笑いの飛距離

元・お笑い芸人のちょっとヒヒ話

「たりないふたり」の番組ツイッターでやらかしたオードリー若林

昨日、南海キャンディーズ山里亮太とオードリー若林正恭が出演している「たりないふたり」が最終回でした。

この番組は日本テレビで深夜に放送されていて、人見知りで社交性がたりない、恋愛がたりない、社会性がたりない、すなわち人間として必要な要素が足りてない2人がやっているから、番組タイトルが「たりないふたり」。

この「たりないふたり」で共演している縁で、ニッポン放送「オードリーのオールナイトニッポン」に、山里さんがゲストで登場した回があります。と簡単に言いましたが、山里さんは、オールナイトニッポンの裏番組であるTBSラジオ「JUNK 山里亮太の不毛な議論」のパーソナリティを務めています。

日本テレビの番組繋がりで、ニッポン放送にTBSラジオがやって来た。そんな夢のコラボレーションが実現した回だったのです。ちなみに春日さんは、ロケでパプアニューギニアに行っていて、お休み。

日本テレビ・ニッポン放送・TBSラジオによる夢のコラボレーション

2012年5月26日放送「オードリーのオールナイトニッポン」(ニッポン放送)

パーソナリティはオードリー若林正恭。
ゲストは南海キャンディーズ山里亮太。

ゲストの山里さんを、若林さんはふんわりと紹介。すると

山里「……もっとあったろう!紹介の仕方は!」
若林「ははははっ」
山里「歴史的な瞬間を、ふんわり紹介するんじゃないよ!」
若林「おい、山里、大丈夫なのか!ここ来て!ニッポン放送」
山里「赤坂(TBSラジオ)しょって来させてもらってんだ!こっちだってよぉ!ええ!」
若林「オマエ、『JUNK』に許可取ってきたんかぁ!」
山里「許可取ってるから『JUNK』Tシャツ着て来てんだろう!今日」
若林「警備員も通すんじゃないよ!『JUNK』Tシャツなんか着てるヤツを」
山里「おい、有楽町(ニッポン放送)の警備員はザルだな、給料取り上げろ」

ニッポン放送とTBSラジオのライバル関係を演じてみせる「たりないふたり」。

若林「こういうね、ちょっとした一場面ですよ、ふんわりと紹介した、これをね、この男はね、2週間根に持つからね、『オマエのあのふんわりした紹介』つってね」
山里「いやいやいや、これが2週間で収まると思うなよ、ここに関して、ここに来るまで私ずっと聞いてましたけども」
若林「うん」
山里「山里との対決という格好でのコラボレーションを、もっと小出しにあおってくれないと」
若林「ははははっ」
山里「ね、全体的なニュアンスとして、あ~あ~若ちゃん1人で今日楽しいなって空気なってんのよ」
若林「ははははっ」
山里「俺はどうすんの?俺はね、『オイオイ!』とか乱入するテンションとか、いろいろ想定してたのよ」
若林「うん」
山里「それを全てぶち壊して、『ということで……』じゃないだろ、え?」
若林「いや、そのね、乱入パターンの話にもなったのよ」
山里「おお」
若林「したらね、満場一致でウチのスタッフは、チーム付け焼刃は、『山ちゃんに乱入は似合わない』って結論になった」

その結論を素直に受け入れる山里さん。

「たりないふたり」の番組ツイッターを余韻を残して終わらせる山里

トークの中で「たりないふたり」の打ち上げの話になり、そこから若林さんがツイッターでやらかした事件について。

若林「でも山里さんさ~」
山里「何よ?」
若林「打ち上げ」
山里「いや、そう打ち上げもあったしね」
若林「熱かったね~、俺達」
山里「いや、熱かったですけども」
若林「うん……」
山里「そりゃあ熱くもならあね……」
若林「いや俺はね、本当ショックだよ、打ち上げ傷ついたよ、俺は」
山里「何がショックなんだよ、チャラチャラふざけてたくせに」
若林「いやふざけてないよ」
山里「ええ?」
若林「俺はふざけてないよ、ふふっ」
山里「ふざけてたじゃないかよ、ずっと、作家のサトミツの新しい名前考えようとか……おい、そうだ!アレ……バカ、本当に勘弁してくんねえかな」
若林「その話やめろ」

