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笑いの飛距離

元・お笑い芸人のちょっとヒヒ話

ウンナンに憧れて芸人になったバカリズム

出川哲朗 バカリズム 出川哲朗の俺をおいしくしろ!

久しぶりに「出川哲朗の俺をおいしくしろ!」が配信されました。今回のゲストは、バカリズム、いとうあさこ、やまもとまさみの3人。出川曰く、マセキオールスターズ。
芸風が全く違う出川とバカリズムのやり取りがとにかく楽しかった配信でしたね。お互いを貶め合ったり、真面目に語り合ったりもして。出川の伝家の宝刀「グーパンチツッコミ」が、バカリズムに何度も炸裂していました。

架空OL日記 1 (小学館文庫)

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センスマシーン、バカリズム

「出川哲朗の俺をおいしくしろ!」。ゲストにバカリズム、いとうあさこ、やまもとまさみ。

まずは自己紹介から番組はスタート。

出川「マセキオールスターズね、まずあの〜、みなさんに一人ずつ、どういう人なのか、間単に自己紹介を、まずは、まこっちゃんから」
バカリズム「はい、マセキ芸能社14年目の、バカリズムの升野英知(ますのひでとも)と申します」
出川「今やもう、この人を知らない人はいないと思いますけど」
バカリズム「いやいや」
出川「うちの芸人の中で、ひょっとしたら一番の天才・・・」
バカリズム「ひっひっひっひっ」
いとう「あ〜、そうですね」
出川「笑いにかけては多分、一番の天才と言われている・・・」
やまもと「東京一じゃないですか?」
出川「東京一?」
いとう「いや、日本一?」
やまもと「僕はそう思ってますよ」
出川「確かそうか、確かにそれぐらいの・・・」
いとう「センスマシーンですもんね」
出川「あ、センスマシーン、そう」
バカリズム「(笑いながら困った表情で)こういうときって僕、どういう顔していればいいんですか?」

「バカリズム=天才」と評するリアクション芸人出川。しかし、自分はバカリズムに見下されていると言い出す出川。

出川「簡単に言うと、僕と両・・・、対極に居る方ですね」
バカリズム「いやいやいや」
出川「発想で勝負して、人を笑わせる人だから、俺のことず〜っと見下しているんです」
(メンバー笑)
バカリズム「違うんです」
出川「もうほんとに」
バカリズム「『桂芸能社』っていう番組で、さんざん僕、体張って来たんですよ」
(出川笑)
いとう「あ〜、そんなときありましたね」
バカリズム「体も張ってきましたよ、ちゃんと〜」
いとう「逆に今、もうイメージが無いですね〜」
バカリズム「そんなこと無いですよ〜」
やまもと「こんなニコニコしてますけど、悪魔ですからね」
バカリズム「違います」
いとう「小悪魔です」
出川「あの、やっぱR-1のね、特に今年のネタはもうみんな大絶賛、多分みなさんも知ってると思いますけど」
やまもと「あ〜」
出川「あの、地図を使った・・・、地図を使って、地図をハンドバッグ・・・、説明されると恥ずかしい?」
(しかし全然説明になっていないためメンバー爆笑)
バカリズム「地図を持つ、みたいなね」
いとう「それそれ」

いとうあさこ、やまもとまさみの自己紹介と続いて、やまもとまさみの不幸続きの話の後、視聴者が求めているか不安な気持ちに覆われる中、いとうあさこのレオタード生着替えタイムに突入。そして、視聴者からの質問メールのコーナーへ。

