笑いの飛距離

元・お笑い芸人のちょっとヒヒ話

アメトーーク「今年が大事芸人'09」で有吉弘行がキレキレ

今回の「アメトーク」は、久しぶりにらしさがあった企画でしたね。

品川祐に「おしゃべりクソ野郎」と名付けたことを「おしゃクソ事変」と命名

2009年3月5日放送の「アメトーーク」今年が大事芸人'09。

出演者は、ジャリズム、TKO、サンドウィッチマン、狩野英孝、そして、有吉弘行。
世界のナベアツは、去年の2008年に完全に売れた芸人たちは、ブームが過ぎた今年が正念場で、ここをどう乗り切るかで今後の芸能生活が決まると力説。過去にそこで沈んだ経験がある有吉さんの言葉が、もうずっしり響きまくりでした。

お前なんかもう死んでいる プロ一発屋に学ぶ「生き残りの法則50」 (双葉文庫)

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ブレイク変遷をグラフで表現するコーナーでの有吉さん。これは「内村さまぁ~ず」有吉単独ライブでもやっていたので期待していると、バンバン印象的なワードが飛び出してきます。
品川庄司の品川さんに「おしゃべりクソ野郎」と名付けてブレイクしたことを「おしゃクソ事変」と命名したり。

ブレイクするってことはバカに見つかるってこと

深夜だと持ち味を出せるけど、ゴールデンだと規制が多くてペッソペソな状態だと言う有吉さん。

蛍原「でも、もちろんゴールデンは出たいでしょ?」
有吉「ゴールデンはでもね僕やっぱり、その・・・駄目だと思うんですよ」
蛍原「え、え、なんで?」
有吉「あの〜、なにをブレイクしてんだ?っていうね、見つかっちゃったな、っていう感じがしてるんです」
蛍原「ははははっ!いいやん!」
有吉「ブレイクするっていうのは、バカに見つかるってことなんすよ、ブレイクしないっていうのは、目利きの効くね、ちょうどいい加減の人に面白がられている時期なんですよ
(宮迫、机を叩いて笑う)
蛍原「(苦笑いしながら)ちょっ、待って」
有吉「『アメトーク』ぐらい出ているぐらいが一番輝いている、ってか優秀なんですよ、芸人さんも」

有吉さんが支持されているのは、みんながなんとなく感じていることをズバッと言葉にして言い切れるところだ、と改めて実感しましたね。アダ名にしても。

狩野さんが声援が少なくなってきてることを嘆いていると、すかさず有吉さんは「笑わす立場じゃなく笑われている」に変わっていると分析して、ジャリズム山下さんも的確な解説に感心しまくりでした。
さまぁ〜ず三村さんが言っていた「2度目のブレイクは本物」は間違いないようです。