ダイノジ大谷が数十年ぶりに父と再会したときの話

ダイノジ大谷さんがブログで、父親になった今と生い立ちを語っていますが、ぜひ一度読んでみて欲しいです。

ダイノジ大谷の「不良芸人日記」: 不良芸人日記

ヨシモト∞でも自身の生い立ちを語ることが多かったのですが、それを全て笑い飛ばしていましたね。「生まれてから４年ほどで蒸発した」父と数十年後に再会したときの話もそんな感じで、人生って不思議ね、って思ったものでした。

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真面目でしっかり者の弟

ダイノジの「ヨシモト∞」。

大谷「俺いい加減ですけど、弟は真面目なんです、めっちゃくちゃ」
おおち「超しっかりモンだよ」
大谷「もうめっちゃくちゃしっかり！」
おおち「普通に今、家建ててるもんね」
大谷「家建てて、地元で子供３人いて、かあちゃんの面倒も見てて・・・、だから弟が居るから俺、芸人出来るみたいな」
おおち「そうそう」
大谷「で、ものすごく性格がいいんですよ、うちの弟」
おおち「うん」
大谷「小学校のなんかサッカーチームとか持っててね」
おおち「そうそうそう」
大谷「毎日の口癖が『親父に会ったら殺してやる』、真面目すぎてこうなってる（目線が一直線）んですよ」
おおち「ね、親父が出てってるからな、親父のせいでこんな風になってね」

親父は高田純次みたいな人

大谷「親父とはずっと連絡取ってなかった、で、僕はもともと山口県の下関市で生まれて」
おおち「はい」
大谷「下関にうちの弟が出張で行ったと、行ったら、こう、夜の街に出て行ったら、向こうから女二人連れてやってくる初老の男がいると」
おおち「うん」
大谷「どっかで見たことあるな〜、つったら写真の中の親父ですよ」
おおち「くっくっくっ」
大谷「うちの親父めちゃくちゃモテるんですよ、もうね、口八丁、手八丁、高田純次みたいな人なんですよ」
おおち「へぇ〜」
大谷「ほんとにいい加減な、ベラベラしゃべる、女二人連れて歩いてるんですよ」
おおち「はっはっはっはっ」
大谷「『あらっ、あらっ○○ちゃん』、こんなんですよ、ほんと、弟と会って」
おおち「なんで、ちょっとこっちの人っぽいんだよ」

笑ったら負け

大谷「じゃあ二人で飯行こうってなって、弟はどのタイミングでぶん殴ろうかと思ってた」
おおち「うん」
大谷「なんだったら焼肉のところで、なんかしらで刺してやろうかと思ってたと」
おおち「ほぉ」
大谷「でも、あまりにもしゃべる話が面白いから、途中で笑ってしまったと」
おおち「うん」
大谷「ほんで、最終的に、俺ノブヒコって言うんだけど、『ノブヒコの電話番号２万で売ってくれ』って言ったんですよ」
おおち「金で買うのかよ！」
大谷「なんだ、このいい加減な人、こんなダメな人居ないだろうってんで、あの、結局殺意が消えたんだって」
おおち「うん」
大谷「笑っちゃったら俺の負けだと、で、『ごめんな兄ちゃん、あさって新宿に行くらしいから会ってくれ』と」
おおち「うんうん」
大谷「そしたらすぐ親父から電話かかってきて、もう何十年ぶりですよ、『どうもどうもどうも〜！』って、『はいはい〜！』って」
おおち「それ、AGE AGE LIVE（アゲアゲライブ）の今のお前じゃん！」
（お客さん笑）
大谷「ほんとこんなんですよ、で、俺12時に新宿で待ち合わせして、もう何十年だろうね・・・、二十何年ぶりに親父と会うとなって、すんげ〜緊張して」
おおち「うん」
大谷「その〜、アルタ前に行ったんですよ、そしたら一生懸命いいとものオープニングに映ろうとしてたんですよ」
（お客さん笑）
おおち「（笑いながら）サイテー」
大谷「泣けてきたね〜」
おおち「久しぶりに会う親父が」
大谷「そう、久しぶりの親父が」
おおち「サイテー」
大谷「サイテーですよ」
おおち「何考えてんだよ」
大谷「でも、しゃべってみると、やっぱ面白いな〜って」
おおち「へぇ〜」
大谷「すっげ〜若いから」
おおち「あっそ〜」
大谷「うん」
おおち「よかったな〜、でも凄いな、笑える話じゃないけども、それで・・ね、そういった感情が無くなるわけだからね・・・」
大谷「無くなる、だからね、みんな環境を恨んじゃいけないよね」
おおち「なるほど」