楳図かずおの「まことちゃん」に似てるから「まこっちゃん」

なぜ出川はバカリズムを「まこっちゃん」と呼ぶのか、という質問が来て

出川「なんで分かんないのかね〜」
バカリズム「ええ」
出川「もう楳図かずおの『まことちゃん』にそっくりだから」
やまもと「はっはっはっはっ」
出川「そっから、まこっちゃんって呼んでるの」
いとう「それは〜」
バカリズム「出川さんってそういう説明も無く、当たり前のように言うじゃないですか」
やまもと「そうですね」
バカリズム「内村さんのこともチェン、ってね」
いとう「チェン」
バカリズム「そのあとに説明が来るから、周りのスタッフの人達は僕の名前、下の名前とか知らなかったりするから、あの〜、僕のこと本当に『まこと』っていう名前だと思われてるんです」
やまもと「そうですよね〜」
いとう「枡野まこと、はっはっはっはっ」
バカリズム「一緒に番組やらせてもらってる時に、プロデューサーの人が『おい、まこと』って言うんですよ」
出川「あっはっはっはっ」
バカリズム「そういう説明を一回、全部しなきゃいけないから、毎回」

アメトーークのマセキ芸能社芸人の放送でもなんの説明もなく「まこっちゃん」と呼んでましたが、私も最近になってその理由を知った口です。

人見知り芸人を見ていた出川

出川「人見知りだからね、この人」
いとう「はい」
出川「ほら、こないだあの、アメトーークで人見知り芸人やったの、みんなも見てると思うけど」
いとう「(外のお客さんに)ご覧になりました?」
出川「あれでハッキリしましたね、あの〜、まさみとかも、あさこも飯食ったことあるけど」
いとう「はい」
出川「まこっちゃん誘うと、必ず『すみません、この後ライブの打ち合わせ・・・』」
(バカリズム爆笑)
出川「もう夜中11時ぐらいですよ!」
バカリズム「いやいやいや!」
いとう「あるわけない!」
やまもと「架空の、架空の仕事ね」
出川「あれでハッキリしたからね!嘘だってことが」
(バカリズム困惑の表情)
いとう「架空の仕事がある」
出川「架空の仕事、しかもマネージャーと打ち合わせして、それみんな断ってるって、ばれちゃったね」
いとう「おっしゃってましたよね」
バカリズム「ちが・・・、う〜、そっか、出川さん、見てたんですね」
(メンバー笑)
出川「見るに決まってるでしょ!アメトーーク見逃さないよ、絶対」
いとう「『もう使えなくなっちゃうんですけど』って、おっしゃってましたね」
出川「使えないって言ってたね」
バカリズム「(笑うしかないという感じで)くふっ、ふっふっふっ、だからここでもあんま言って欲しくない、さらに使えなくなるから」
やまもと「あっはっはっはっはっ」

まさにガマガエルに睨まれた子リス状態。

バカリズムの逆襲

その後のトークで、いとうあさこが出川のことをちょっと良い感じに語り出すと、バカリズムが先ほどのお返しとばかりに反撃に出ます。

バカリズム「いいですか、僕ちょっと、出川さんの話をさせて頂いて」
いとう「あ、教えて頂いていいですか」
バカリズム「勘違いしていますよ」
いとう「私?」
バカリズム「はい」
いとう「出川さんのことを」
バカリズム「もう、ほんとね、あの〜、すごく風俗に行くんですよ、出川さんって」
(メンバー爆笑、出川グーパンチツッコミ)
出川「昔の話だからね!」
バカリズム「いやいやいや」
出川「結婚する前の話ですから!」
いとう「あっはっはっはっ」
バカリズム「僕は、僕はね・・・」
出川「はっきり言います!結婚する前です」
バカリズム「あの〜、出川さんとね、『炎のチャレンジャー』という番組に出させて頂いたんですよ」
いとう「ありましたね、100万円のね」
バカリズム「で、僕100万円獲りまして、80時間不眠不休で優勝したんですよ」
いとう「はい」
バカリズム「で、そのときに出川さんがね、『頑張ったな〜、そんな体張るように見えないのによく頑張った』と、そのご褒美に良いとこ連れてってやろうって言われて」
いとう「はい」
バカリズム「で、当時僕も全然行った事が無かったんで、全然ピュアな、22、3歳ぐらいのね、男の子だったんですけど」
いとう「はい」
(外のお客さんに笑顔で手を振り愛想を振りまく出川)
バカリズム「あの〜、風俗店に連れて行かれまして、で〜、そこで初めて、風俗を知って」
いとう「体験」
バカリズム「僕ハマっちゃって、僕・・・、その後、その賞金100万円全部そこで使っちゃうんですけど」
(メンバー大爆笑)
いとう「そんなハマりました?」
バカリズム「性病にも2回かかってるんですけど」
(メンバー爆笑)
バカリズム「そういうことがあったんですよ、(頭を抱えるいとうあさこに向かって)ね、ね、で、その後『お前は面白いやつだな〜』って、で〜、『ちょっとウチに来い』と」
(現実逃避でチャット画面を見つめる出川)

