笑いの飛距離

元・お笑い芸人のちょっとヒヒ話

キャイ~ン天野の結婚で内村光良が結婚した当時のことを思い出す

キャイ~ン天野ひろゆきさん(43歳)が結婚しました。

お相手は、元アナウンサーの荒井千里さん(30歳)。天野さんのブログを見ると、お世話になった方への報告で忙しかった様子が伝わってきます。

キャイ~ン天野が結婚の報告を最後にしたのはタモリ

発表ギリギリまでお世話にな… | 天野ひろゆき - Official Simplog

発表ギリギリまでお世話になっているたくさんの人達に報告をした。
一番最後に電話がつながったのがタモリさんだった。
いいとものレギュラーを二度もつとめさせていただいた事の感謝と結婚の報告をした。

私はこれを読んで、ウッチャンが結婚した当時のことを思い出しました。なぜなら、ウッチャンも発表ギリギリまで知り合いに連絡するので大変だった、とラジオで語っていたからです。

結婚を発表したときの状況をラジオで語る内村光良

2005年4月9日放送「ウンナンタイム」(TBSラジオ)

パーソナリティはウッチャンナンチャン(内村光良・南原清隆)。

オープニングから妙に明るいナンチャン。その理由はウッチャンが結婚したから。

南原「内村さん、内村さん!」
内村「はははっ、2回言ったね」
南原「ってか、ウッチャン!」
内村「あっ、3回目だ」
南原「テル!」
内村「ふふっ、なんで名前のほうになっちゃって」
南原「……結婚おめでとう」
内村「あはははっ!なんでマイクに近づけて言う、ありがとうございます」

結婚を決意した理由が知りたいナンチャン。

南原「40(歳)だから?もう」
内村「え?」
南原「40だから結婚したいと思ったの?」
内村「はははっ、そういうことじゃないよ、40だからしなきゃっていうわけじゃ……」
南原「テッチャン(出川哲朗)が結婚したから結婚するって新聞に書いてあったけど、アレ、そうなの?それに触発されたの?」
内村「いやいや、ヤダ!出川に触発されたなんて」

この放送の1年前(2004年4月5日)に、出川さんは元レースクイーン阿部瑠理子さんと結婚しました。しかし、ウッチャンはそれに触発されたわけじゃないと言って、出川さんによる影響を全力で否定。

プライベートでは劇団SHA.LA.LAのリーダー感を出してくる出川哲朗

内村「テッチャンからも電話来ましたよ」
南原「あっ、そうですか」
内村「『いや~、チェン』、ちょっと含み笑いで」
南原「あはははっ」
内村「『いや~、チェン、いろいろあったけど、まあ、これが一番いい形じゃないのかな』」
(スタジオ爆笑)
内村「なんで上から?」

そのあと、出川さんはナンチャンにも電話。

南原「そのあと俺にも電話あったよ」
内村「あ~、そうなんだ」
南原「何も名乗らないんだよ、『俺だけど』」
(スタジオ笑)
南原「で、いつものテッチャンの声じゃないんだよ、誰だ?と思って」
内村「はははっ」
南原「『いや、2人ともいろいろあったけど、これで良かったんじゃないのかな』」
(スタジオ爆笑)
内村「なんか全体見てるんだよな~」
南原「そう、俺は全て知ってる、みたいな」
内村「ああいうときだけ、シャララ(劇団SHA.LA.LA)のリーダーの顔出すんだよ」

ここでリスナーからの質問を読むナンチャン。「会見する前に結婚を報告した知り合いはいますか?いたら教えて下さい」といった内容。

内村光良はキャイ~ンだとウド鈴木派?

質問に答えるウッチャン。

内村「ほぼお笑いです、あ~、俺本当にお笑いさんばっかりだという、交友関係が」
南原「あの~、アレ?こうやって、自分でメールの(アドレス帳)見て」
内村「そうそうそう、アドレス見て」
南原「『あ』から順番にやっていったの?」
内村「うん、まずウド(鈴木)ね」
南原「うわ~、ここで東(あずま)消えたよ」
(スタジオ笑)
南原「Take2東消えた、あ~あ」
内村「違う違う、電話番号知らないの」
南原「いる人、いらない人……」
内村「ははははっ、違うよ」
南原「ウドね、天野は?」
内村「天野も電話しました」
南原「じゃあ天野からじゃないの?最初、『あ』からだったら」
内村「でも、最初ウドだったな、で、天野に」
南原「あ~、ウドなんだ」
内村「いや、そういう線引きじゃねえよ!」
(スタジオ笑)

最初はキャイ~ンに電話した、とまとめるウッチャン。まずウドにね、と補足するナンチャン。^^;

相手が留守電の場合もあるので、それがまた大変だったと言います。

ネプチューン原田泰造のぬか喜び

南原「ず~っと電話するの、えらい時間かかるだろ?」
内村「(力を込めて)うん、で、また留守電とか入れたりすると、また返ってきたり」
南原「コールバックするからな」
内村「そう、(原田)泰造、申し訳なかったんだよな」
南原「泰造なんだったの?」
内村「繋がって、『本当にあの、泰造、俺結婚することになったんで』って言ったら」
南原「『え~!え~!内村さん!』ってなるだろ?」
内村「そしたら、泰造が黙ってて」
南原「うん」
内村「『あの~、内村さん……俺今日誕生日なんですよ』」
(スタジオ笑)
内村「『俺、その電話かと思って……』」
南原「あはははっ!喜んだんだ」
内村「俺が一方的にしゃべって終わっちゃったから、『すまん!泰造、すまん!それは忘れてたわ』つって」

共演者の誕生日にお祝いの連絡をするマメさは、ウッチャンにはないでしょう。長い付き合いの泰造さんもそれを承知しているからこそ、連絡が来たときの喜びは相当なものだったと想像できます。

よゐこ濱口優の天然っぷり

留守電で言うと、よゐこ濱口さんもそうだったようで、

内村「あと(よゐこ)濱口にも、ほら、濱口の留守電って、20秒以内でってあるじゃん」
南原「はいはい」
内村「アレはさ~」
南原「アレって難しいよな」
内村「難しいのよ、で、何回電話しても繋がんないから、もうとにかく『あの、今度結婚するんで、あの、明日そういう会見やりますんで、よろしく!』つって」
南原「うん」
内村「20秒しか話せなかったもんだから、また折り返しかかってきて」
南原「本人からね」
内村「うん、留守電が入ってて、『どうも、濱口です~、あの、ところで相手誰なんですか?』」
南原「あははははっ!勘付けよ~」

さすがの濱口さんです。

南原清隆の罠にハマる内村光良

南原「スタッフさんにも連絡したわけでしょ?」
内村「はいはい、まあ、いろいろ各局の方とかね、え~、『ウリナリ』関係」
南原「はいはい」
内村「『(気分は)上々』は、荒井(昌也)ちゃんとかはちょっと前に知っててとか、まあいろいろ、で、フジテレビだと吉田(正樹)さん関係とか……」
南原「なんで、ラジオ(この番組)のディレクターさんには言わないの?」
(内村爆笑)
南原「ねえ!?」
内村「違うの!だから言えなかった人も……」
南原「すごい悔しがってる(おそらくディレクターが芝居している)」
内村「オマエ!俺に長いフリさせたな~」

今聞き返しても笑えるんですが、ナンチャンに振り回されるウッチャンという風景が懐かしくて感傷的な気分にもなってしまいましたね。応援している芸人がラジオやっているって本当に幸せなことなんだな、と改めて実感しました。

な?に、ウドちゃん? (マイナビ新書)

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