笑いの飛距離

元・お笑い芸人のちょっとヒヒ話

「M-1グランプリ2008」でオードリーを応援していたゴルゴ松本

オードリーのオールナイトニッポンで意外にも、TIMゴルゴ松本が話題に出てきたことがありました。

それがまた、いかにもゴルゴらしいエピソードでして。「M-1グランプリ2008」が終わって間もなく、オードリー若林が、ゴルゴと通路ですれ違ったときのお話です。

雑誌のアンケートで「勝負強いお笑い芸人」1位に輝いたオードリー

2009年11月21日「オードリーのオールナイトニッポン」(ニッポン放送)

パーソナリティはオードリー(若林正恭・春日俊彰)。

オープニングトークから。

若林「なんか春日さん」
春日「なんじゃこりゃ」
若林「これはあの~、我々がですね」
春日「ええ」
若林「え~、アンケートなんですかね、勝負強い芸人の1位に選ばれたみたいです、ふふっ」
春日「勝負強い芸人?」
若林「勝負強い芸人は一体誰だ?というアンケートをとったらしいんですよね、雑誌ですかね」
春日「ほぉ~、ほぉほぉ」
若林「したら1位に選ばれたそうです」
春日「あら、オードリーちゃんが」
若林「はい、ふふっ」
春日「へぇ~」
若林「これ、どういうアンケートなんですかね?勝負強い……」
春日「勝負強い……ってことは」
若林「え~、(雑誌を見てる様子で)勝負強いお笑い芸人、第1位にオードリー、あの~、M-1で快進撃に感服ということで、ふふふっ」
春日「お~、なるほど」
若林「ちょっと話題が、結構前なんですが、いまだに余波があるんですか?春日さん」
春日「まあ、あるでしょうけども、衝撃的でしたからね~」
若林「『オリ☆スタ』というエンターテイメント誌でございますけどもね」

「M-1グランプリ2008」では2位だったので勝負強くはない

春日「でも、とは言っても2位ですからね、M-1」
若林「これあれですね、(雑誌を見てる様子で)笑いの真剣勝負M-1に打ち勝つことが出来たという勝負強さが、え~、評価されたということですけども、我々、結局負けてますからね」
(作家さん笑)
春日「そうです、2位だからね~」
若林「勝負強い……」
春日「勝負強くないでしょ」
若林「いや、サンド、サンド(サンドウィッチマン)さんとかはね、めっちゃ勝負強いですけど~」
春日「いや~、そうよ」
若林「我々、結局息切れしてますから、最後で、くくくっ」

先輩芸人に2本目のネタチョイスで怒られる

春日「そうよ、そうよ、2本目のね、ネタ選び失敗してるんだからさ~」
若林「いろんな先輩芸人さんを激怒させた、あの2本目でね~」
春日「なんであのネタやったんだ!と」
若林「ははははっ」
春日「1本目にやったネタを」
若林「うん」
春日「そのままやってもいけたんじゃないかっていう」
(スタジオ笑)
春日「いうぐらい~」
若林「うん、ははははっ」
春日「もうね、来たボールをこうね、足合わせたらゴール出来たっていう」
若林「俺あれでね~、あの、(おぎやはぎ)矢作さんに言われたもんね、『あのネタだったら、1本目と一語一句全く同じのほうが良かった』って、はははっ」
春日「そうそう、それであってもいけたっていう」
若林「こんだけ期間空いてから話すことじゃないですけどね」
春日「そうね~」
若林「いやあの、『あの2本目は一体なんだ!』っていう風に言われたのだったら、くりぃむしちゅーの上田さんと、とんねるずの石橋さん
春日「あ~」
若林「あと一番怒ってたのは、TIMのゴルゴ(松本)さんね
(作家さん笑)
若林「ふふふふっ」
春日「あ~、そう」
若林「俺、通路であの~、M-1の去年の後会ったら、『おい、お前!』つって、『なんだ、あの2本目は!』つって」
(スタジオ笑)
春日「あんまり面識も無いのに」
若林「『応援してたのに~』つって、で、みなさんなんか応援してくれてた分ね、それを」
春日「だからそういった意味じゃ、ちょっとね~」
若林「でもこれはあれですね、勝負強いっていうのを聞くっていうのは、あれですけども」
春日「うん」
若林「あれですね、僕らがこの勝負強いお笑い芸人1位に選ばれたことで」
春日「ええ」
若林「得たものは、というか、手にしたものはもう、角が立っただけですね」
春日「ははははっ」
若林「ははははっ」

なんでも真剣、真面目っていうのがTIMゴルゴ松本らしいかなと受け取れました。

内村プロデュースの「今日のレッド」コーナーで、後ろでひとり厳しい顔して、レッド吉田を見つめていた映像が蘇ってきます。

あっ! 命の授業

あっ! 命の授業

とんねるずやくりぃむしちゅーといった「M-1グランプリ」とは距離が離れているお笑い芸人たち。そんな彼らも注目していることが分かりました。

年末にやっているウンナンのトークライブでも、楽屋で2人が会うなり「M-1、観た?」という会話から始まっていました。