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笑いの飛距離

元・お笑い芸人のちょっとヒヒ話

土田晃之のピン芸人学

今回の「スクール革命」は、ピン芸人学でした。講師として、土田晃之と陣内智則が登場。

なんか珍しい組み合わせ。しかも陣内智則は声ガラガラ。で、陣内は小テストの答えを先に言ってしまったりして、土田の後の完全なオチ扱い。ケンコバが昔、陣内は本当はこんなやつだと言っていたのが、離婚後に自然と出せている感じがして一皮むけた印象を受けました。^^;

ピン芸人学ということで、土田のこれまでの芸人としての歩みをダイジェストで見せてくれたような構成でした。「アメトーーク」や「内村さまぁ〜ず」で、コンビ解消のこと、レポーター時代のことを少し語ってましたが、ここでまとめて総括してくれて非常に分かりやすかったです。

土田晃之のガンダムにもの申す! (角川コミックス・エース)

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デビュー当時の土田の名言「ダウンタウン?2年で抜いてやるよ」

これは初舞台で死ぬほどウケたために出てしまった言葉だという土田。

土田「初舞台で、そのライブ行ったらですね、初めて行ったのにバカウケしたんですよ」
内村「うんうん」
土田「すっげーウケたんですよ、で、そのとき1位がホンジャマカさん、2位がデンジャラスさん、3位が僕ら(U-turn)、学生で19歳で」
内村「学生で」
土田「で、4位がダチョウ倶楽部だったんですよ、で、そんときにダチョウ倶楽部抜いたわけですよ」
(スタジオ笑)
土田「そのときなんか、HotDog PRESSさんが取材にライブに来ていたんですよ」
内村「ほぉ〜」
(その雑誌を友人が持ってきてベタ褒めされていることを知った土田)
土田「今回のライブでは、U-turnの二人が一番面白かったと、ベタ褒めだったんですよ、そのとき友達が『この調子で行ったら、ダウンタウンみたいになれんじゃねえの?』って、廊下で言ってきたんですよ」
山崎「ほぉ、ほぉ、それに対して」
土田「この言葉ですよね、『ダウンタウン?2年で抜くよ!』」
(スタジオ爆笑)

気が付いたら18年目で、未だダウンタウンの背中が全く見えないと語る土田。そんなデビュー当時とんがりまくっていた土田が、テレビでもコンビで快進撃を始めます。ウッチャンがフリップをめくると、ネタバトルで12連勝という文字が。

GAHAHA王国で12連勝

土田「これはGAHAHA王国という番組で」
内村「あっ、はいはいはい」
土田「はい、若手の登竜門的な番組で、それこそ今でいう、爆笑問題さん、ネプチューン、くりぃむしちゅーとか、東MAXとか」
山崎「層々たるメンバーだよね〜」
土田「そこでですね、皆さんが、それこそショートコントで対決するんですけど、諸先輩方がちょっとある程度やった後に、僕ら呼ばれて行きまして、そしたらまあ先輩方は十八番のネタが無くなったぐらいだったんで」
内村「はいはい」
土田「あっという間に12連勝させて頂きまして」
内村「あはっ、あっという間に」

くりぃむしちゅー有田の名言

土田「そしたらまあ、当時の、まああの楽屋が大部屋だったんですね」
内村「あ〜、はいはい」
土田「まあ〜そこでね、悪口いっぱい言われましたね、あの頃大嫌いでしたアイツら」
(スタジオ爆笑)
土田「本当ね、仲良くないんですよ、ライバルなんで、基本あんまり口きかないんです、ほいでまあ、僕らが12連勝したときに、僕の相方が大部屋に居たんですけど、僕はもう居ずらいんで廊下に居たんですよ」
内村「ほお」
土田「先輩方が悪口言ってて、『なんでアイツらが勝ってんだ』と」
山崎「うん、うん」
土田「そしたらそんときにですね、(くりぃむしちゅーの)有田さんが『いや、お前らそれは違うぞ、どっちが面白いかは客が選んだんだ、客がお前らよりU-turnの方が面白いって言ったんだから、その時点でアイツらの勝ちだ』」
内村「格好いいこと言う」
土田「言ったんです、それを聞いてたうちの相方が、伝書鳩のように廊下に僕のところに飛んで来まして、『海砂利水魚の有田ってやつがこういうこと言ってた』って、言ったら僕も後輩なんですけど、『アイツなかなかやるな』みたいな」
(スタジオ爆笑)

