笑いの飛距離

元・お笑い芸人のちょっとヒヒ話

どんなに売れても高校時代の友人を大切にする岡村隆史

年が明けたのに仕事の忙しさが相変わらずです。それでもラジオはなんとか聞けているので、今回は新年一発目の「ナインティナインのオールナイトニッポン」を紹介させて下さい。

新年一発目の放送は、岡村さんが正月に大阪に帰ったときに、高校時代の友人と過ごした話をするのが恒例となっています。高校時代の素人の友人がバンバン出てくるので、正直ヘビーリスナーじゃないと置いてけぼり状態です。^^;

で、その中に「鷲尾(ワシオ)さん」という岡村さんととても仲が良く、付き合いが長い友人がいるのですが、「もう友達じゃない!」と吼える岡村さんの姿がありました。

高校時代の思い出話で盛り上がることを否定する友人が許せない

2009年1月8日放送放送「ナインティナインのオールナイトニッポン」(ニッポン放送)

パーソナリティはナインティナイン(岡村隆史・矢部浩之)。

岡村さんが大阪に帰ったときに開かれる新年会での出来事。

高校時代の思い出話で盛り上がっているときに、友人の鷲尾さんが「お前ら、いつまでそんなな、昔のことにこだわって集まってんねん」と暴言を吐いたのだそうです。

この言葉が許せないちっちゃいおっさん。

矢部「鷲尾さん、昔からアレですよね?」
岡村「いやそれはね、昔許せてん、まだ、そのなんか軽~い感じ?」
矢部「うん」
岡村「それ以外にもええとこあったから」
矢部「なるほど」
岡村「でもそれがなんかあの~、なんやろな」
矢部「今は会われへんからね」
岡村「会われへんし……」
矢部「仕事してて」
岡村「そんで、その~『仕事が忙しい』って言うし」
矢部「うん……」
岡村「で、『自分は上の立場やし、仕事上』」
矢部「うんうん」
岡村「だからそのなんちゅうの? 自分はこんだけ頑張ってきた、みたいなことを言うわけよ」
矢部「うん」
岡村「そんなん言わんでええねん! 誰もそんなん求めてないねん!」
矢部「ははははっ!」
岡村「サブゲの自殺点の話とか、クリノが倒れた話とかやな~」
矢部「思い出話ね」
岡村「そうそうそう! JRがはじめて監督になったときの話とかやな」
矢部「はははっ、先生が」
岡村「うん、そういうような話だけでええねん、毎年一緒の話やけども」
矢部「うん」
岡村「そんな話でええのにやな~、なんか俺はこうやって頑張ってきて、今はこんだけの従業員がいて、みたいなことを~」
矢部「へへへっ」
岡村「格好つけて言うから、腹立ってくるわけでしょ? みんなが」
矢部「うんうん」
岡村「ええねん、他愛もないことで、全然」

ナインティナイン岡村隆史は、一流芸能人です。もはやセレブリティです。

ところが、高校時代の友人に会うと、今の立場とは関係なく学生時代の関係に戻ることができる岡村さん。芸能人になって売れた途端、今までの友人を切り捨てたり、下に見たりするような人間もいると聞きます。でも、岡村さんは違う。だからこそ鷲尾さんの態度が許せなかったのでしょう。

この話を聞いて気付きました。今でも続いている学生時代の友人は、会った瞬間にあのときの関係性にすぐ戻れることを。

いちいち悩まなくなる口ぐせリセット

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