笑いの飛距離

元・お笑い芸人のちょっとヒヒ話

内村光良宅に突然訪問してきたふかわりょう

金曜日の深夜、フジテレビで放送中の「キカナイトF」。

この番組で、ふかわりょうさんにまつわるエピソードを紹介した有吉弘行さん。その内容がいかにもふかわさんらしくて、私は笑いを堪えることが出来ませんでした。今回はこちらを紹介させて下さい。

有吉弘行が明かす、ふかわりょうの怪しい宣伝活動

2012年5月4日放送「キカナイトF」(フジテレビ)

出演者は有吉弘行、アンタッチャブル山崎弘也、さまぁ~ず(三村マサカズ・大竹一樹)、バナナマン(設楽統・日村勇紀)、おぎやはぎ(小木博明・矢作兼)。

企画は「おはなし処食いつき亭」。誰もが食いつくベスト3を持ち寄って、ただお話をするだけのコーナー。有吉さんが持ち寄ったのは「ニュースで取り上げない芸能界 春の珍事」。タイトルだけで食いつく出演者たち。

3位は「竹山 スギちゃんの為に動く」。スギちゃんを一発屋にするな!と事務所に提案しているカンニング竹山さんの話。仕事の入れ方を考えろ、とか。2位は「有吉 密会バレる」。そして、1位が発表されたとき、私の食いつき度は急上昇。

有吉「そして第1位がですね、こちら!(付箋をはがす)『ふかわりょうの宣伝活動』」
(スタジオ笑)
有吉「クソみたいなニュースで申し訳ない、ふふふっ」
三村「これは面白い!」
大竹「なんとなく分かるぞ、これ!噂には聞いてるから」

さまぁ~ずは食いつくも、他の出演者はなんのことやらさっぱりの様子。

有吉「ふかわさんがですね、最近本を出されまして」
三村「出したね」
有吉「ええ、アイスランド旅行記みたいな本を」
日村「お~」
矢作「好きだよね、アイスランド」
有吉「あの~、その本の宣伝と言うかですね、まあ誰か、いろんな人に宣伝して欲しいんでしょうね、まあ楽屋とかで配ったりするんですけど、(少し間を置き)内村さんのお宅に直接……
設楽「あっ、聞いた」
大竹「アポなしでね」
設楽「ええ!?」
有吉「アポなしで」
三村「連絡も何もなくて」
ザキヤマ「ほぉほぉ」
有吉「こういう本出ました、と渡しに行きまして、奥さん(徳ちゃん)は×××(多分怪しい本的なモノ)を売りに来た人が……」
(スタジオ爆笑)
ザキヤマ「あ~、今ね、風貌が」

頭上から両手で波を描きながら、ロン毛のパーマを表現するさまぁ~ず。しかも2人揃って同じ動き。

内村宅だけでなく三村宅にもアポなし訪問

有吉「噂では三村さん家にも」
三村「来たの!」
有吉「来ました?ははははっ」
三村「内村さん家の多分、後だと思う」
有吉「ええ」
三村「まあ家、俺近所だから、ピンポーンって……しかも俺居ないの」
有吉「はい」
三村「で、うちのカミさんが、怪しい勧誘だな……」
有吉「あはははっ」
三村「って一瞬思ったけど、よ~く見ると、『アレ?ふかわさん』」
ザキヤマ「あ~、気付いたんだ」
三村「で、(ふかわ)『いや、なんでもないんですけど、本だけ渡しに……』」
(スタジオ笑)
大竹「怖くね?」
日村「怖い」
矢作「怖い怖い」

話の合間に「怖くね?」をいちいち挟んでくる大竹さんがツボ。^^;

ザキヤマ「なんでアポなしなんですか?」
三村「いや、こんなことでアポをすること自体、失礼だし……みたいな」
矢作「あ~、逆に」
三村「アイツなりの理論があるんじゃない?」
有吉「はいはいはい」
三村「(ふかわ)『大体居ないだろうなと思ってましたけど、行きました……』」
大竹「怖くね?直撃するって(ニヤニヤ)」
設楽「お世話になってるから、直に」
小木「まあね、行かないとね」
設楽「行かなきゃ失礼だっていう」

仕事で会ったときに渡せばいいのに、という当然の疑問が浮上。

有吉「で、まあ普通は現場で渡すじゃないですか?」
小木「はいはい」
設楽「まあね」
有吉「現場で渡せばいいんじゃないか?って言ったら、(ふかわ)『みなさんに仕事で会うことが無いんです……』
(スタジオ爆笑)
三村「ホントにね、こんなヤツ初めて見たもん!直(ちょく)で家に来るヤツ」
ザキヤマ「すげ~な、ふかわさん」
有吉「(カメラ目線になって)視聴者のみなさんも、ふかわが突然やってくるかもしれませんのでご注意ください」
(スタジオ笑)

それから11日後に配信された「内村さまぁ~ず」でも、このふかわさんのエピソードについて触れていました。

恋ロマンティック!!

恋ロマンティック!!

ふかわりょうの宣伝活動の話は「内村さまぁ~ず」でも

2012年5月15日配信「内村さまぁ~ず」(第134回)

レギュラーは内村光良、さまぁ~ず(大竹一樹・三村マサカズ)。
ゲストMCは出川哲朗。

オープニング。大竹さんがウッチャンの娘に会って、とても可愛かったという話をした後、三村さんもまた会いたくなったようで、

三村「俺、(内村宅)行こうかな?突然、ふかわみたいに、突然行こうかな?」
内村「ふかわ、アイツ自分の本をさ~」
(笑いを堪えきれない三村)
内村「自分の本を渡しに、ピンポーンつって、俺ん家わざわざ来て」
大竹「アポなしでね」
内村「嫁さんがビックリして、インターフォン越しに、あの、あんな髪(ロン毛でパーマ)だから、×××売りに来た人みたいな」
大竹「あはははっ」
三村「うちのカミさんもおんなじこと言ってましたもん、同じ日ですよ、内村さんの次に俺ん家来て」
大竹「アイツでしょ」
三村「×××売りに来た」
大竹「あはははっ」
内村「何やってんでしょうね」
大竹「何やってんだよ、アイツ」

今でも末っ子キャラでイジられ、みんなから愛されているふかわさん。

この回の「キカナイトF」を見て大いに笑った後、私の心に残ったのは、ほんのちょっとの切なさ。ふかわさんをまた「内村TBS」や「イッテQ!」に呼んで欲しいな。