この話の後、陣内のコンビ時代、リミテッド時代を振り返るんですが、コンビで輝いていた時代は全く無かったと。しかもリミテッドを見たら不幸になるという噂が広まり、ネタが始まると見ないように客が下を向いてたんだそうです。
声が枯れているのを挽回すべく必死に語る陣内でしたが、この後の小テストが「Q、リミテッドを見ると??という噂が流れた」という問題で、まさかの答えを先に言ってしまう陣内、でも結果、大爆笑に繋がりましたが。^^;
そして、U-turn解散時の話になり、段々とピンの仕事が増えてきた土田、給料袋が別々になったことでコンビ解散へ。続いて、ピン芸人になったばかりのときの苦労話に。

リポーターの仕事のストレスで十二指腸潰瘍

土田「僕はあの〜、ロケが増えまして、もともとやっぱりお笑いのプライドが高かったんですね、MCをやれるようになりたいと、そんなリポーターみたいなのはヤダったんですよ、あんなのは3流のタレントがやることだと」
(ウッチャン笑っちゃいけないとメガホンの先を自分の口に押し当てるも目は笑ってる)
土田「ロケがとにかく嫌いで、リポーターが嫌いだったんですけど、やったらリポーターがものすごく上手かったんです」
(スタジオ笑)
土田「リポーターのオファーばっかり来るんで、タレントなのにテレビ局に来ることが無いんです、毎日東京駅か、羽田空港です」
内村「あ〜」
土田「なんせ僕は外が嫌いで、ただでさえひきこもりなのに、ストレスで1年間のうちで十二指腸潰瘍、3回なったんです」
(スタジオ驚きの声)
土田「それで、もうこれじゃあ体が持たないからってロケ辞めるって言ったんです、仕事無くなってもいいからロケ辞めます、スタジオだけで食っていきます、で、がんばろうと」

これは「内村さまぁ〜ず」でもちょろっと話してましたね。

内村さまぁ~ず vol.7 [DVD]

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そんな土田に、海パンでサラダ油の中を滑るロケの仕事が来ます。そのときの心境を語る土田。

体を張る仕事をして出川と上島の凄さを知った

土田「体を張るような仕事、こういうロケは3流芸人がやる仕事だと、だから素人のときにダチョウ倶楽部のこと1回も憧れたこと無いわけです」
(スタジオ爆笑)
土田「あ〜はなりたくないと思ってやっているわけです!」
山崎「直属の先輩ですけどね」
土田「直属ですけど、あんなクソみたいになりたくない!」
(スタジオ爆笑)
土田「ウンナンさん、ダウンタウンさんを見て、あ〜なりてぇ!と思ってきたわけです、この人たちは体を張るようなことはしないわけですよ」
山崎「スター街道をね」
土田「そうなんです!スター街道で、番組のMCをやりてぇ、俺はそう思っていたわけです、ただ31歳のときですよ、まあまあこういう仕事が来まして、(苦い顔をしながら)やらなきゃなと、やったんです、これがね、非常に奥深くて難しい」
内村「あっはっはっはっはっ」
(春日だけは真剣な顔で話を聞いている)
土田「で、こんときにね、いろんな芸人さんがこの企画にチャレンジしたんですけど、誰ひとり面白くなくて!オンエアはナレーションになってたんです」
山崎「え〜!」
内村「こんときの映像があるみたいです」
(映像は天声慎吾で一番驚いていたアンタッチャブル山崎の姿もVTRに登場)
山崎「え〜!やってたんですね、一緒に」
土田「そうなんです」
内村「忘れてた?」
山崎「全然忘れてました、僕」
土田「で、この後に(キャイ〜ンの)天野さんが『誰もうまくいかなかったな』って」
内村「うん」
土田「確かにと、『でもこういうときに、出川さんとか上島さんだったら絶対笑いの神が降りて来て、面白いパターンが出来るんだよな』って言われて、そうだな、あの人たちは凄いんだな、この日初めて出川さんと上島さんのことを凄いと思ったんです」
内村「ほぉ」
土田「それまではずっと鼻クソだと思ってましたから」
(スタジオ爆笑)

