ロックンロールはウソの共有
「ザ・ドリームマッチ09」の余韻が残っていますが、「ヨシモト∞」でダイノジ大谷さんが語っていた「ウソの共有」論について紹介させて下さい。ちょっと私の中で繋がった部分があるのです。
- 作者: 大谷ノブ彦
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ウソでもホントでもいい、その場が素晴らしい空気であるならば
2008年9月11日配信の「ダイノジのヨシモト∞」。
アイドルの凄さ、嵐の二宮くんの凄さを語っていた流れで、
大谷「つまりアイドルっていうのは、ここの舞台に立っている芸人も一緒ですよ、要するにウソなんですよね、ウソの共有なんです、例えば面白ければいいわけでしょ?みんなも話が、それがホントであろうがウソであろうが、笑えたらいいわけじゃないですか、その笑えた瞬間、みんなは生きていけるわけでしょ?次の日も」
(会場笑)
大谷「いや、救われるわけでしょ、そういうことでしょ?」
おおち「まあまあ、そうかもしんないけど」
大谷「ロックバンドのフェスとかさあ、そうじゃん?暗転したらみんな立ってるけど、あんなん誰が決めたんすか?ねえ、別に立たなくてもいいでしょ?」
おおち「まあまあ・・・」
大谷「でもみんな立つじゃないですか?それはどういうことかと言うと、その場の空気を作るのはオーディエンスでもあるってことでしょ?」
おおち「はいはい」
大谷「要するにウソの共有なんです、いいんですよ、別にウソであろうがホントであろうが、その場が素晴らしい空気になればいいわけでしょ」
おおち「はいはい」
大谷「で言ったら、アイドルっていうのは、ウソのかたまりですよ、でもいいんですよ!それでだって皆さん生きていけるんでしょ?明日も別に」
(会場笑)
大谷「(苦笑いするおおちを見ながら)いや、そういうことでしょ?」
おおち「そんなにみんな、ネガティブな人達がそうやって見ているわけじゃないからな」
大谷「俺は、その当時、それを明かすことのほうがカッコいいなと思ったんすよ」
おおち「(同意しながら)はいはいはい!」
大谷「どうせウソじゃねえかよ!みたいなことを言ってたんです」
おおち「裏側をね」
大谷「レベルが低いんですよ、それって、結局!」
おおち「おー」
大谷「ウソなんだもん!」
おおち「うんうん」
大谷「だってそうでしょ?俺の大好きな・・・、まあ名前言いますけど、ブルーハーツの甲本ヒロトさんとかって、やっぱウソつきだと思うんですよね、銀杏BOYZの峯田くんっているんですけど、彼ものすごいウソつきなんですよ」
おおち「うん」
大谷「それがでもウソでもなんでもいいじゃん!だってその瞬間の空気、あれ本物だから、グッときちゃって泣いちゃったのは本当だから」
この回はダイノジ大谷さんの講演会か?ってぐらい、そのあとも熱い話が続きました。
で、なんでこれを取り上げたくなったかというと、「ザ・ドリームマッチ09」も結局そうなんじゃないかな?って思ったからです。あらゆるところにウソ(よく言えば演出)はあったかもしれません。でも、興奮して笑って感動したのは事実だから、そこに重心を置いたまま、私はこれからも暮らして行きたいです。
だって「M-1グランプリ」のようなリアルマッチじゃなくて、「ドリームマッチ」なわけですし。いや、「M-1グランプリ」だってもしかしたら、ですよ。
- 作者: 小明
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