水道橋博士と重松清を結ぶ不思議な縁
今、通勤の電車内で重松清さんの「ナイフ」を読んでいます。
- 作者: 重松清
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2000/06/28
- メディア: 文庫
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この本を手に取ったきっかけは、「博士も知らないニッポンのウラ」で幻冬舎の見城徹さんがゲストの配信を見て、そこで水道橋博士が、直木賞作家の重松清さんについて語っていたのが記憶にあったから。
秋山見学者著「たけしー・ドライバー」の真実
ミランカ「博士も知らないニッポンのウラ」3回。司会は水道橋博士と宮崎哲弥。ゲストに見城徹。
重松清さんの話題に移ったときに、博士がこう切り出します。
博士「ちょっと自慢話していいですか?」
宮崎「どうぞ」
博士「この重松清さんって人が、フリーライターで田村章でしたっけ?」
見城「そう、田村章」
博士「っていう名前で書いてる、今も書いてますけど」
見城「うん」
博士「たけしさんがね、あの〜『たけしー・ドライバー』って、秋山見学者っていう運転手がね」
宮崎「はい」
博士「たけしさんの『たけしー・ドライバー』っていう、たけしさんの本を書いたんです」
見城「太田出版から」
博士「太田出版から」
見城「同じだね」
水道橋博士に「俺の出る幕じゃない」と言わしめた人物
博士「そのときに、俺は秋山見学者に、秋山見学者って同い年だったんですけど、『つーか博士、ゴーストやってくれ』って頼まれたんですよ」
宮崎「うん」
博士「あの〜、(秋山見学者が)『俺は書けないから』って、俺がもともと売れるために、たけしさんの日常を全部メモしろと、そして、たけしさんの日常を全部書いていったら絶対それは本になるんだからってアドバイスしてたんですよ、『だったらじゃあ博士に頼むから』っていう話があったんですよ」
見城「うん」
博士「で、その原稿をまとめたものが来たんですよ、『他のゴーストの人が書いたんだけど、これ博士読んで』って言って、それを俺は一読して、俺は『俺の出る幕じゃない、これめちゃくちゃ上手い!この人はすごいよ』ていうのを言った・・・僕はこのときは重松清を知らないですよ、田村章っていう人であって」
宮崎「うん」
博士「それがのちに重松清になるんですよ」
見城「それで今でも田村章って名前でも」
博士「あの〜女性自身だとか」
見城「そうそう、女性自身のなんだ、え〜と、人間ドキュメントみたいなものも」
宮崎「はいはい」
見城「ちゃんと書いてるし」
博士「だから勝谷さんと一緒ですよ、勝谷誠彦さんもどんなに忙しくても、あの〜アンカーみたいなことをやるわけですよ」
見城「そうそう、だから変に自分の獲った勲章に、あの〜なんていうの、満足しないのね」
それで、博士がそんなに褒めるんだったら読んでみようかな?ってなりまして。
そして、実際に読んでると、上手いし読みやすいし、なにより心に響きました。私はヤクルトファンで、荒木大輔には思い入れが結構ありましたので、「キャッチボール日和」は電車で読んでいてちょっとやばかったです。^^;
余談ですが、荒木大輔といってもヤクルトで野村監督時代に復活したとこからしか私は知りません。本当に久しぶりの復活マウンドで第一球目にストライクを投げて、「並みのピッチャーじゃない」と野村監督に言わしめたのを覚えています。
日本シリーズでは、対戦相手の西武ライオンズ清原和博に打たれた、たった一本のホームランで負け投手になることもありました。ヤクルトの敗戦でしたが、この試合を忘れることはないでしょう。
たけしー・ドライバー―秋山見学者のトホホ青春記 (角川文庫)
- 作者: 秋山見学者
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1993/03
- メディア: 文庫
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