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笑いの飛距離

元・お笑い芸人のちょっとヒヒ話

南海キャンディーズ結成の経緯

南海キャンディーズの山里亮太さんは、男前なんです。
「ウソだ!」と叫ばずにはいられない方、ちょっと待って下さい。この後に紹介する南海キャンディーズ結成の経緯を知ってもらえれば、その気持ちを180度反転させられるのではないか・・・と思っております。100人のうち1人ぐらいは・・・。

splash!!Vol.3

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  • 作者: 山里亮太,オードリー,田中卓志,サニーデイ・サービス,ジャルジャル,andymori,THE BAWDIES,伊集院光,有吉弘行,鳥居みゆき,潜在異色
  • 出版社/メーカー: 双葉社
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南海キャンディーズ結成前

2007年8月3日の「ヨシモト∞」。南海キャンディーズ・トータルテンボスの45分。

トータルテンボス(ボケが大村、ツッコミでアフロヘアーが藤田)が進行役となり、南海キャンディーズ(ボケがしずちゃんこと山崎静代、ツッコミが山里亮太)の結成について掘り下げていきます。

藤田「しずちゃんと山里の結成って、どんな感じなの?」
山里「あら、いいですね〜、『お笑いタイフーン』みたいなテンションになりますけど」
(会場笑)
大村「ふふふっ、誰が知ってんだよ、その雑誌」
藤田「知ってるだろ、ある程度は」
山里「はっはっはっ、そう、お笑い大好きな方が・・・」
(渋谷の∞ホールに集まったお客さんを見渡す山里)
山里「元々はあの〜、前はピン芸人だったんですね、『イタリア人』っていう」
(会場笑)
大村「だいぶウソつきですね〜!」
山里「登場の第一声が、『どうも、イタリア人です』って、この顔が言って」
藤田「大風呂敷を広げて」
山里「ふふっ、またその風呂敷が穴だらけ、やるネタがタンバリン叩きながらテーブルマナーの話をするっていう」
大村「はっはっはっはっ」
山里「スベり続けて、本当にね、劇場の上の本屋さんのレジの音がチンッってのが聞こえてきたっていう」

南海キャンディーズの前は、ピン芸人としてスベり倒していたと語る山ちゃん。一方、その頃のしずちゃんは、

山里「で、スベり続けていたときに、しずちゃんのコンビがめっちゃウケてたんですよ、まっ、結構有名な」
大村「知る人ぞ知るね、『西中サーキット』っていう・・・」
山里「いや!その後なんです」
大村「あっ、その後?」
山里「『西中』解散して、『山崎二宮』っていう男の子とコンビ組んでたんですよ」
しず「はい」
藤田「あれ!?男の子と組んでるの、コレ(南海キャンディーズ)が最初じゃないの?」
山里「じゃないです」
しず「そうなんですよ」
大村「『西中サーキット』っていう女性のコンビを解散した後・・・」
しず「解散した後、もうね、すごいいろんな男から声を掛けられたんですよ」
(会場笑)
大村「なんかモテるみたいな言い方だな」
藤田「芸人としてな」
しず「本当に3人ぐらいに・・・」
藤田「3人だけかよ!すごいいっぱいと言いながら3人」
(はにかむしずちゃん)
山里「そうだね、二桁欲しかったね、いまの感じは」

男には困らなかったモテモテなしずちゃん。そんなしずちゃんが選んだ男と結成したのが「山崎二宮」。それなりにウケていて、順風満帆かと思いきや、

藤田「で、ボッカンボッカンウケてたの?」
しず「う〜ん、まあまあまあ・・・、そうですね」
山里「そうです」
藤田「それがなんで?」
しず「あの〜、結構男前やったんですよ」
大村「あ〜、二宮がね」
しず「はい、だからね、やっぱりネタ合わせとかって部屋でしたりするじゃないですか、その元相方の部屋に行って、ネタ作りとかしてたら」
大村「おお」
しず「なんか、だんだん・・・、こうなんか、ウフッ」
(会場笑)
大村「おいおい、ちょっと待て、なんで女になってんだよ」
しず「ウフフ」
大村「あ〜、ちょっと変な感じになってきたんだ」
しず「そうなんですよ」
大村「コイツ格好いいし、今押し倒されたら私、抵抗出来ないかも?みたいな」
しず「押し倒しそうになった」
(会場笑)
山里「まあ、抵抗不可能ですからね」

山ちゃん曰く、「山崎二宮」時代のしずちゃんがネタを書くと、なぜかコントの途中で2人抱き合うシーンがあったりしたんだそうです。^^;

