「さまぁ〜ずの逆にアレだろ」で三村マサカズが語った内村光良
内村光良と三村マサカズと言えば、「内村プロデュース」から共演しているファミリーのような関係です。
しかし、まだ共演して間もない頃は、ウッチャンに強烈なライバル心を燃やしていた三村さん。
- 作者: 三村マサカズ,大竹一樹
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2004/08/09
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内村光良は良い意味で解放された人
2003年8月21日放送のTBSラジオ「さまぁ〜ずの逆にアレだろ」。
関東お笑い祭り熟女ナイト。ゲストに出川哲朗、ウド鈴木。
「お笑いとして尊敬できる、この人には勝てないなと思う芸人は誰ですか?」というリスナーからの質問に、三村さんが答えます。
三村「最近思ったんですけど、内村さんって、良い意味でね、笑わせようとか売れようとかから解放されている人のような気がするんです、最近の内村さんって、ちょっと前まではウッチャンナンチャンをライバル視していたし、最近の内村さんの解放されている感じっていうのが……アレ? ちょっといいなと、俺まだギスギスしているかな? 他人を蹴落とそう的なね」
出川「なるほどね」
大竹「なんだよ、このラジオ」
ウド「いやぁ、これすごいですね」
三村「そこは憧れであり、年は近いからちょっと……」
そんな関係が素敵だと出川さん。
出川「やっぱ初期の頃はさ、まだチェン(ウッチャン)に対してさ、内P始まった初期の頃はライバル意識は絶対、相当あったでしょ?」
三村「ありましたよ、今のうち蹴落として抜いてやろう、俺のほうが面白いんじゃないかと勝負をかけていく感じね、でも、それとはまた全然違う内村さんがいるわけですよ、なに俺はけしかけていたんだろう? って」
出川「なるほど、なるほど」
三村「そういうことじゃねえんじゃないかな? って」
出川「普段言わないけど飲むと必ずチェンに行くのよ。『内村さん、やりましょうよ、勝負しましょうよ!』って、でも俺は、いいなぁって思ってたんだよね、そういうことを酔っ払うと言うところがなんか……すごいいいな~って思ってたんだよね」
今の自分があるのはウッチャンのおかげ。でも同時に、ライバルであり続けなきゃダメだ。そんな三村さんの複雑な心境がよく出ていた会話でした。
とはいえ、ミル姉さんで「爆笑レッドカーペット」に出たり、「ザ・イロモネア」で若手と同じ立場で挑戦したりもしているウッチャン。三村さんの言うとおり、ウッチャンは自分の好きなことだけやっていける解放された位置にいるでしょう。それでもなお、最前線で芸人として戦い続けるウッチャンを私は最大級に尊敬しています。