笑いの飛距離

元・お笑い芸人のちょっとヒヒ話

清水ミチコが語る「夢で逢えたら」

録画してあった「清水ミチコの20周年だからリップサービス」を見ました。

清水ミチコが「夢で逢えたら」の思い出を語り、そのあとウッチャンナンチャンからのお祝いコメントが流れたので、紹介させて下さい。

「夢で逢えたら」は自分は面白くないと落ち込んだ番組

2007年12月26日放送「清水ミチコの20周年だからリップサービス」(フジテレビ)

出演者は清水ミチコ。
お祝いコメントはウッチャンナンチャン。

「夢で逢えたら」の思い出を語る清水ミチコ。

清水「『夢で逢えたら』っていうのは、それまで私、ピンでやってきて、女の人って珍しかったので、あの~、すごくチヤホヤされて出てたと思うんですよね、で、『あっ、私はちょっと面白いのかもしれない』と思ってたら、こういうお笑いの、本当の精鋭たちに会って、『全然面白くないかもしれない……』と思って、ものすごく落ち込んだ番組でもあるし、落ち込んだときに『何か面白いものないかな?』と思って一生懸命探したら、あのミドリと、あのブサイクなキャラクターと出会うことができて、頑張ればなんとかなるんだな~っていうことを、奇しくも教わった、番組ですね」

ダウンタウン、ウッチャンナンチャンと一緒に番組をやることが、清水ミチコという実力者であっても強烈なインパクトを与えたことが分かるインタビューでした。

野沢直子も同じようなことを言っていて、「このままの自分じゃ駄目だ、自分を変えないと」と考えて、ニューヨークに行ってしまったわけです。

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このあと、ウンナンからのお祝いのコメントが流れます。とにかく照れまくる2人。

清水ミチコをイジり倒すウッチャンナンチャン

内村「ふふっ、ミッチャン、20周年おめでとうございます」
南原「おめでとうございます」
内村「さよなら」
(スタジオ笑)
南原「もうちょっと話をしなきゃね」
内村「そうですね、はい」
南原「20周年ね、早いもんですけどね」
内村「早いですね~」
南原「まあ我々も20周年……終わったんですよね?」
内村「もう過ぎましたね、22、23年?」
南原「そうですね」

自分たちは20周年で何もしなかったので、ちゃんと区切りで何かやることを褒めるウンナン。

南原「まあミッチャンは、え~、『夢で逢えたら』っていう番組でね」
内村「そうです」
南原「一緒になって、でね、なぜかやたら服がね、胸を強調する服を着てたんですね」
内村「あ~、そうでした?」
南原「最後のエンディングコーナーとかね」
内村「あ~」
南原「なんで胸をそんなに強調するんだと、ふふっ」
内村「あのね、ちょっと、プライド高いところありますからね」
南原「あはははっ!」

ここから戦友ということで、言いたい放題になります。

内村「あの~、モノマネ芸人って言われるのが、ものすごい嫌で」
南原「ものすごい嫌なんです」
内村「『イミテーションなんとかだから、自分は』とか言ってましたけど」
南原「ええ」
内村「モノマネ芸人だと思います」
(スタジオ笑)
内村「もう本当、深夜の時代に、なんか6人で踊るみたいなやつがあったじゃないですか」
南原「そうそうそう」
内村「一番、運動神経悪かったね」
南原「(ピアノを弾く動作をしながら)音楽できるのにね」
内村「音楽できるのに」
南原「困った、世代の差を感じたよ」
内村「はははっ、なんだろうね、あの運動神経の無さはって思いましたね」
南原「でね、ピアノもね、こう弾いてくれるんですけどね、そんなに上手くなかったですよ」
内村「あはははっ!」

ウンナンがこんなに毒を吐くなんて珍しい。

内村「あとね、モノマネもそんな……」
南原「あはははっ! お前全否定じゃねえかよ!」
内村「ははははっ!」
(笑いが止まらない2人)
内村「ねぇ、そんな思い出があり、くふっ、本当に『夢逢え』のね、メンバーなんで、やっぱちょっと違うものがありますよね」
南原「そうですよ、『夢逢え』のなかのマリリン・モンローでした」
内村「あはははっ! 本当にね、いつまでもお元気で!」
南原「ええ、健康に気をつけて、これからも人をマネし続けてください!」

ふたり揃ってお辞儀をして、お祝いコメントは終了しました。

私にとってお笑い番組で最高に心が高まる瞬間ってのは、やっぱり「夢で逢えたら」のメンバーの共演なのです。