笑いの飛距離

元・お笑い芸人のちょっとヒヒ話

めちゃイケ新メンバーオーディションの最終候補に残ったダイノジ

「めちゃイケ」新メンバーオーディションの最終候補10組にダイノジが残っているということで、簡単ではありますが、今回はダイノジについて思いつくままに書きます。

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たまたま見たネタ番組でダイノジが好きに

最初は、番組名も覚えていないネタ番組でした。まだまだ若手のダイノジ。オレンジ色のツナギで登場。2人は腕を水平に伸ばし、足は45度に開いて、「う〜ん、ダーイ!」と叫びながら同時にジャンプ。その姿、まさに「大(ダイ)の字」。

そのときのネタがとっても面白くて、すっかり心掴まれて、これをきっかけにネタ番組がやってたりすると「ダイノジ出てるかな?」、「ダイノジ出てるや、ダイノジのネタだけでも見よう」という風になりました。同じぐらいの時期、Bコースも好きになったりもしました。^^;

しばらくの空白期間

その後、私自身のお笑い熱が冷めていたこともあって、ダイノジがどんな活動をしているのか分からない空白期間がしばらく続きます。
ちょうど吉本の劇場だった「銀座7丁目劇場」と「渋谷公園通り劇場」が無くなり、新宿に「ルミネtheよしもと」が出来るぐらいの期間かと思われます。ダウンタウンやウッチャンナンチャンの番組は見ていましたが、そんなに熱は入ってなくて、録画もしていませんでした。今振り返ると、後悔しまくり。

ケツメイシのPV出演、大地さんエアギターで世界一

そんなこんなで数年過ごしたら、私の中でお笑い熱が再び沸騰し始めました。なぜだか。
そのときのダイノジは、ケツメイシのPV出演や大地さんのエアギター世界一があったりして、ちょうどいいタイミングだったのか分かりませんが、彼らをメディアで目にする機会がそれなりにありました。「まだ頑張ってるんだね〜」と懐かしくもあり、嬉しくもあり。そういえば、衣装がオレンジのツナギから、お揃いの虎のセーターに変わっていたのが印象的でした。

ヨシモト∞でダイノジの魅力を再認識

私のあふれ出すお笑い熱がさまよった末、行き着いたのがインターネットの世界でした。
GyaOというサイトで、「ヨシモト∞」が配信されていました。渋谷の∞ホールで行われていた入場無料のフリートークのライブ。とにかくダイノジの配信は、過去のアーカイブ全てを何度も見ましたね。

大谷さんの講義と呼んでいいほどの熱いお笑い論。「M-1グランプリ」の予想や解説といった、他の吉本の芸人さんじゃ言いづらいことをビシバシ言葉に乗せていく姿に興奮。平日の夕方前だったりしてお客さんがまばらなとき、やっつけ仕事的に済ます若手芸人がいたりする中、毎回一切手を抜くことをせず、毛玉がついた虎のセーターをしっかりと着込み、汗だくになりながらマシンガントークを繰り広げるダイノジ。そんな彼らの姿勢に、私は心打たれました。

大分県で生まれ育ったダイノジの2人。生い立ちや中学校での出会いについて語ったりも。
意外だったのが中学生の大地さんは人気者だったこと。彼を中心としたグループが出来あがっていて、大谷さんはあとからその輪に入れてもらったのだそう。魔王をBGMにかけながらビンタしていく音楽の先生の話は、何回聞いても笑えます。
他にも、芸人になりたての頃のジャックナイフぶりを反省したり、品川庄司とのトークでお互いのライバル関係を懐かしんだり、さらには、「雷波少年(らいはしょうねん)」の企画で、ホームチームら他事務所の芸人と仕事をしたことで、今まで視野が狭かったことに気付いた話も。「M-1グランプリ」決勝でネタを飛ばしてしまったが故、その後の仕事が一切無くなってしまった出来事まで、いろんな話を彼らから聞かせてもらいました。
ダイノジの知識・歴史が、この「ヨシモト∞」でものすごい勢いで補完されていき、それに比例するように思い入れも深くなっていきましたね。

雑誌「AERA」でダイノジについて語る鈴木おさむ

今、ダイノジは大きなチャンスを掴もうとしています。
最初に書いたように「めちゃイケ」新メンバーオーディションの最終候補に残りました。このことに関して、「めちゃイケ」を担当している放送作家の鈴木おさむさんが、今発売中の雑誌「AERA」で連載しているコラム「ザ・私聴率」の中で言及しています。これがなかなかの感動もんでして・・・是非、買って読んでみて下さい。^^;

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結果はどうなるか分かりませんが、ダイノジという特殊なお笑い芸人を、これからもずっと見つめ続けていきたいです。あと最後に、「よしもとオンライン」に時々出て欲しいです。ダイノジのトークに飢えています。アゴが外れるぐらいダイノジで笑いたいです。

リアル芸人交換日記 (ヨシモトブックス)

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