笑いの飛距離

元・お笑い芸人のちょっとヒヒ話

小島よしおの単独ライブDVDが223枚しか売れていない

今年最後の更新が「出川哲朗の俺をおいしくしろ!」なのは、らしくて良いのかなと自分に言い聞かせつつ行きます。今回のゲストは鳥居みゆきと小島よしおでした。

単独ライブ「小島よしおのペチクリカ」 [DVD]

単独ライブ「小島よしおのペチクリカ」 [DVD]

言っても世間を動かした小島よしお

「出川哲朗の俺をおいしくしろ!」。ゲストに小島よしお。

番組中ずっと笑いが絶えず楽しい配信でしたが、小島よしお単独ライブ「小島よしおのペチクリカ」を収録したDVDの宣伝を始めたところが特に笑ってしまいました。

小島「数といえば、この僕の単独ライブのDVD」
出川「おぉ」
鳥居「いきなり告知してきたぁ〜」
小島「数で思い出したんですけど、これ12月23日に発売されたんですよ」
出川「うん」
小島「で、これDVD、あの〜、どれぐらい売れてると思います?」
鳥居「どれぐらい売れたらいいの〜?」

MC出川と鳥居みゆきが天然か計算か分かりませんが、オチを利かせる為に大き目のフリをし始めます。

出川「正直、よしおって言えばこんだけ出てるし、なんだかんだ言ったって、ね」
鳥居「うん」
出川「芸人みんな言ってんですけど、一発屋、一発屋って言われてたけど、全芸人が正直絡んで、あっ、よしおは絶対一発屋になるわけないなと、って言うのは全員がネタにしてたけど、全芸人が思って、分かってたぐらいの人だから」
小島「はい」
出川「まあ普通で考えて、え、初版でしょ?」
小島「初版です」
出川「まあ〜、リアルは、8千から1万だな」
小島「おぉ〜」
鳥居「私は、3、4はいってる」
小島「3、4千?」
鳥居「万」
出川「3、4万なんて大大ヒットだよ!」
小島「大大ヒットだよ!」
鳥居「そうなんですか?じゃあ、2万」
出川「2万でも大大ヒットだよ!」
鳥居「うそぉ〜」
小島「5千売れたらもう大ヒットって言われる、DVD」
出川「大ヒット、大ヒット」
鳥居「じゃあ、私も1万ぐらい」
出川「1万いっても大ヒットだよ」

十分なフリが行われた後、小島よしおから売り上げの発表です。

小島「まあ言っても世間を動かしましたからね」
鳥居「うん」
小島「これ、今、223枚・・・」
(出川と鳥居大爆笑)
小島「俺、マジびっくりしましたよ!」
鳥居「あっはっはっはっ」
出川「くっくっくっくっ」
小島「え!ウソだろ?223万枚じゃないよな?ったら、『そんな訳ないです』」
鳥居「(笑いが止まらず)そんなわけない〜」
小島「『223枚です、小島さん』って」
(出川笑い止らず)
小島「『もっと宣伝して下さい、ブログ書いて下さい』って言われてんですから」
出川「え、ウソでしょ?」
小島「マジです」
出川「いつ発売したの?」
小島「12月23日です」
鳥居「え〜、結構経ってるね」

今は物が売れない時代だと出川が必死のフォローしていましたが、ちなみに鳥居みゆきのDVDは3万枚、「リアクションの殿堂」は1万枚売れているそうです。

「小島よしおのペチクリカ」を見た品川庄司の品川

そして、その小島よしおの単独ライブDVDを品川庄司の品川にプレゼントしたときの話も。

小島「しかもこのDVDを品川さんにお見せしたんですよ」
出川「うん」
小島「そしたら10分ぐらいで寝ちゃったんですね」
(出川と鳥居笑)
小島「それはまあ疲れてるし、しようがないな〜と思っていたら、次の日連絡があって」
出川「うん」
小島「『お前のDVDすげ〜な〜』って、あの〜『どんなに疲れているときでも、不眠症っぽくて3時間ぐらいしか寝れないんだけど、あれ8時間寝た』って」
鳥居「あっはっはっはっ」
小島「『お前のDVDすごい』ってメール来ましたからね〜」
出川「くっくっくっくっ」
小島「不思議な、なんか不思議なDVDですね、そういう意味で」
出川「逆にこれ、レアものになるかもね」
鳥居「ね〜」
出川「だって、ライブのときはお客さん、みんな笑ってるんでしょ?」
鳥居「あ、そんな笑ってない」
小島「いや、いいんだよ、そんなこと言わなくてもよ」
出川「え!だって、そんなわけないでしょ!よしおのファンが来てんだから大爆笑に決まってるでしょ」
鳥居「そんなわけ無かったよね?」
小島「(苦笑しながら)まあ、ややウケだよね」

ここまで話を聞いてきて、なぜかDVDを見てみたくなっている私が居ます。^^;あと品川にDVDを見せたときの様子が、本人のブログで書かれています。

番組の最後は、チャットのみなさんにイジられまくる小島よしお。その様子を見ていると、「ああ、小島よしおは一発屋どころか、そこそこの売れっ子として今後も生き残っていくんだろうな」と思いながら配信は終了。

鳥居みゆきの才能を再認識

また今回の配信での鳥居みゆきは、キャラクターなのか素なのか、トークの内容もホントなのかネタなのか、視聴者を惑わしながら、そして考えさせるギリギリのラインを歩いている感じでした。ビジュアルの良さをちょうどいい具合に武器にしていて、鳥居みゆきが画面に映っていると自然と注目してしまいます。そうさせる絶妙なライン取りは、やっぱり才能があるんだと再認識しました。
また、私が好きな作家のひとり、道尾秀介さんが鳥居みゆきを褒めています。

好きな作家が認めるぐらいだから才能がある、他人任せな単純な発想ですが、このことからも鳥居みゆきの才能を認めたのでした。

夜にはずっと深い夜を

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