笑いの飛距離

元・お笑い芸人のちょっとヒヒ話

ウッチャンが一番キレたときを語るウド鈴木

昔のさまぁ〜ずのラジオで語られていた、ウッチャンが一番キレたときの話を今回は紹介させて下さい。
ウッチャンをよく知っている出川さんでさえ、意外な一面に素で驚くところが新鮮でした。

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ウリナリ男子シンクロナイズドスイミングの練習でキレたウッチャン

2003年8月21日放送のTBSラジオ「さまぁ〜ずの逆にアレだろ」。

関東お笑い祭り熟女ナイト。ゲストに出川哲朗、ウド鈴木。

三村「最後、温厚な内村さんを本気で怒らせたっていうのは、何回もあるの?」
大竹「何回もあるよね」
ウド「いや、これあの〜何回も、一番あれなのはあの・・・、シンクロナイズドスイミングの」
三村「ひゃっはっはっはっは」
大竹「伝説の」
ウド「あの〜、ええ、ウリナリでやったとき」
大竹「あれが1位?」
ウド「多分、あのとき・・・」
出川「あ〜それ俺知らない、何?何それ?」
大竹「(驚いたように)本当ですか?」
三村「もうじゃあ、ちょ、ちょっとしゃべって、大竹も知っているでしょ?」
大竹「俺はもう・・・、だって見ているから」
出川「チェンが怒るってことはまずないから、人前で」
三村「俺も、そんなん大竹から言われてびっくりしたんですよ、え、そんな内村さん、マジ?みたいな」
大竹「周りがね、もうすごい引いたもん、ピリッとして」
出川「知らない」
三村「どんな感じだったの?」

現場に居たさまぁ〜ず大竹とキャイ〜ンウド鈴木が一部始終を語る

大竹「ま、その深夜まで及んだんですよね、シンクロが大変で」
ウド「はい」
大竹「時間無いでみんなやってて、ピリピリしてたんだよな」
ウド「そうです、そうです」
大竹「で、本番近づいててな」
ウド「そうです、そうです、もうね」
大竹「で、その〜スタッフとかいっぱい居て、いろんな人がいっぱい居てて、2時ぐらいになってたのかな、あれ?」
ウド「そうですね、夜中でしたね」
大竹「夜中ね」
三村「ちょっとピリピリしだす時間だね、これ」
大竹「みんな、その〜残ってやってくれていると」
三村「和気藹々ではなかったの?」
大竹「それは、もう疲れてたね」
三村「あんまり私語もなく?」
ウド「そうです、はい、はい」
大竹「で、ちょっとおして急いでいる感じがあって、そん中でウドが・・・、まあ、ウドなんか忙しかったんです、そんとき」
三村「うん」
大竹「全然練習に来れてなくてな」
ウド「はい・・・」
大竹「全然出来ない」
三村「遅れている状態だ」
大竹「そうそう、遅れている状態、で、その収録の間とか練習とかの間に、ウドがもう全然出来なくて少しイライラしてきた」
三村「内村さんが?」
大竹「(ウッチャンが)『ウド、ちゃんとやろうぜ』って」
ウド「そうなんです」
大竹「うっふっふっふっ」
三村「自分を殺している感じで」
大竹「(笑いながら)自分を殺している感じ」
出川「真面目にやってもふざけているように見えるからね」
ウド「そうなんですよ〜!」
三村「で、ウドは『(恐縮しながら)は〜い〜』って」
ウド「そうです、そうです」
大竹「全然覚えられないんだよな、ウドが」
ウド「そうなんですよ」
三村「でもふざけているわけじゃないんでしょ?」
ウド「ふざけてないんです、一生懸命やってるんですけど、ほんで〜やっぱ夜中、遅くてみんな残って練習しているんでこれは・・・、やばいなと思って、で、結構あのときパートナーで、二人一組になるポーズとか」
三村「うん」
大竹「ウドと内村さんがコンビで、ウドの背中に乗って内村さんがぴょーんって飛ぶのよ」
三村「あった、あったね」
大竹「見せ場なの」
三村「高く飛ぶっていう」
大竹「うん、でもウドの背中が丸すぎて内村さん乗れないのよ!」
(全員爆笑)
大竹「ツルッ、ツルッ、ツルッって!」
三村「まんまるだもんな」
大竹「で、ウドはやりようがなくて、『う〜、いや〜、すみません』みたいな感じなんだけど、もう何回やっても成功しない」
三村「じゃあ、ウドの背中にイライラが募りだしたんだ」
大竹「募って、収録が『はい!じゃあカット!』って終わった瞬間に、ものすごい怒ったんですよね」
出川「(びっくりした様子で)ウドちゃんに怒ったの?」
大竹「ウドに」
三村「どんな感じだったの?」
出川「どんな感じで?」
大竹「どんな感じ・・・」
三村「俺が聞いたのは、まず水面をパーンって叩いて・・・」
大竹「おもいっきり叩いて、『ちゃんとやれよ』みたいな」
ウド「そうです」
大竹「怒鳴りが」
ウド「怒鳴りがありましたね」
三村「でっかい声が?」
ウド「はい」
大竹「ふっふっふっふっ」
ウド「パーンって、それ・・・、(後半テンションが上がる感じで)『おい、ちゃんとやれよ!』、パーンって」
(大竹笑いを堪えて、出川驚嘆)
出川「えー、そんなチェン、見たことねえよ〜、見たことない」

