笑いの飛距離

元・お笑い芸人のちょっとヒヒ話

出川哲朗のあだ名使い分け理論

さまぁ〜ずのトーク番組「さまぁ〜ず×さまぁ〜ず」で、出川が語る「後輩芸人のあだ名使い分け理論」についての話になりました。

冒頭、ちょっと前にある番組で運動したため筋肉痛になってしまい、それのピークが2日後に来るという話の後、その番組の帰りにウド鈴木と出川哲朗の3人で珍しく食事に行ったと話す三村。おそらくその番組は「リンカーンの芸人大運動会」のことではないかと。食事のメンバーを見ても。

毎日どっきり2~出川の復讐~ [DVD]

毎日どっきり2~出川の復讐~ [DVD]

さまぁ〜ず三村、ウド鈴木、出川哲朗で食事に行く

2009年10月17日放送の「さまぁ〜ず×さまぁ〜ず」。

その食事中、三村はずっと気になっていたことを出川に酔った勢いでぶつけます。

三村「あの、俺ず〜っと気になってたのが、出川さんはもう45(歳)なのよ」
大竹「うん」
三村「ってか、俺らよりも4つ上なのよ」
大竹「はいはい」
三村「46の学年?」
大竹「うん」
三村「だからもうだいぶ上じゃん?」
大竹「うん」
三村「で、20歳ぐらいから芸能人目指していろいろやってた訳だから、先輩じゃん、完全なる」
大竹「はいはいはい」
三村「だから、『三村っち』とか、『竹ちゃん』」
(スタジオ笑)
三村「(大竹を指差しながら)『竹ちゃん』って言うんだよね」
大竹「はい、そう呼んでもらってますね」
三村「もう『大竹』と『三村』でいいんじゃないですかって、この際」
大竹「うん」
三村「なんかそのほうが、なんかスッて俺もなりますし、『三村っち』って、なんかたまごっちみたいで」
(スタジオ笑)
三村「(笑いながら)なんか、まあ別にいいんですけどね、呼び方なんてどうでも」
大竹「うん」
三村「でも、呼び捨てでいいんですよって」
大竹「うんうん」

それに対する出川の答えは、きちんと理論があってのことだと言います。

認めた後輩にはあだ名で呼ぶ出川哲朗

三村「したら出川さんが、『いや、俺にはこれ、理論があって』」
大竹「うん」
三村「『俺が認めた、尊敬できる後輩は全部、三村とか呼び捨てにしないことにしている』って」
大竹「へぇ〜」
三村「『だからさまぁ〜ずの二人』、(出川特有の手を使った数え方をして)なんかこんなん・・・」
(スタジオ笑)
三村「数え方おかしいんだよ」
大竹「そうだね、小指から折ってるからね」
三村「『二人』、(出川の数え方を真似て思わず吹き出し)ふふふっ、『三村っち、竹ちゃん』」
大竹「うん」
三村「あと『今田っち、ひがしのりん』、くふっ」
(スタジオ笑)
三村「呼び方おかしいんだよ」
大竹「うんうんうん」
三村「『ウドちゃん、天野っち』って、どんどん増えていくわけ、認め・・・、尊敬する後輩いっぱい居るね!」
大竹「あっはっはっはっ」
三村「いっぱい出てきて、呼び捨てにしてる人結構居なくなっちゃった」
大竹「うん、うん」
三村「じゃあ、この人全員を認めてんだみたいな」
大竹「すごいね〜」
三村「全員を認めているから呼び捨てにしていない」
大竹「じゃあ、今から呼び捨てにしてる人をテレビで見たときに、あれ?尊敬してね〜な!って思っちゃう」
(スタジオ笑)
三村「俺もそういう目で見るようになっちゃうぜ!って、下手したら『ミヤサコ』って言ってなかったっけ?みたいな」
大竹「発表していいのかよ!おまえ」
(スタジオ笑)
三村「ぶっはっはっはっはっ」
大竹「見方変なんなるだろ!おまえ」

それでも出川ならなんでもアリだと、そして天才だと持ち上げてフォローしていました。リンカーンの芸人運動会で出川が浜ちゃんに叩かれたとき、「同級生なのに」と泣き顔で立ち去るところなんて、確かにある意味天才だと。
出川のあだ名の使い分けは結局、プライベートでも親密な後輩芸人にはあだ名を付けて呼んでいる、っていうことなんでしょうけどね。ウッチャンを「チェン」と呼ぶオリジナリティ、東野を「ひがしのり」ではなく「ひがしのりん」と呼ぶ天然間違い、出川哲朗は有吉とはまた一味違ったあだ名付け名人だと思います。
ちなみに、出川はバカリズムのことを「まこっちゃん」と呼んでいます。それは本名の枡野(ますの)から来ていると今まで思っていたのですが、実は楳図かずおの「まことちゃん」に似ていることからそう名付けたことを最近知りました。^^;