M-1グランプリの決勝に進む条件
ついに今日、M-1グランプリ2009決勝が行われます。予想ではありませんが、ドッキリ番組でコンビ愛を見せ付けたナイツ(あとマセキ芸能だし)、事前番組で8年の苦労が報われて、それを知ってる芸人達に祝福されて号泣するパンクブーブー、私的にこの2組のコンビにどうしても思い入れが出ちゃっています。
で、今更ですが、ダイノジのヨシモト∞にパンクブーブーをゲストに招いたときの様子をご紹介させてください。
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面白いだけじゃダメ
2008年4月24日の「ダイノジのヨシモト∞」。ゲストにパンクブーブー、ロシアンモンキー、5GAP。
ダイノジがパンクブーブー(ボケが佐藤、メガネをかけた方がツッコミの黒瀬)を呼び込むと、中央にマイクが据えられてネタを披露。有り得ないほど爆笑をかっさらった後、
大谷「いや〜、まさかネタをやってくれるとは思わなかったですね」
黒瀬「いや〜、すみません、やっぱりサンパチ立つとネタやっちゃうんですね〜」
大谷「いや、さっきのNON STYLEもそうだけど、もうなんで準決勝で落ちてるか分かんないもんね〜」
おおち「そうそう」
佐藤「あ〜、嬉しいですね〜、ありがとうございます」
大谷「ザ・パンチとね」
おおち「うん」
大谷「いやもう単純に、その3組は審査員に嫌われているだけなんじゃないの」
黒瀬「あっはっはっはっ」
大谷「ほんとに」
佐藤「何が原因なんでしょうね?」
大谷「審査員の好みだと思います、だって面白いもん、みんな」
黒瀬「あ〜、そうですか〜」
大谷「ウケてもいたし」
佐藤「いや、嬉しい」
おおち「面白いだけじゃないのかもしんないな〜」
大谷「あ〜、そうかもしんない、俺達になんて迷路で分かってるもんね」
おおち「うん」
大谷「すぐセーターとか着ちゃったりしてさ」
(お客さん笑)
トンがりまくってたダイノジ、M-1決勝でネタを飛ばして翌年から仕事が激減。そこから悩み苦しみ、虎のセーターを着ることで以前の自分達の姿を消し去ることに。それからケツメイシのPVに使ってくれて徐々に這い上がってくるという図式。M-1の呪縛に一番苦しんだコンビが、ダイノジなのかもしれません。だからM-1グランプリに今でも熱い視線を送り続けているんでしょう。
ラテ欄に載れ
季節的に吉本の新入社員も見つめる中、大谷流M-1決勝の条件をパンクブーブーに語り始めます。
大谷「大谷流、M-1決勝の条件」
黒瀬「お〜、聞きたい」
佐藤「うわ〜、ありがとうございます」
おおち「言ってもダイノジ、一回出たことありますからね」
大谷「ダダスベリしてそっから仕事ゼロになっちゃった」
(お客さん笑)
黒瀬「あっはっはっはっ」
おおち「転機としてはね」
大谷「これね、実はね、ひとつあるんです」
黒瀬「はい」
大谷「あのね、え〜、ラテ欄に載れ」
黒瀬「あ〜、新聞の」
大谷「これなんでかって言うと、つまり、記号化できるかどうか、ってことなんです」
佐藤「お〜」
大谷「例えばトータルテンボスは、俺達は何も意識してないですよ、芸人さんは意識してないけど、渋谷系漫才って1個付くでしょ」
黒瀬・佐藤「あぁ〜」
大谷「あんときライブ会場に来てるお客さんは、そんなこと思ったことないですよ、だけど、そういうひとつのキャッチフレーズが付いたら、そういう人達だっていうことで、ラテ欄に載れるんですよ」
黒瀬・佐藤「なるほど」
M-1グランプリはTVショー
大谷「あの〜、要は、例えば、素人の2人(変ホ長調)が決勝に出てきたところにも」
黒瀬「はい」
大谷「向こうも言ったってテレビですから」
佐藤「あ〜」
黒瀬「そりゃそうですよね〜」
大谷「もちろんデキもありますよ、絶対有るし、吉本の芸人さんがやたらいっぱい出てくるけど、あれなんかヤラセとか言う人いっぱい居るけど、他事務所の人とかでも」
佐藤「ええ」
大谷「あれ全然ヤラセだと思わないね、ほんとに、だって毎日劇場立ってるんだもん、漫才やってる回数が全然違うんですもん」
黒瀬「吉本は、っていうことですね」
大谷「そうそうそう、そりゃやっぱり面白いヤツが多いから、プラスやっぱ一個、ラテ欄というか、キャラクターとして」
佐藤「はい」
大谷「パンクの場合、最初ネタのツカミで言いましたけど、2人ともブサイクだって言うじゃないですか」
黒瀬「あっ、そうですね」
大谷「すげ〜良いと思うんですけど、さほどでしょ?」
(お客さんから納得の声)
おおち「お〜、すげ〜」
佐藤「自信持っていいんですかね」
大谷「ライブハウスのお客さんには、そういった『2人ブサイクなんですよね』って言うけれど、ちょっと首が傾げちゃうような、説得力が無いんです」
そこからパンクブーブーをどのようにして、ブサイクの強度を増していくかに話はなって、イボを付けろ、歯を抜け等、収集が付かなるという感じでした。^^;
やっぱりなんだかんだ言ってもM-1グランプリ程の大きなイベントは他にありません。心ウキウキ、ドキドキ状態をかみ締めるように楽しみながら決勝の生放送を待ちます。
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