微妙に墓穴を掘った感もあるバカリズム。^^;ですが、反撃はまだまだ止まりません。

バカリズム「で、若手何組かで出川さんの家にご招待して頂いたんです、ちょうど今の奥さんじゃなくて、前の彼女さんと一緒に暮らしてまして、出川さん、ね、ふっふっふっ・・・」
いとう「はい」
バカリズム「まあ、そこではそんな話は出来ませんけども、その〜、良い彼女で当時、料理も作って頂いて、『ありがとうございます』って、『じゃあ、そろそろ僕ら帰ります』って」
いとう「はい」
バカリズム「『じゃあ、あの〜、下まで送るよ』って、『いや、そんなの申し訳ないです』って、『いや、送る送る』って」
いとう「はい」
バカリズム「で、『そうですか、すみません』って、一緒に下まで降りたんですよ、したら、『さぁ、今から風俗行こうか』って」
(メンバー笑)
バカリズム「さんざん彼女に、今まで作ってもらってたんですよ」
やまもと「ほぉ〜」
バカリズム「『料理上手いだろ〜、この子』とか言って、『さぁ、これから風俗行こうか』、『大丈夫、バレないから、バレないから』って」
出川「ちょっとごめんなさい・・・、(リアクションの殿堂の宣伝パネルでバカリズムを猛ツッコミ)」
(メンバー爆笑)
出川「違うの!違うんです!違うの、それは〜、まだまこっちゃんもブレイクする前で、ほらみんな、あと若手の子も何人か来てて、まだみんなお金も無い時期だったから〜、ほら、やっぱそういう時じゃないと、連れてってあげられないから〜」
いとう「風俗イコール、一番のサービスみたいな〜・・・」
バカリズム「違う、違う、そんとき言ったのは『こういうタイミングじゃないと俺なかなか行けないからさ』と」
出川「いやいや、それは無い!それは無い!俺・・・、俺はタイミング、あの頃関係なかった」
バカリズム「あっはっはっはっはっ」
出川「あの頃関係なかったから、俺は」
(メンバー笑)
出川「(外に手を振りながら)みなさん、結婚する前の話ですからね」

否定するところが違うだろと思わずツッコんでしまいましたが、同じ事務所ってことでバカリズムだけじゃなく、いとうあさこややまもとまさみも含めてエピソードが事欠かないです。

出川を目指していないバカリズム

そして、ついにバカリズムの口からウンナンの名前が出て来ます。出川の尊敬するところと直した方がいいところを教えてください、という質問メールが来て

バカリズム「ってか、我々のね〜、後輩にとってやっぱ、出川さんはもう、ものすごく大きな存在ですから・・・」
やまもと「そうですね・・・」
いとう「はい・・・」
バカリズム「ええ」
いとう「やっぱ、将来、こういう風になれたらいいな、ってのを目標にやっぱ・・・」
バカリズム「やってますからね〜」
いとう「やってますからね」
バカリズム「ええ、そう・・・、そりゃもう皆、3人とも同じ意見・・・」
(出川、バカリズムにグーパンチツッコミ)
(メンバー大爆笑)
出川「いやいや、あさことまさみは分かる、ぜったい!思ってないだろ!」
バカリズム「違いますよ!ふっふっふっ」
出川「ぜったい!思ってないだろ!」
バカリズム「(笑いが止まらず)思ってます・・・」
いとう「絶対目指してない」
バカリズム「いつになったらこの誤解は解けるんですかね?」
出川「ぜったい!目指しているわけがないからね」

