笑いの飛距離

元・お笑い芸人のちょっとヒヒ話

出川哲朗の俺をおいしくしろ!とアメトーークのコラボ

今回の「出川哲朗の俺をおいしくしろ!」に、雨上がり決死隊が登場しました。
ちょうどその日が「アメトーーク」のDVD発売日ということだったのですが、配信時間が30分だけで非常に短くて、残念。
ラジオ的な部分を求めている私としては、2時間ぐらいダラダラやってくれて、そこから思わぬちょっとヒヒ話が聞きたい。^^;

ホトちゃんのとっておき北海道 ~雨上がり決死隊・蛍原徹のええ店よりすぐり87店~ (ヨシモトブックス)

ホトちゃんのとっておき北海道 ~雨上がり決死隊・蛍原徹のええ店よりすぐり87店~ (ヨシモトブックス)

ちょっとヒヒ話欲しがり家さんの出川

「出川哲朗の俺をおいしくしろ!」。ゲストに雨上がり決死隊。

そんな短い配信時間の中でもちょっとヒヒ話を欲しがったり、お約束にリアルに気付かないという出川哲朗らしい一面が出た場面もありました。
視聴者から「お互いの好きな所、嫌いな所は?」という質問が送られてきて、

蛍原「みんなお互いにね」
宮迫「あ〜」
蛍原「まあ、だってもう、僕たちは20年いっしょですから〜」
出川「20年だもんね」
宮迫「そうですね〜」
蛍原「仲良いとか、悪いとかの次元じゃないですよ」
出川「や、じゃあじゃあ、ホトちゃんが宮迫にリアルに好きな所を」
蛍原「宮迫の好きな所?」
出川「リアルに」
蛍原「宮迫の好きな所・・・、宮迫の好きな所無いですね」
出川「や、ダメダメ、リアルに、リアルに、ちゃんとよゐことキャイ〜ンも答えてくれたから、恥ずかしがらないで」
蛍原「そんなん好きですね」
宮迫「あっはっはっはっはっ」
蛍原「ここ飲み屋じゃないですよ、出川さん」
宮迫「出川さん」
蛍原「出川さん、なんかそういうの、なんかいい話みたいの好きですよね〜」

リアルに気付かない出川

出川「(見透かされたのを照れながら)いや、別にいい話とかしなくてもいいけど、じゃあ!じゃあ!じゃあ!言いやすいところで、嫌い所からでもいいよ」
蛍原「え?」
出川「宮迫の嫌いな所、ここ直してみたいな」
蛍原「ここ直してみたいな、あ〜、そうですね・・・、なんでしょうね・・・、(じっくりとためて)無いですね〜」
出川「いっひっひっひっ、いやホトちゃん、最悪な答え・・・、ひっひっひっ」
蛍原「(とぼけた顔で)なんすか?」
(出川立ち上がり宮迫を挟んで座っていた蛍原に伝家の宝刀グーパンチツッコミ)
蛍原「グーパンチや、グーパンチや」
出川「(笑いがこぼれながら)最悪だ」
宮迫「無いもんしゃあないですやん」
出川「最悪な答えでしょ!もう〜」
宮迫「(出川のひざに手を置いて)それじゃもう分かりました」
出川「じゃあ!じゃあ!じゃあ!宮迫が嫌いなところ」
宮迫「嫌いな所は・・・、(これまたじっくりためて)無いですね」
(出川超反応で宮迫に伝家の宝刀グーパンチツッコミ)
出川「ダメ、ダメ、ちゃ〜んと言いなさい、ダメでしょ〜!」
蛍原「(痛がる宮迫を指差して)暴力やん、こんなん」
宮迫「ゲストに暴力振るった〜」
出川「いや、違う、(急に真顔になって)恥ずかしがらないでちゃんと言って!ちゃんと言って好きな所!」
蛍原「出川さんから言ってください、ほんなら〜」
宮迫「出川さんから蛍原さんの」
出川「あっ、この子は優しいね〜」
宮迫「『この子は』、ふっ、ふぁっはっはっはっはっ」
出川「あの〜、ほんと見た感じ、こんな冴えないんだけど、心はほんと優しいから、奥さんもほんと心から愛しているから〜」
蛍原「出川さん、すごい嬉しいんですけど・・・、『無いですね〜』じゃないんですね、そこは」
宮迫「ふっふっふっ、ここは『無いですね〜』でかぶせたほうが」
出川「(天を仰ぎ)あぁ〜、そうか〜」
蛍原「あっはっはっはっはっ、やっ、そこだけちょっと一回聞きたかったんですよ」
出川「あ〜・・・、なるほどね〜」
蛍原「それで、あの振らして頂いたんですけども」
宮迫「そして、(出川にグーパンチする仕草で)コーンとやられて」
出川「あ〜、なるほど、くっふっふっ」
蛍原「(リアルに落ち込む出川を見て)はっはっはっはっ」
宮迫「エイッ、てやられてね」
出川「そういうとこあるね、俺ね〜」
(雨上がり決死隊大爆笑)
出川「そういうとこあるんだよね、ごめんなさい」
宮迫「真面目に言いはるとは思わなかった、びっくりした」
蛍原「あっはっはっはっはっ」
出川「ごめんなさい、ごめんなさい」

私は、こういうところが出川の好きな所です。^^;
8割のお笑い芸人が、こういった決まりごと、お約束を分かっていると思います。お約束という言葉がすでに認知されているのも凄いんですけど、たまにこういうクラッシャーを見ると、新鮮だしワクワクが止まりません。タモリもよくさんまのフリをすかして「なんでやらへんのや!」と、さんまをコケさしたりしてたのを思い出しましたね。

お決まりの流れをぶち壊すのは簡単ですが、それを笑いに昇華させるのは至難の技だと思っているので、私は出川哲朗やタモリなんかは大好きです。逆にそれが嫌いだという人も納得出来たりします。
で、今その匂いを強烈に感じるのが、狩野英孝。ウッチャンやロンブーにおんぶに抱っこ状態で笑いに包まれてますが、これから自分で落とし前をつけられるようになったら息の長いお笑い芸人へとなるんじゃないかしら?もちろん、そうなることを期待しています。

ウッチャンとふかわりょうの共演が見たい

今配信中の「内村さまぁ〜ず」で、狩野が言葉に詰まると「あの〜」を連発。そのたびに、かつての内Pでのふかわりょうが頭を横切り、すこしセンチメンタルな気持ちにもなりました。狩野とふかわのビジュアルがちょっと似てるのもこれまた。またウッチャンとふかわの絡みが見たい。

アメトーーク! DVD 5

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