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笑いの飛距離

元・お笑い芸人のちょっとヒヒ話

内村光良と岡村隆史が素の状態で絡んだシーン

ウッチャンナンチャン ナインティナイン

「フジテレビ開局50周年記念 記録よりも記憶に残るフジテレビの笑う50年」を観ました。めちゃイケメンバーが「ウッチャンナンチャンのやるならやらねば」のVTRを見ている場面で、ある記憶が蘇ってきたので、今回はそれを紹介させて下さい。

その記憶とは「内村光良と岡村隆史が絡んだシーン」です。

あくまで記憶なので、私が実際に見てきたテレビに限ります。
「なんでナンチャンや矢部っちじゃ無いの?」という問いは、2人とも社交性があるので、お互いが絡むことで生じるドキドキ感はどうしても薄いんです。「めちゃイケ」のやべっち寿司にベッカムが来たとき、ナンチャンも近くにいたそうです。収録後に矢部さんがナンチャンを見つけてベッカムに会わせようと声を掛けたと、ラジオで話していました。これがもし、ウッチャンと岡村さんだったら……。おそらくお互い照れてそのまま何も起こらずに終わると想像します。^^;

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最初に見た共演は「とぶくすり」

最初に見たウッチャンと岡村さんの共演は、1993年ぐらいに放送された「とぶくすり」です。岡村さんにはドッキリで何も知らせていない状態でコントの収録開始。途中で、極楽とんぼ加藤さんが台本に無いことをしゃべり出し、ウッチャンを呼び込みます。すると、コントにウッチャンが乱入してきたのです。
ドッキリだし、初対面だしで、慌てふためく岡村さん。このときはコントなので、どちらもキャラになりきっていて素ではありませんでした。岡村さんもまだまだこれからという若手芸人でしたしね。今思うと、隣にいたよゐこ濱口さんが一緒に恐縮している姿が新鮮だったりします。

最後に見た共演は「FNS27時間テレビ」のザ・ココイチテン

最後に見た共演は、ナインティナインが総合司会を務めた2004年「FNS27時間テレビ」。早朝にやった「ザ・ココイチテン」です。歌唱力があるお笑い芸人が真面目に歌うコーナーで、そのトリがウッチャン扮する大嵐浩太郎。もう完全なコントによるオチ担当でした。
このときも岡村さんは黒柳徹子の格好で、ウッチャンは大嵐浩太郎になりきっている。これまた、お互いキャラに入った状態での共演。ウッチャン(大嵐)が「君もいいメイクしてるね〜」と言うと、岡村さんは「ありがとうございます」と照れるシーンが印象的でした。

素の状態で2人が共演したのは1回だけ(私の記憶の限りで)。「ワールドカウントダウン1999」という番組でした。ウッチャンナンチャンが司会を務めたフジテレビの年越し番組です。

内村光良と岡村隆史がお互い素の状態で絡んだ「ワールドカウントダウン1999」

1999年12月31日放送の「ワールドカウントダウン1999」。

ポケビ・ブラビが「NHK紅白歌合戦」出た年でもあったので、番組が始まってもウンナン、キャイ~ン、よゐこの「ウリナリ」チームは、バスでNHKからフジテレビに移動中でした。その合間、スタジオにひとりで佇む篠原ともえさん。シドニー等の中継先を紹介したりして、ウンナンの到着を待ちます。

そして、木佐アナが次の中継先に呼びかけると、極楽とんぼがニッポン放送にいて、隣には「オールナイトニッポン」本番前のナイナイの姿がありました。そこでしばらく極楽とんぼとナイナイがやり取りしていると、右下に小さなワイプ画面が現れて、バスでフジテレビに移動中のよゐこだけが画面に。ナイナイに呼びかけます。それに気付いた岡村は、「紅白見てたよ〜」「よゐこ全然映ってなかったな」「藤崎さんの方が目立ってた」と、よゐこをイジり倒します。

すると、右下のワイプ画面がどんどん引いていって、ウンナンとキャイ〜ンも映っている状態に変化。先に声を掛けたのはナンチャン。「(片岡)飛鳥の言うことは聞くな~」「来年もよろしく〜」と呼びかけるナンチャンの隣で、ウッチャンは黙って笑っています。
ウッチャンは誰にどう話掛けるのかドキドキしながら見守っていたら、意外にも岡村さんからウッチャンに声を掛けたのです。

岡村「内村さ〜ん!岡村で〜す!」
内村「あっ!どうも〜」
岡村「は〜い」
内村「あ、あの〜」
岡村「はい?」
内村「カウントダウンまでに会えるのかな?」
岡村「カウントダウンですか?」
内村「うん、あっ、そっちラジオやってんの?」
岡村「そうなんですよ」
内村「(イヤホンの調子がおかしい様子で)あっ、もしもし?」
岡村「もしもし?」
天野「(勢いに任せている岡村に)キャラが絡みにくいよ」
岡村「岡村です!」
内村「あっはっはっはっ!」
岡村「はい」
内村「来年もよろしく!」
岡村「あっ、よろしくお願いします」
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ほんの数十秒のなんでもない会話。でも、普段あり得ないお笑い芸人の共演に加えて、どちらのファンでもあるので、お互い素で会話している姿に体が熱くなったのを今でも覚えています。冷静に見返すと、岡村さんが不意に呼びかけたので、ウッチャンのほうがちょっと戸惑っていた感じがします。

ナイナイから下の世代のお笑い芸人になると、若くしてメイン番組を持ったがゆえにゲスト出演する機会がなかった、なんていうケースはほとんどありません。芸人同士が絡んだだけで体が熱くなるような体験が、これから無くなってしまうのはちょっと寂しいかもしれません。