認められた

若林「やっぱり親の気持ちになったら、大学まで出させたってのも分かるんで」
鈴木「うん」
若林「で、(家を)出て、そのあとの2008年のM-1グランプリで、準優勝になったことがあるんですけど」
鈴木「うんうん」
若林「その明けた1月、正月に、親父が『帰って来い』つって、ようやく実家に上がれるようになって、そのときになんか……やっぱM-1効果っすね、親父が『よくやった』みたいな
鈴木「あはははっ」
若林「今まで口も何年間もきかなかったのに、偉そうになんか、自分で漫才のネタみたいの書いて渡してきて」
鈴木「ははははっ、親ってそういうもんだよね」
若林「そうですね~」
鈴木「今、仲良いですか?」
若林「今すごい仲良くて、いろいろ話しますね」

このあと親に褒められたい願望があると語る若林さん。そんなことを思う若林さんを珍しがる鈴木おさむさん。

鈴木「舞台とかって、観に来るのかな?」
若林「それが来るんですよ、2人(両親)とも」
鈴木「マジで?ふふふっ」
若林「真っ先になんか『行きたい』つって、で、僕ちょうど、この『芸人交換日記』の中身が」
鈴木「うん」
若林「結構こう、青春をもがくんで、2人はね、僕のことをまだね、プラプラしてただろうと思ってるんです」
鈴木「あ~、なるほどなるほど」
若林「この20代を」
鈴木「どんだけ苦しんでたかを分かってない?」
若林「全然、分かってないんですよ」
鈴木「あはははっ」
若林「だから、この『芸人交換日記』でね、こういうことだったんだぞ!っていうのをね」
鈴木「はははっ、知らしめてやりたいと」
若林「そうです、だから来る日はね、ちょっと力入っちゃうかもしれないです」

さらに春日さんは観に来るのか。やっぱそれが一番気になりますね。

ここで、若林さんのリクエスト曲が流れます。その曲は、エレファントカシマシ「笑顔の未来へ」。

若林のリクエスト曲はエレファントカシマシ「笑顔の未来へ」

鈴木「(曲を聴いたあと)エレカシ好きなんですか?」
若林「エレカシ好きで、日比谷の野音とかだと、ライブだと音が漏れてくるんですよね、外に」
鈴木「うん」
若林「だからお金ないときは、よく野音に通い詰めてましたね
鈴木「あはははっ」
若林「焼きそばだけ買って、外で盗み聴きするっていう、エレカシを、ふふふっ」
鈴木「エレカシか~、そうか、エレカシもやっぱアリだな、丁度ね」
若林「はい」
鈴木「今その、『芸人交換日記』の音楽を1曲ね」
若林「あ~」
鈴木「ちょっとテーマ曲を決めようと思って、それでまあ、あの~、いろいろと権利関係もあるんだけど、なんか1曲決めなきゃってず~っと思ってて、何が良いかな?何が良いかな?って、1曲候補はあるんですよ」
若林「はいはい」
鈴木「確かにエレカシもアリかもしれないですね」

All Time Best Album THE FIGHTING MAN

All Time Best Album THE FIGHTING MAN

エレカシ愛が止まらない若林

若林「エレカシいいんですよ、ドキュメンタリーがあって、曲を作るときの」
鈴木「うん」
若林「ず~っと追う、なんか、1回すごい稼いで、一気にお金がなくなっちゃったみたいなんですよね、大人のなんかで」
鈴木「うんうん」
若林「それで普通の公団住宅みたいなところに、今住んでて」
鈴木「今?」
若林「電車でいろんなとこ行くんですよね、宮本さんって」
鈴木「あっ、そうなんだ」
若林「それがすっごい面白かったんですよね」
鈴木「へ~、エレカシでなんの曲が好きですか?」
若林「いや、やっぱり僕は『今宵の月のように』とか、そういう代表曲もなんですけど、『笑顔の未来へ』も好きですし、最近の曲も結構好きですね」
鈴木「ちょっと聞き直してみます、エレカシ」
若林「はい」
鈴木「やっぱ演者のね、気持ちが入ったほうがいいんで」

果たして、舞台「芸人交換日記」のテーマ曲は何になるのか?まさに「刮目(かつもく)せよ!」ですね。