笑いの飛距離

元・お笑い芸人のちょっとヒヒ話

時代の空気をつかんで大ヒットを飛ばした尾崎紀世彦「また逢う日まで」と東京ロマンチカ「小樽のひとよ」

尾崎紀世彦「また逢う日まで」と、東京ロマンチカ「小樽のひとよ」。

このふたつの曲には共通点があります。それは元となる曲が存在し、その曲の歌詞を書き直して発売されたという点です。つまり歌詞を書き直したことで時代の空気をつかみ、国民的ヒットソングに化けたのです。

歌詞を普遍的な男女の別れに変えたらヒットした尾崎紀世彦「また逢う日まで」

2015年10月31日放送「東京ポッド許可局」(TBSラジオ)

パーソナリティはマキタスポーツ、プチ鹿島、サンキュータツオ。
テーマは「アンチ論」。

この番組では毎週、論を語ったあとに推薦曲を紹介しています。今回はマキタスポーツさんが、ズー・ニー・ヴー「ひとりの悲しみ」を取り上げていました。

マキタスポーツ(以下、マキタ)「さあ、これ聴いて、どう思いましたか?」
サンキュータツオ(以下、タツオ)「なんすか、これ? 曲聴いたことあるよ」
プチ鹿島「あるある」
タツオ「『また逢う日まで』でしょ?」
(マキタ笑)
タツオ「歌詞だけが違うじゃん! いいの?」

狙い通りのリアクションを引き出したマキタさんが疑問に答えます。

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