笑いの飛距離

元・お笑い芸人のちょっとヒヒ話

ダルビッシュのできちゃった婚に警鐘を鳴らす岡村隆史

松本人志結婚だそうで。ウッチャンの子供と同い年になったりした日には、この物語は世代を超えて続いていくのか?っていう壮大な浪漫を妄想してしまいます。
辻ちゃん結婚からそんなに間を置かずにあった、ダルビッシュとサエコの結婚について。そして、角銅ディレクターとの対決再び。

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ヒーローインタビューで結婚を発表したダルビッシュ

2007年8月9日放送の「ナイナイのANN」。

オープニングトークから。ダルビッシュ・サエコ結婚に祝福の声が多い中、ちっちゃいおっさん吼えます。

岡村「これほんであの〜、何ていうんですか、美談みたいにね・・・」
矢部「へっへっ」
岡村「書かれてますけども、その勝利者インタビューと言いますか、ヒーローインタビューみたいなんでね」
矢部「うん」
岡村「あの〜、お付き合いしてますと」
矢部「うん」
岡村「いう様な事をね、あの〜・・・」
矢部「ええやんか、ええやんか」
岡村「子供を授かりましたと」
矢部「そうやで〜」
岡村「ねえ、球場で言うてるわけですけども」
矢部「スポーツ選手ならではですよ」
岡村「でもよく考えてくださいよ、できちゃった結婚ですよね、これ」
矢部「そうね」
岡村「できちゃった結婚であり、球場で言うことでしょうか?」
矢部「ふっひゃっはっはっはっ」
岡村「なんか美談みたいにね、今日、作家の小西さんもなんか『いや、ダルビッシュ男らしい』みたいなことをね、言うてたんですけど、僕は違うと!こんなこと球場で言うことではないと」
矢部「うん・・・」
岡村「その、お客さんは野球を見に来てね、で、にもかかわらず球場でね、僕の彼女、妊娠しましたと」
矢部「へっへっへっへっ」
岡村「で、結婚しますわっていうことをね、果たしてヒーローでしょうか?」
矢部「ヒーローインタビュー」
岡村「言うことでしょうか?・・・って僕はちょっと思ったんですね、僕勝手な思い込みですけども、まあ僕野球に興味がないっていう・・・」
矢部「へっへっへっへっ」
岡村「ことでね」
矢部「改めてするんやったらええの?記者会見」
岡村「いやいや、別に記者会見とかする必要ないですけど」
矢部「言わなくていい?」
岡村「ヒーローインタビューで、言うことかなって僕は思ったんです、うん、そこで言うことじゃないんじゃないかなって」
矢部「なるほど・・・」
岡村「その〜どれぐらいのお客さん入ってたんか分かりませんよ、万人入ってんのか分かんないですけど、そんな万人のお客さんの前でね」
矢部「うん」
岡村「言うことかな・・・って僕は思ったんです、ちょっと恥ずかしい、僕やったら恥ずかしいなっていう」
矢部「うんうん」
岡村「いう風に僕は感じたっていう」
矢部「ふっふっふっふっ、そういう子も居るでしょうね、中には」
岡村「僕の意見ですよ」
矢部「うん」
岡村「僕の意見ですけども、どうなんだろうなっていう・・・、ちょっと待ってくれよって、(若者口調になって)みんななんか、なんかちょっとおかしくな〜い?みたいな」
矢部「うん」
岡村「いう風に僕はちょっと・・・」
矢部「ちょっと若返るねんね、そこは」
岡村「ちょっとおかしくないかっていう」

この結婚をどちらかのご両親は報道で知った、とワイドショーで伝えていたことを岡村さんは紹介。そして、お約束の角銅ディレクターへ怒りの矛先が向けられます。^^;

ダルビッシュのできちゃった婚に理解を示す角銅ディレクターにがっかり

岡村「ワイドショー調べですけども、どっちかの親御さんは、その〜知らなかったと、報道で知ったと」
矢部「ほぉ」
岡村「いう風なことをテレビで言ってたんです」
矢部「そうなんや」
岡村「どうですか?」
矢部「そりゃまずいとこやね」
岡村「まず、まずその〜、親御さんに挨拶に行くとか、そういうことが順番じゃないでしょうか?(急に口調が強くなって)もともと順番がおかしいのは分かりますよね?角銅D」
矢部「ひゃはっ」
(作家の小西さん爆笑)
岡村「順番がおかしいっていうことは分かりますよね?この日本の・・・」
(角銅Dインカムから再度「いいんじゃないですか」と軽く発言した模様)
岡村「また『いいんじゃないですか』って・・・」
矢部「あっはっはっはっはっはっ」
岡村「がっかりですね!僕は口がすっぱくなるほどこのラジオでね、言ってきたわけですよ」
矢部「そこの溝は埋まらんて、岡村さんと角銅さんの」
岡村「これね〜、そういうね、メディアの人間がね、『いいじゃないですか』って言い出したらダメなんです」
矢部「うっふっふっ」
岡村「本当に」
矢部「(角銅さんの口調を真似るように)ええじゃないか」
岡村「これ〜、今ね、こういう影響力ある人たちっていう、芸能界でもそうですけども、影響力のある人たちができちゃった結婚を良しとする風潮、これ非常に良くないと思うんですよ」
矢部「くふっ」

なぜこんなことになってしまったのか?ひとつの結論を導き出したと語るちっちゃいおっさん。

岡村「是非これはしゃべりたい」
矢部「ひゃっはっはっはっはっ」
岡村「みなさんに、あの〜是非を問いたい」
矢部「うーん」
岡村「いう風に僕は思ってますよ」
矢部「うーん、あれ終わったんちゃうの?あのコーナー」
岡村「どのコーナー」
矢部「疑わしき・・・」
岡村「疑わしきは罰せず(の会)じゃないんですよ、これは」
矢部「これは違うの?」
岡村「僕は、あの〜、なっ、警鐘を鳴らしたい」
(矢部と作家の小西さん大爆笑)
岡村「(自分で言って笑い止らずに)ナインティナインの、くふっ、ナインティナインの」
矢部「あっはっはっはっ、警鐘を、警鐘を鳴らしたい」
岡村「ナインティナインのオールナイトニッポンから警鐘を鳴らしたい、この流れに」
矢部「へっへっへっへっ」
岡村「僕はこれねほんとにね、今日是非、警鐘を鳴らしたい」
矢部「ふっふっふっふっ、気に入りおった」

という感じで、できちゃった婚について2007年まで岡村隆史は熱く語ってきました。
2007年までと前置きしたのは、2008年に入ってリア・ディゾンができちゃった婚したときには、もう「あぁ〜あ」ぐらいしか言葉が無いと言い、あんまり吼えなかったんですよね。自分の中での考え方が変わったのか、警鐘を鳴らすことに疲れたのか、とにかくちっちゃいおっさんは現れませんでした。

「本人が良ければ別にいいんじゃない」的に理解を示すように振る舞う人間より、自分の考えを正直にぶつけてくれる人間の方が私は好きです。なので、岡村さんにはこれからも警鐘を鳴らし続けて欲しいです。