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笑いの飛距離

元・お笑い芸人のちょっとヒヒ話

テリー伊藤が若さを保つためにしていること

よんぱち お笑い以外

ちょっと前のTOKYO FM「よんぱち 48hours」、ゲストにテリー伊藤さん登場。この番組のゲスト出演は、10年以上やっていた裏のラジオ番組が終了したために実現したのでした。
帯のレギュラーで、朝は情報番組、昼はラジオ番組、という生活を長い間続けていたテリーさん。ラジオの後は、ジムに行って体を鍛えていたと言います。そのことに驚いた鈴木おさむさん、テリーさんの年齢を尋ねると、なんと60歳!そんな話の流れから、その若さの秘訣についてトークは盛り上がっていきます。こういう食べ物を食べて、こういう運動をして、睡眠時間は何時間で・・・、という話になるのかと思いきや、全く違った話に。

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ままならないところに身を置く

2010年8月13日放送のTOKYO FM「よんぱち 48hours」

ゲストにテリー伊藤。パーソナリティは鈴木おさむ、柴田幸子。

鈴木「テリーさんがでも〜、今心がけていることってあるんですか?スポーツジム行ってるって言ってましたけど」
テリー「うん」
鈴木「なんかあるんですか?すごい遊ぶとか・・・」
テリー「あの〜、『ままならないこと』をいつもしていたい」
鈴木「どういうことですか?『ままならないこと』って」
テリー「あの〜、なんかお金で手に入るものってのは、まあもちろんすごい高いもの、高価なものは別ですよ」
鈴木「はい」
テリー「それは、ままなるでしょ?」
鈴木「う〜ん」
テリー「昔欲しいな〜と思ってた、分かんないけどロレックスも、まあ買おうと思えば買えるじゃないですか」
鈴木「はいはいはい」
テリー「車だって、そんなとんでもない車だったらともかく、車欲しいな〜と思ったら、別に買えるじゃないですか」
鈴木「はい」
テリー「ということは、物欲で満たしていくものっていうのは、もうそれは〜、もう格好悪いんだよね」
鈴木「(唸るように)う〜ん」

「ままならないこと」の対極として「お金で手に入るもの」と説明するテリーさん。そして、「ままならないこと」とは何か?という具体的な話へ。

常に評価されるポジションに居ることが大事

テリー「そうすると、ままならないもの」
鈴木「はい、なにが?」
テリー「例えば、おさむさんなんかもそう思ったんだけども、例えばほら、おさむさんの芝居を見に行ったでしょ?」
鈴木「はいはいはい」
テリー「おさむさんはあの時に、俺たちから見ると、客から見ると、『今回の鈴木さんのあれだな〜、舞台つまんないな〜』、『いや、面白いな〜』って言われる、そういうポジションに居るわけじゃない?」
鈴木「はいはい、そうです」
テリー「そういうポジションに居る、ってことが大切なんですよ」
鈴木「ほぉ〜」

常に評価されるポジションに居る、これはテレビを作っている人にぴったり当てはまりますね。また、テリーさんは今、朝の情報番組でコメンテーターの仕事をしていますが、そのことについても言及。

テリー「僕はず〜っとね、演出をずっとやってきたんです」
鈴木「はい」
テリー「それから、テレビ出てて、コメンテーターみたいなことをやってる」
鈴木「はいはい」
テリー「コメンテーターもまたいいんだけど〜、コメンテーターってのは、土俵に上ってないんですよ」
鈴木「あ〜」
テリー「土俵の外で、まあだから相撲で言うとさ、審判員みたいなもの」
鈴木「はいはいはい」
テリー「それもどうかな〜と、やっていながらにして」
鈴木「はい」
テリー「だから、ままならないこととか、例えば、英語を覚えるとか、ってのはお金じゃ買えないです」
鈴木「買えないです」
テリー「相当努力しないと、だから、相当努力しないとダメなものとか、頑張んないとダメみたいなものに挑戦してないと、なんか、格好悪いっていうか、年取っちゃうな〜と」

テリーさんは演出家だからなのか、自分自身もちゃんと客観視出来る方なんだなあと。この年齢にして、このバイタリティ、感服です。

敬語のない世界を求めて

お互いテレビを作る仕事をしているテリー伊藤さんと鈴木おさむさん。自分でそう意識していても、年齢を重ねていくと周りが変わってきてしまうという話へ。

テリー「敬語がある世界と、敬語がない世界」
鈴木「ほぉ」
テリー「僕は業界にいると、例えばラジオ局入ってくるでしょ、みんな『おはようございます、テリーさん』って言って、全部敬語なんです、敬語に包まれてるんです」
鈴木「はい」
テリー「それがもう面倒くさいんです」
鈴木「え〜、へっへっへっへっ、敬語がない世界にやっぱり」
テリー「いやいや、当然年を取ってくるから」
鈴木「みんな敬語になってきますよね」
テリー「敬語になってきますよね、すると、タメ口ってのが少なくなってくるでしょ」
鈴木「うん、なってきます、なってきます」
テリー「『テリーさん』って言われていると・・・、おさむさんもそうだと思うけど」
鈴木「はい、テリーさん」
テリー「もうそうすると『先生』とか」
鈴木「あの〜、さん付けがほぼになってきますよね、やっぱり」
テリー「全員がさん付けになってくるんです、だからもちろん、たけしさんとかさ〜、まあ巨泉さんとか、アッコさんなんかは違うかも分かんない、わずかですよ」
鈴木「『オイ!伊藤』って言う人はね」
テリー「伊藤っていうのは同級生ぐらいですよ」
(鈴木おさむ笑)

怒ってもらえる人が近くに居るか

テリー「そういうところがないと、つまんなくないですか?」
鈴木「ああ、確かに、確かに、分かります、あるとき・・・」
テリー「うん」
鈴木「自分の仕事場が、若手だったのに年上になっちゃって、もう全員後輩っていう状況になってくるじゃないですか、35ぐらい過ぎてくると」
テリー「うん」
鈴木「そうすると退屈ですよね」
テリー「なんかありますよね、だから、そういうのが・・・、ままならないところ、に身をいつも」
鈴木「包むと」
テリー「見つけていきたいなと」

そういう状況を心地よいと思わないことが、若さの秘訣かなとも。

鈴木「僕、常に言われるんですけど、怒ってもらえる人が何人いるかが大事だ、ということなんですけど、テリーさんのことを怒る人っていますか?」
テリー「いや〜・・・、あんまりいないですよね、だからそういうのは自分で作ってかないとね」
鈴木「ああ、なるほどね」

この話を聞いて、前にいっしょに仕事をした年配の方が「怒られることが無いって、意外と寂しいんだよね〜」と、じみじみ語っていたことを思い出しちゃいました。^^;その方は会社でかなりの地位だったのですが、店員さんには本当に腰が低くて、まさに「実るほど頭を垂れる稲穂かな」の体現者でしたね。
まさか若さの秘訣の話からこんな精神論的な話が聞けるとは思いませんでした。

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