山里さんが思い出した出来事を察知して、本気で嫌がる若林さん。

山里「本当のやつだよ、これ」
若林「ひひひっ」
山里「これね、言ったらみなさんね、あの~、まあもちろんオードリーの大ファンということでね、『たりないふたり』見れない地域の方もね、『たりないふたり』の番組のツイッターだけはフォローしてくれてると思うんですよ、ね、で、あのツイッターっちゅうのは」
若林「うん」
山里「ライブとのね、連動してまして、ライブと収録と」
若林「うん」
山里「収録最終回を迎えてね、僕らの演出として、最後こうパーっと、いろんな思い出を語ってよ」
若林「あい」
山里「ね!最後、俺の言葉で、『まだまだたりないね……』と、なんかこう、バック・トゥ・ザ・フューチャーの『TO BE CONTINUED……』みたいな」
若林「はい」
山里「ちょっとそういう匂いもやってね、余韻を楽しんでいこうというのが……」

そのときのつぶやき。

これには若林さんもグッと来た、と言いますが……

山里が演出した余韻をぶち壊す若林

若林「すごいこう……全てを」
山里「そう」
若林「全部を包み込む一言で、ドンッでしたね」
山里「そうなんです!」
若林「俺グッと来たもん」
山里「来てねえからあんなことすんだろが!クソガキ」
若林「ははははっ」
山里「オメエ、なんだ!あの後の優しいボケは」
若林「ははははっ」
山里「サトミツイジりの、ええ?みんなにイジられるように頭に何乗せたらいいか?最終的に明太子になった?いらねんだ!あんなもん」
若林「きゃはははっ」

山里さんが余韻を残すべく、最後を締めくくった粋なつぶやきの後、若林さんがつぶやいた内容がこれです。


「たりないふたり」の総合演出から連絡が来る

これをつぶやいた直後、「たりないふたり」の総合演出をしている安島さんから若林さんへ連絡が。

若林「ツイッターが、アレで終わりだったんだね」
山里「そう!また……言ったじゃん、あの感じで終わって、余韻をちょっと噛みしめてもらうほうがいいじゃない、ああいうときは」
若林「俺、最終回まで、ツイッター続くのかな~って」
山里「テメエ、ひょうひょうとしゃべってんじゃねえよ」
若林「でも山里さん」
山里「うん?」
若林「結構ヤバかったのよ」
山里「何が?」
若林「で、俺あれ~、ツイッター打ったでしょ」
山里「打ったよ、打ったよ、俺見てびっくりしたんだから」
若林「打って、山ちゃん、なんて返してくれるかな~ってワクワクしていたの」
山里「うん」
若林「そしたら、安島(あじま)さんから、メールすぐ来て」
山里「総合演出の」
若林「あのツイートした後、『若林君、あの~、とりあえずツイッター、一旦中止ということにしとこうか』
山里「ああ、大人が本当に怒ってるトーンのやつね」
若林「うん」
山里「敬語の度合いがね」
若林「絵文字も何もなくて」

マジで怒られてヒザが震えた、と語る若林さん。

若林の尻拭いをさせられる山里

そして、山里さんのほうにも連絡が入ります。

山里「俺も、すんげえ怒ってる安島さんから連絡来て、(安島)『山ちゃん、見た?』つって」
若林「ははははっ」
山里「『いや、どうしました?安島さん』つって、『なんでそんなにピリついてるんですか?』つって、(安島)『若林君って、やっぱダメだね』」
若林「きゃはははっ!いや、俺マジで、その感じやめて、安島さんと山ちゃんの、俺がダメなヤツみたいな感じ」
山里「いやいや、本当に、サミットで決まりましたよ」
若林「やめて」
山里「(安島)『山ちゃん、ちょっとゴメン、尻拭いてもらっていい?』
若林「ひゃはははっ」
山里「『ちょっと一回確認します』、で、また見て、『安島さん……やっぱアイツダメですね』」

そんなやりとりがあって、尻拭いのために山里さんがつぶやく。

たりない度では、今のところ若林さんが一歩リードと言ったところでしょうか。

でも、この「たりないレース」の続きが見たいです。8月には中野サンプラザで「たりないふたりライブ」が開催されます。「たりないふたり シーズン2」として是非、戻ってきて欲しいです。

あと「JUNK 山里亮太の不毛な議論」に乱入する若林さんの姿を心待ちにしています。