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笑いの飛距離

元・お笑い芸人のちょっとヒヒ話

爆笑オンエアバトルでの品川庄司と博多華丸・大吉の奇妙な関係

「M-1グランプリ」が近付いてきて盛り上がる中、今回は「爆笑オンエアバトル」のことを紹介させて下さい。品川庄司と博多華丸・大吉が、「ヨシモト∞」でしていた思い出話がとても印象的だったので。
「ヨシモト∞」は、渋谷のヨシモト∞ホールでやっていた無料トークライブです。その模様をGyaOが動画配信しています。

爆笑オンエアバトル(10→11)―1999→2010「史上最もシビアなお笑い番組」の11年をコンプリート!! (Gakken Mook)

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2本撮りの「爆笑オンエアバトル」で1本目のほうが採点が甘い

2007年11月23日の「ヨシモト∞」。品川庄司の90分。ゲストに博多華丸・大吉。

「爆笑オンエアバトル」で両者に関係する運命的な出来事があった、と切り出す華丸さん。

華丸「品川庄司は知らないけれども、俺たちの中であった、大変なトレードがあるわけですよ」
大吉「ふふふ」
庄司「トレード?」
華丸「あのね、オンエアバトルのチャンピオン大会、オンエアバトル今もやってますけど、それしかなかった時代あったやん、ネタ番組」
品川「ネタ番組がオンバトしかないときがありましたね」
華丸「ね、そのチャンピオン大会に出るってことは、言うたら売れるじゃないけども、レールに乗るみたいな」
庄司「みんなそこを目指してました」
品川「それが今で言うM-1とか、でしたね、あれでチャンスを、って」
華丸「俺ら3回合格しとって、あと1回行けば、その後、平均なんぼで・・・」
大吉「『普通にやって普通に受かれば、チャンピオン大会出れます』って言われとって」
庄司「あっ、そんな話してましたね、当時」
大吉「で、ちょうど一緒やったんね、品庄も」

オンエアバトルの採点システムのちょっとしたからくりを明かす大吉さん。

華丸「あれって2本撮りなんですよ、土曜日2本撮りで、昼と夜のやつがあって、午前中が基本盛り上がる、1本目が」
大吉「何でか?って言うと、2本目見る人は、もうあんときホント大ブームやったから、1本目を見とんよ、2回見るから
華丸「そうそう、だから雰囲気ちょっと1回もう味わっとるん」
品川「あ〜」
華丸「1本目の人はいきなりもう始まるから、(拍手しながら)ワー!なるやん」
大吉「だから審査員も玉をドンドン入れるっていう、まあ法則で」
華丸「俺ら1本目が多かったと、というのも博多から日帰りやったから」
品川「あ〜、なるほど」
庄司「帰りの便が無いから」

チャンピオン大会の出場がかかったときに、ある事件が。

福岡に大雪が降ってチャンピオン大会への出場権を逃した博多華丸・大吉

華丸「で、その日、たまたま大雪が降って、飛行機がすっごい遅れたん」
大吉「飛ばんやったと」
庄司「ありましたね・・・あった、あった」
品川「大雪のオンバトは覚えてます」
華丸「覚えてる?そんときは俺らが最初1本目で、それで2本目に品庄やったんよ。俺らは1本目絶対間に合わん、多分まだゆっくりしとったんやな、家で、急遽『急いで来てくれて』ってなったと思うんやけど?」
(中略)
華丸「で、俺らが最初(1本目)出る、博多からまたあのベテランがやってくると」
大吉「ふふふっ」
庄司「当時からベテランでしたからね〜」
華丸「そこへカーン!と品庄になった、そして客はワー!となった、で、2本目は品庄見れると思ったら!あのベテランに変わったと!」
(会場笑)
華丸「で、おい!となって」
大吉「ふっふっふっ」
華丸「でも合格は合格したんやけど、玉1個足らんで、4キロバトル足らなくて、21位でチャンピオン大会行けなかったんよ」
(会場どよめき)
庄司「もれちゃったんですか?」
大吉「うん」
庄司「そのまま順調に1本目だったら・・・」
華丸「多分、もうちょっと入っとうと思う、1本目はご機嫌に入れるんで」
庄司「ははははっ、テンション高いから」
大吉「1個ぐらい入ったはずなんよ」
華丸「ちなみに20位が『号泣』というコンビで、こっちが号泣ばい!!」
(会場爆笑)

この結果に博多華丸・大吉は、ピンチだと相当な危機感を持ったそうです。
ちなみに、このときのチャンピオン大会に出場した品川庄司は、玉2個差でルート33に敗れて優勝を逃したのです。

そして、大吉さんは、飛行機が飛ばなかったときに先輩芸人からの受けたアドバイスが今でも忘れられないと言います。

九州のスターばってん荒川のアドバイス

大吉「で、ちょうどね、飛行機が飛ばんかった前の日に、もう亡くなったけど、ばってん荒川さんっていう芸人さんに言われとったど、明日東京ですって言ったら、『なんで行かんの、今?』って」
華丸「『前乗りしないの?』って、いや大体日帰りですよ、その日行ってその日が吉本ですから、『もし、なんかあったらどうすんの?』と、『いや~、なんもないでしょう』って言ったら!」
庄司「うわ、すごいですね・・・」
華丸「ビックリ!10年ぶりぐらいの大雪やったん、福岡が」

ばってん荒川さんがそのようなアドバイスを送った理由について。

大吉「ばってんさんも昔は全国ネットで出てて、結局出なくなった原因が、そういうので仕事を何個か飛ばしたらしいのよ」
品川「へ〜」
庄司「あ〜、天候とかそういうので」
大吉「そうそう、だから私みたいになったらいかんから、今度から前乗りするように会社に言いなさいって言われて」
庄司「なるほどね〜」
大吉「そしたら次の日そうなって」

でも、それがあったから「R-1ぐらんぷり」優勝があったのでは、と華丸さんに語りかける品川さん。力強く同意する華丸さん。このやりとりを見て、私はいろんな経験をしてきたからこそ出てくる言葉、表情だと思いました。

特選・歌カラベスト3 帰らんちゃよ/屋台/九州まつり唄

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