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笑いの飛距離

元・お笑い芸人のちょっとヒヒ話

出川哲朗伝説のスピーチ

ウッチャンナンチャン さまぁ〜ず 出川哲朗 ウンナンタイム 内村プロデュース

2011年11月6日。さまぁ〜ず大竹一樹さんとフジテレビアナウンサー中村仁美さんの挙式と披露宴が、六本木グランドハイアット東京で行われました。
披露宴には相方の三村さんはもちろん、内村光良、和田アキ子、笑福亭鶴瓶、とんねるず木梨憲武などを含む約250名が出席し、それはそれは素晴らしい披露宴だったそうです。

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内村光良が出川哲朗にキラーパス、それを木梨憲武が阻止するコント

披露宴に出席した芸人がその時の様子をラジオやテレビで語っていますが、やっぱり私が一番気になるのは「ウッチャンはどんな様子だったのか?」。その情報を探していたら、キャイ〜ン天野さんのブログの中に発見。ウッチャンの挨拶について書いてありました。

内村さん
本当に心よりおめでとうございます、しかし、今日は僕以上に、熱い思いを持った男がいます、出川哲朗を紹介します!!と、キラーパス
出川さんが、熱い思いを語ろうとした矢先に、ノリタケさんから、こめかみにグーパンチパンチ!
倒れる、男、出川哲朗

この3人で繰り広げられたコントに、胸が熱くなりましたね。
今回はウッチャンに呼び込まれる形式でしたが、儀式の進行を止めて割り込み、熱い思いをぶつけようとした出川さんの姿から、あの伝説のスピーチが蘇ってきました。

俺に20年の時間をくれ!頂点とったる

2011年7月13日放送の「スタジオパークからこんにちは」。ゲストに出川哲朗。

司会は、NHKアナウンサー青山祐子と近田雄一。出川哲朗の半生を振り返りながらのトーク。専門学校の頃の話になり、

青山「あの映画の専門学校、卒業式のときに、ある誓いを立てられて・・・」
出川「ああ、言いました言いました、一応その専門学校のときは、結構あの〜、学校の中でも目立ってたんで」
近田「はい」
出川「あの〜、今村昌平さん、映画監督の」
近田「はいはい」
出川「が学院長だったんですけども、特別賞っていうのをいただいて、そんで表彰されたんですよ、で、そんときに表彰状もらったときに、『先生、少々のお時間を下さい』つって、振り返って・・・ちょうどそんときに『劇団青年座』の試験を受けに行ったんですけども、ちょうど合格発表の日で、僕落っこったんですよ」
近田「はい」
出川「で、『今、青年座の試験、見てきた、俺は落っこった!』」
青山「みんなの前で」
出川「はい、『でもお前達の前に挫折感を味わっただけで、こんなことで負けない!』って」
近田「はい」
出川「で、横浜放送映画専門学院って、昔は名前だったんですけど、『俺は、横浜放送映画専門学院出身だということを、将来有名になったら声高々と言ってやる!俺に5年の時間をくれ!頭出したる、俺に10年の時間をくれ!有名になったる、俺に20年の時間をくれ!頂点とったる、まあ見とけや!』」
青山「ほぉ〜」
出川「もう1000人の生徒たちがみんな立ち上がって、(拍手しながら)ワー!

出川さんとウッチャンナンチャンは、横浜放送映画専門学院で同級生でした。ですから、この卒業式にはウンナンも出席しており、拍手喝さいを浴びる出川さんの姿を目撃しているわけです。
そのときの様子を、ウンナンはラジオで次のように語っていました。

出川哲朗伝説のスピーチを間近で見ていたウンナン

2005年3月4日放送のTBSラジオ「ウンナンタイム」。

時期的に卒業シーズンということで、オープニングトークのテーマは卒業。(出川さんの発言はウッチャンが完璧なモノマネで再現)

南原「卒業といえばアレだよ、やっぱ、(横浜放送映画専門)学院で2人で一緒に卒業したの、アレしかないもんね」
内村「そうですね、あの〜、ふふふっ、出川君が」
南原「出川君が、伝説の」
内村「はっはっはっはっ、伝説の卒業式」
南原「オマエは加藤優(かとうまさる)か!っていうよな」
内村「そうそうそう、ふっふっふっ、『俺達は腐ったミカンじゃない』発言ね」
(作家のあんちゃん笑)
内村「あの〜、急に、卒業式になって」
南原「今村(昌平)さんがいるのよ、校長がいて」
内村「そうだよ、今村昌平監督が、校長でいる中に・・・」
出川「ちょっと待った!」
内村「つって、予定にないのに、段取りにないのによ!」
南原「ふふふっ」
出川「ちょっと待った!」
内村「つって、壇上に上がって」
南原「上がっていっちゃって、みんなザワザワ・・・『なんだよ、なんだよ』って、で」
出川「ちょっといいですか?」
南原「世界の今村昌平、押しのけて」
(作家のあんちゃん笑)
南原「マイク取り上げて、な?」
出川「え〜、俺は文学座(本当は青年座)落ちた!」
(スタジオ笑)
南原「まず自分の話」
内村「まず自分の話から、ふふふっ」
出川「けど!俺は成り上がってやる、日本一になってやる!」
内村「つったんだよね」
南原「そう」
内村「そしたら本当に日本一になった」
南原「抱かれたくない男、日本一」
(作家のあんちゃん笑)
出川「いや〜、ちょっと予定違ったんだけど〜」
南原「『なんだったんだ、アレは?』っていうね、俺ら俳優部、はずかしかったよな〜
内村「なんかね〜、哲ちゃんの中であったんだろうね、思うところが」

出川さんが浴びていたはずのスタンディングオベーションは、どうやら失笑だったようで。「スタジオパークからこんにちは」で気持ち良さそうに語る出川さんの横にウンナンが居たら、きっと「違うだろ!」というツッコミが入ったことでしょう。^^;

このようなウンナンファンにとっては有名な卒業式での出川哲朗伝説のスピーチがあったので、大竹さんの披露宴でウッチャンは、「今日は僕以上に、熱い思いを持った男がいます、出川哲朗を紹介します!!」というフリをして乱入を促したのではないか?・・・と妄想してしまいましたね。

ところで、卒業式の進行を止めて、マイクを奪い、スピーチする出川哲朗。この姿をどこかで見た記憶がないでしょうか?・・・そうです。

内村プロデュースの最終回

です。

2005年9月26日放送の「内村プロデュース」最終回。

卒業式という設定で、内Pレギュラーメンバーひとりずつに語りかけて、卒業証書を渡していくウッチャン。最後になった出川さんは、卒業証書を受け取ると、壇上から降りずにウッチャンのほうに向かっていき、

出川「少々の時間を僕に下さい」

と言います。
何も言わずうなずいて、一歩後ろへ下がるウッチャン。ウッチャンがいた場所に出川さんは立ち、内Pレギュラーメンバーに向かって熱く語り始めます。ありえない噛み方もしちゃいましたが。^^;

私は、この放送をリアルタイムで見ていたときは感情がぐちゃぐちゃで、ふかわさんの号泣と同じぐらい私の心は泣いていました。後になってから落ち着いて見直したときに、最終回に出川さんを呼んだ理由や、このニクイ演出に気付いたのでした。そして、大切なモノを失った悲しみがさらに増したのでした。