笑いの飛距離

元・お笑い芸人のちょっとヒヒ話

テレビのラテ欄に載せられるコンビがM-1グランプリ決勝に行く

「M-1グランプリ」決勝まで残り1ヶ月となりました。
そこで今回は、恒例となった(?)ダイノジが「ヨシモト∞」で話していたM-1グランプリ予想を紹介させて下さい。

大谷さんが「これタブーかもしれませんが、M-1の予想しません?」と切り出すと、劇場のお客さんが前のめりになるんですね、やっぱり。この光景を見るだけで、「M-1グランプリ」という大会の持つパワーを実感できます。

ザ・テレビ欄 1975~1990

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2007年M-1グランプリの決勝に行くコンビを予想するダイノジ

2007年11月20日の「ヨシモト∞」。ダイノジの60分。

誰が決勝進出するか予想します。

大谷「誰だと思います?いやホント、そりゃ麒麟って言われてますよ、これだけニュースがあってね」
おおち「でも麒麟はやっぱね」
大谷「あと復活組から1組は絶対行くでしょう、キングコングと、スピードワゴンと・・・」
おおち「オリエンタルラジオ」
大谷「オリエンタルラジオ、これ1組行くでしょう」
大谷「俺、俺ね、分かったの!ちょっと仕組みが分かったの、コレちょっといいですか?ここだけの話ね、(ハサミで切る動作をして)再放送とか切っちゃって下さい」
おおち「誰としゃべってんだよ」
(会場笑)

そう言って、大谷さんの理論を披露します。

変ホ長調が決勝進出したのは「素人の2人組」とラテ欄に書けるから

大谷「俺、分かったの、やっぱりラテ欄なんですよ、テレビのラテ欄に載るヤツじゃないとダメなんですよ
おおち「あ〜」
大谷「分かる?要するに記号なんですよ、みんなテレビ作ってるヤツは視聴率なんですよ、だって去年はどう考えたって、こんなこと言ったら失礼ですよ、あの素人の2人よりも面白い漫才やるヤツいっぱいいますもん、でも『素人の2人組』ってラテ欄に書けるから」
おおち「ああ〜」
大谷「ほんで、トータルテンボスは、俺たちお笑いは見てたり知っているけど、絶対『渋谷系漫才』じゃない」
(会場笑)
おおち「はははっ、そうだよ〜」
大谷「だけど一般のお茶の間に届けるとき、『渋谷系漫才』っていうひとつのキャッチフレーズが付けれるんですよ、渋谷系漫才登場みたいな、だから1個乗っけなきゃダメなんですよ」
おおち「なるほどね!」

段々と熱を帯びてくる大谷さん。

パンクブーブーが売れるために必要なことで熱くなるダイノジ

大谷「チュートリアルとかも、すっげ〜秀逸な昔から面白かったですけど、『妄想漫才』みたいな単語に出来た瞬間に、やっぱあるんじゃないですか?」
おおち「あ〜、なるほど〜、笑い飯『ダブルボケ』みたいな」
大谷「そうそうそう、1個乗っかんなきゃダメなんだよね、だから今知ってる?準決勝で小学生2人組が残ってるんですよ」
おおち「にゃんだと〜!」
(会場笑)
大谷「小学生2人が残ってんだよ、まえだまえだっていう」
おおち「まえだまえだ?いいじゃない、どんどん前に行きなさいよ〜、前だ、前だ、つってね」
(会場笑)
大谷「これはちょっと要注意だと思うんです、だって見たいじゃん、ゴールデンで、そう思った瞬間、一般の人見たいと思った瞬間、決勝あると思いますね」
おおち「ほ〜、なるほどな〜」
大谷「あと去年の分析したら、実は去年は、劇場ごとに2組ずつなんですよ、梅田2組、base2組、ルミネ2組出てるんですよ。ほんで、他事務所と素人」
おおち「ほほ〜」
大谷「やっぱ絶対あるんですよ・・・法則がちょっとあるんですよ」
おおち「そっかー」
大谷「そう考えたらやっぱ、一番優勝する材料が揃っているのが麒麟ですけど、それ以外をやっぱちょっと選んでいきたいよね」
おおち「ここ出んじゃね〜かみたいな」
大谷「とろサーモンとか出ないのおかしいよなって思うし」
おおち「パンクブーブーだってね」
大谷「パンクブーブー無いんですよ!コレ(ラテ欄)が!だから両方ともブサイク、『こんなブサイクが出て良いのか!』っていう売り出しどうですか?ゴールデンタイムにこんなブサイクが出ていいのか!」
おおち「あなたはこの衝撃に耐えられるか!」
大谷「CMの後!」
(会場笑)

最後は「こんなの朝まで語っていたいよね」と楽しそうに言う大谷さん。
私もこんなのを朝まで聞いていたいです。

ザ・テレビ欄2 1991~2005

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