ナンチャンも気を使うほどのウッチャンの怒り

ウド「『なんで出来ねえんだよ!やるぞ、もう一回!』、『はい』って」
三村「もう収録関係無いわけだ」
大竹「そっからウドが一言もしゃべんなくなって」
三村「そりゃそうだよ、怖いもん」
出川「うーん」
ウド「そうです」
大竹「で、で、収録が止まった瞬間にまず『おい、ウド行くぞ』って、なんかこわ〜いトーンで言ったの、ウドに」
三村「うんうん」
大竹「で、中入って、二人だけで中入ってって、ばーっと怒ったんだよな?」
ウド「はい」
大竹「で、それをみんな見ているじゃん周り、帰ろうとしてたから、周りはもう出来ているから」
三村「ちょっと着替えようかってね」
大竹「その声を聞いた瞬間、『よし、俺らもやろうか』って、みんな飛び込んだから」
(全員爆笑)
大竹「関係ねえ奴等も、出来ている奴等も回転したりした、横で」
三村「そん中に、南原さんも居たんでしょ?」
大竹「南原さんも」
三村「南原さんも『やろうか』って、くっふっふっふっ」
(出川爆笑)
出川「それさ〜、南原も気を使うってことはよっぽどだよ」
大竹「よっぽどだよな〜」
ウド「はい〜、あんときそうですね、なんか・・・」

それを怒れる師弟関係だしね

三村「でも貴重だよ〜、そんなの見れるって」
ウド「や、ほんとおっかなかったです」
大竹「ふっふっふっ」
出川「いや〜、やっぱ口開けてっからさ〜、あの〜ふざけているように見えちゃうんだよね、ウドちゃんは一生懸命やってたって」
三村・大竹「(納得するように)うーん」
ウド「うん、いや〜」
三村「それを怒れる師弟関係だしね」
ウド「はい」
大竹「そうだね」
三村「ウドにしか多分キレないと思う」
出川「あ〜そうだね、他の人だったらキレていないと思う」

おまけでいかにもウッチャンというエピソード

大竹「それ、あの〜、なんか収録のときも真剣にやっていく段階なんですよ、もうね」
ウド「はい、そうですね」
大竹「やっていく段階なのに、なんか演出上、水着のお姉ちゃんみたいなのが入ってきて盛り上げるみたいな」
三村「うんうん」
大竹「で、上手く出来たらメールアドレス貰えますみたいな、賑やかしがあったんですけど」
出川「はいはいはい」
大竹「そんとき内村さん見ていたんですけど、一言もしゃべんなかったんですよ」
(全員爆笑)
出川「分かる、分かる」
三村「そっから始まってたんだ」
大竹「そっから始まった」
ウド「そうでしたね〜」
出川「まずそこ、スタッフに対してあるからね、そんなの要らないよって」
大竹「今それどころじゃねえよって」
三村「練習してえんだって」
大竹「そうそう、でも俺らはなんか盛り上げなきゃいけないと思って、わーってやってたんだよね」
ウド「そうですね」
大竹「したら、余計なんかちょっと・・・」
(全員爆笑)
三村「分かる、とりあえずじゃあCM」

CM中にウッチャンのフォローをしてしまうウド鈴木

三村「ウドがね〜」
大竹「うん」
三村「CMの間に、でもねあの後にですね〜って、そのいい話をさ、オンエアで言えよ」
(出川爆笑)
ウド「すみません!師匠のイメージが怖いかなって思って」
出川「(笑いを堪えながら)CM中に・・・、今言ったほうがいいでしょ」
三村「で、どうなったの?ばちーんってなって」
大竹「怒って」
ウド「で、あの〜、大竹さんとかみなさん、一通り練習とか付き合ってもらって、『じゃあ、これぐらいで終わろう』ってあがった後、帰り『師匠、すみませんでした』って」
三村「謝ったんだ」
ウド「そうしたら『俺も大人気なかったな、悪かったな、あはははっ』なんて言って」
大竹「笑顔で」
ウド「笑顔で、で笑って『じゃあ、頑張ろう!』って帰ったんです、それで救われたんです」
三村「それで救われるよな」
大竹「あ〜」
ウド「ええ、はい、あの笑顔が、こう〜、ね、鼻のでかい笑顔が」
(全員笑)
出川「この話をしてくれたおかげで、チェンも救われるからね」
ウド「はいはい」
出川「この話をしなかったら、ただの怒りやすい人だからね」
(ウド爆笑)
三村「(乗っかって)キレやすい」
ウド「いや!いや!ちょっと!」
大竹「滅多に怒らない」
ウド「滅多に怒らないですよ、ほんとに、みなさん!」
(三村爆笑)
ウド「(笑いが止まらず)ほんとにすみません、三村さんも、大竹さんも、出川さんも巻き込んでしまって申し訳ありません」

ウッチャンナンチャンとの繋がりが深い人たちで語られるエピソードは、いろんなものが詰まっていてファンにはたまりません。
ウッチャンは信頼関係あってこそ怒れる人だ、ときちんと指摘してくれた三村さんが嬉しかったですね。