完全にバカリズムに踊らされている出川。しかしここで出川が今日一番のパスを繰り出します。

SHA・LA・LAの舞台も見に行ったバカリズム

出川「本当は目指しているのは誰なの?」
バカリズム「はい?」
出川「本当に目指してるの、松本さん、やっぱ?」
バカリズム「僕は、多分出川さんにも話したこと無いと思うんですけど、あの〜、本当に、ウンナンさんに憧れて、日本映画学校に入ったんですけど」
出川「うん」
バカリズム「当然、ウンナンさんの番組全部見てましたから、僕出川さんのことも大好きなんですよ、ずっと、中学生、高校生と」
出川「うんうん」
バカリズム「だから、もうほんとに、あの〜、もともとファンなんですよ、僕は」
(数秒固まる出川)
出川「俺の?」
(メンバー爆笑)
出川「いやいやいやいや!」
バカリズム「SHA・LA・LAの舞台も見に行きましたし」
出川「あっ、SHA・LA・LAも見てるの?」
バカリズム「はい」
出川「ほんとに?」
バカリズム「はい」
出川「でもそれは、ウッチャンナンチャンのファンだったからでしょ?」
バカリズム「いやもう、それは当然、あの〜、『やるならやらねば』に出ていた皆さん・・・」
出川「でも、ウッチャンナンチャンと芸風も違うじゃん」
バカリズム「えっ、そうですか?僕、結構・・・」
出川「ほら、もう2、3年前に、もうすでにウンナン抜いたって」
バカリズム「言ってないですよ!!」
(メンバー爆笑)
バカリズム「言ってないですよ!!」
(出川、人差し指を口に当てて内緒のポーズ)
バカリズム「ちょっちょっちょっ、ひどくないですか!」
いとう「シーって」
やまもと「あ〜、マジですか?」
バカリズム「『マジですか?』じゃない!」
出川「(嬉しそうに)センスで言えば、数段上だって」
バカリズム「言ってるわけないじゃないですか!」
(メンバー笑)

最後にとんでもない虚言を吐いて、主導権を握り返そうとする悪魔のMC出川。バカリズムがウンナンが原点だと言っているのに否定する出川にもちょっとイライラ。^^;でもそれによって、バカリズムからウンナンに対する想いを引き出せたのも事実。

ウンナンイズム最後の後継者バカリズム

出川「だって、そのほら、発想的から言ったら松本さんとか、なんかそっちじゃない」
バカリズム「当然、当然、ファンですよ」
出川「ウッチャンナンチャンでもないじゃない」
バカリズム「でも僕ら、コンビのとき、最初ショートコントから始めたし」
出川「あ〜、そうかそうか」
バカリズム「やっぱり、コントというところでは、ウンナンさんのDNAを多分・・・」
出川「はいはいはい」
いとう「そうですね、ウンナンさんのラインの本当に最後の、最後の・・・」
バカリズム「最後のウンナンイズム的な・・・」
出川「うんうん、最初のショートコントのネタはそうか」
いとう「マセキで言ったら、そういうイメージがありますね」
バカリズム「はい」

バカリズムがコンビだった頃、テレビで「受験に失敗する様子をラジオ体操の歌に合わせてやるネタ」をたまたま見たことがありました。
そのときの審査員が「このネタをもっと深く追求していけば、ウンナンみたいになれるよ」的なアドバイスしてたのが忘れられません。そして、そのアドバイスが本人達にとって嬉しい言葉だったのかも不安でした。なんでウンナンと比べられるんだとね。でもその心配は無用だったことが、今回の配信でハッキリしたことが何より嬉しいです。