コンビを組んでいるしずちゃんを口説きにかかる山里亮太

そんな男女コンビ「山崎二宮」で活動しているしずちゃんに対して、山ちゃんはある行動に出ます。

大村「それで、もう二宮じゃダメだと」
しず「はい」
大村「自分から解散を申し出たんだ」
しず「それでヤバイなと思いながらもやってたんですよ、そしたら山ちゃんからちょうど声を掛けられた」
(無言で頷く山里)
大村「え?まだ『山崎二宮』でやっている最中に?お前・・・」
山里「最中です」
大村「ルール違反ですね」
藤田「間男かよ」
山里「(一転の曇りもない表情で)間男です」
藤田「間男じゃないですか、完全に」

そして、しずちゃんを口説き落とすためにケーキバイキングへと誘う山ちゃん。

山里「まあまあまあ、ほんとに、『もしよかったら』つって、『今のコンビを解散してくれ』って言いに行ったんです」
大村「ほぉ〜、場所は?」
山里「場所はあの、ケーキバイキングで」
(会場笑)
大村「ケーキバイキング!?」
山里「ケーキバイキングです」
藤田「ケーキバイキングまでは(しずちゃんは)付いて来たんですね」
しず「そうですね」
山里「何が腹立つって、僕がケーキバイキング誘ったときに、仲の良い同期のヤツに、『変なヤツに告白されるかも・・・』って相談してたんですよ」
(会場笑)
山里「『どうやってフッたらいい?』って、それを人伝で聞いたときのイラッとした感じね」

そこで山ちゃんは、ラブレターならぬネタ台本を差し出して、しずちゃんに告白します。

山里「で、ケーキバイキング行って、格好よかったんですよ、僕は、2人のネタを勝手に書いてって、渡して、『これに可能性を感じたらコンビを組んでくれ』って」
藤田「おおっ」
大村「お〜」
山里「で、コンビ組んだんです、まあまあ実際は、僕には性欲を感じなかったからなんですけど」
大村「はっはっはっはっ、この人だったら大丈夫だからと」
藤田「それで、二宮のほうにはなんて言ったの?」
しず「あの〜、『他に組みたい人が出来たからゴメン・・・』」
藤田「うわっ、ちょっと恋愛的な別れ方」
(会場笑)

まさに略奪愛。しかしこれにより2人のお笑い人生に大きな変化が。

南海キャンディーズが誕生、そして快進撃が始まる

山崎静代と山里亮太が組んで誕生した「南海キャンディーズ」。結成してそれほど経たずして、M-1グランプリ決勝進出の切符を手に入れます。

大村「それで組んだわけか〜」
山里「そうですそうです、そっから、まあ言ったら、1年目で2004年のM-1があって」
大村「1年も経ってないでしょ?」
山里「経ってないです、あんときは、あれ・・・、経ったか?」
しず「経った・・・」
山里「経った直後ぐらいです」
大村「経った直後で、もうM-1で」
山里「もう運がよかったですね、アレは」
藤田「だから最短じゃない?M-1の歴史で言ったら、最年少は『りあるキッズ』さんがいるからあれだけど、組んで、芸暦で言ったら、一番早く出たんだよね」
山里「そうです」

M-1グランプリで大きなインパクトを残した「南海キャンディーズ」。その後の活躍はもう説明するまでもないでしょう。
ちょうどM-1ブレイクの頃に、南海キャンディーズに密着する番組がありましたので、そちらも紹介させてください。

南海キャンディーズで面白いのはしずちゃん

2005年10月1日放送の「お笑い密着テレビ〜ウラ登龍門 やっぱり“ネタ”が好き〜」。

南海キャンディーズのネタ作りについて尋ねられる山ちゃん。

山里「ときどき言われるのが、その、ツッコミ・・・が変わってるところが面白いみたいなこと、言われたりするときがあるんですけど、それにならないようにってのが、僕先行にならないようにってことが・・・、一番気をつけてることですね」
スタッフ「うん」
山里「しずちゃんがどうやったらみんなが面白く見れるか、どうやったら楽しくしずちゃんが出来るか、やっぱそこですね、結局は、やっぱ面白いのはしずちゃんですから、このコンビは

さらに、しずちゃんについてこう語る山ちゃん。

山里「なんかあの、天から与えられた才能っていうか、その・・・、あの存在がもう、そういないじゃないですか」
スタッフ「うん」
山里「そういうなんか独特な、そして、みんなから愛されるところを持ってますしね、すごいと思います、はい」

しずちゃんと一緒に笑いをしたかったのが伝わってきます。その気持ちは、M-1ブレイク後でも変わらないように見えました。最後に、

山里「ただひとつ、欲しいもんがあるんですよ、ずっと欲しいもんが、それが、誰がどの世代の男性女性問わず、誰が見ても面白いって言ってくれる、その称号がずっと欲しいです・・・、死ぬまで」

今の活躍を見ていると、その称号は確実に目の前に近付いて来ているように思います。お互いピンの活動が多いですけど、南海キャンディーズという根っこの部分はきっと今でも変わらないんじゃないでしょうか。久しぶりの更新が、山ちゃんになっちゃった。^^;

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