そんな経験を積んで確実に成長していった土田は、明石家さんまからもある事を学び取ります。

貧乏子だくさんと言い始めたのは明石家さんまを見て

内村「解答を見てみましょう、土田先生の解答はこちら、貧乏偽装を学んだ」
土田「偽装はまあちょっとあれですけど、貧乏みたいな・・・、さんまさんがあのほら、女の子たちと一緒にやっている番組があるじゃないですか」
内村「はいはいはい」
土田「その番組を見ているときに、何年か前に社長の女性が居たんです、年商が1億とかってその女性が言ってたんですけど」
内村「はいはい」
土田「さんまさんが、『うわ〜、お前そんなに稼いでるんか、ちょっとなあ、5万貸して』みたいなことを言うんです」
内村「あ、はいはい」
土田「それを見てみんなが笑うわけですよ、でも冷静に考えたら、さんまさん5万ぐらい持っているよなと」
山崎「ふ〜ん」
土田「で、ああ、貧乏な感じって、みんな笑うんだな、みたいな」
内村「あ〜」
土田「で、それが決定付けられたのが、さんまさんと一緒に番組やっているときに、ふたり目の子供が生まれたんですよ、『あ〜、そういえばふたり目生まれたらしいな、お祝い何欲しい?』って言われたんで、僕は家電が好きなんで、当時ドラム型の洗濯機が出始めだったんですよ」
内村「はいはいはい」
土田「20万ぐらいするから高いから、『僕、洗濯機欲しいです』って言ったら、みんなが笑ってくれて、『お前、洗濯機買えへんのか』ってなったんです」
内村「お〜」
土田「『貧乏やな〜』って、みんなが笑ってくれて、あ、貧乏って笑うんだ、そこでちょっとずつ気付き始めて、自ら『貧乏子だくさん』って言い始めたんですね」
山崎「あ〜!それがきっかけなんですか?」
土田「で、最初は『貧乏子だくさん』ってフレーズで言ってたんですけど、ま、気が付けば本当に子供4人になりましたから」
(スタジオ笑)

この話は横で聞いてた陣内にも通ずる部分があるなと。同列にしていいか分からないんですけど、貧乏や離婚、いわゆる不幸を背負っている的な部分が、お笑い芸人にあると受け入れやすいのかな〜なんて。
ナイナイの岡村がよくお笑い芸人は不幸を背負ってこそ他人を幸せに出来る、すなわち笑いを与えることが出来ると、常々語っていることも思い出しましたね。
しかし、土田晃之の吸収力は改めて凄いなあって、私も勉強になりました。^^;

ミュージシャン×芸人の、本音対談 深ボリ

ミュージシャン×芸人の、本音対談 深ボリ

  • 作者: 森山直太朗,千原ジュニア(千原兄弟),平井堅,吉田敬(ブラックマヨネーズ),TAKURO(GLAY),土田晃之,星野源,徳井義実(チュートリアル),企画テレビ朝日「ゲストとゲスト」,テレビ朝日
  • 出版社/メーカー: マガジンハウス
  • 発売日: 2012/09/18
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