笑いの飛距離

元・お笑い芸人のちょっとヒヒ話

オールナイトニッポン

オードリーがズレ漫才を手に入れるまでの試行錯誤

オードリー春日俊彰のキャッチフレーズが「東洋一のツッコミ」だった時代があります。ただし、周りからそう呼ばれていたわけではありません。タスキに書いて自ら名乗っていたのです。長い下積みによる迷走でした。 2008年の「M-1グランプリ」以降ずっと売れ…

竜兵会の新メンバー候補として山里亮太を挙げる上島竜兵

「竜兵会は崩壊している」。先日放送された「竜兵会のオールナイトニッポンGOLD」で、土田晃之さんがこのように発言していました。竜兵会とは、ダチョウ倶楽部の上島竜兵さんが主催する飲み会のこと。最初は太田プロの後輩芸人と東高円寺で飲むだけの集まり…

坂上忍とマツコ・デラックスのバラエティ番組に出るときの心構え

現在、毒舌を武器にバラエティ番組で大活躍している坂上忍さんとマツコ・デラックスさん。2人が同じ時間帯にそれぞれ別のラジオに出演していて、バラエティ番組に出るときの心構えについて語っていました。すると、坂上さんとマツコさんの考え方がとても似て…

「久保ミツロウと能町みね子のオールナイトニッポン」から受け取ったメッセージ

2012年5月21日、昼休み。息抜きしようとツイッターを覗いたら、いつも以上に「笑っていいとも」の感想で埋め尽くされています。タイムラインを追うと、どうやら漫画家の久保ミツロウさんが鮮烈ないいともデビューを飾ったのが原因のようです。帰宅後、録画を…

オードリー春日の伝家の宝刀「まかせてください」

オードリー春日のことが嫌いな人なんて、この世に存在するのでしょうか?もちろん存在するに決まっています。でも、そう問いたくなるほど、私は春日さんのある行動に心打たれてしまったのです。 オードリー春日が語る男3人日帰り温泉旅行 2013年11月2日放送…

バカリズムの何気ない一言がダイノジを目覚めさせた

ある日の「バカリズムのオールナイトニッポンGOLD」。オープニングのトークで、バカリズムが意外な芸人について語り始めます。と、名前を隠して興味を持たそうとしてもタイトルに書いているので意味ないですね。その意外な芸人とはダイノジ大谷さんです。 「…

マシンガンズ西堀亮とゆかいな仲間たち

「アルコ&ピースのオールナイトニッポンZERO」に太田プロの毒舌王がやって来る。夏の終わりにそう告知して、有吉さんがやって来るかのようなフリをしていたアルコ&ピース。でも実際にやって来たのは、マシンガンズ西堀亮さんでした。そもそも有吉さんなら…

くじらがオードリー若林に「エンタの神様」でやる漫才でアドバイス

「THE MANZAI 2013」決勝まであとわずかです。もうワクワクが止まりません。ただし私の楽しみ方は異質かもしれません。と言うのもネタをあんまり見ていないので、ネタそのものを語る言葉を持っていないのです。ネタ見るのはもちろん好きです。でも、そういう…

苦手な人を作らないために好きな人を作らないようにしている中居正広

ゴールデンタイムに自分の番組を持ってMC(司会)ができるのは、ほんのひと握りの選ばれた芸能人だけです。で、その選ばれた芸能人である東野幸治さんとSMAPの中居正広さん。この2人が、同じ日の同じ時間帯にそれぞれ別のラジオに出演して、そして、同じよう…

藤井青銅「ラジオのフリートークは通りすがりの人にも届かなければならない」

2009年10月10日から始まった「オードリーのオールナイトニッポン」。先月の放送で、200回を突破しました。記念すべき200回目の放送は、これまでを総括するような漫才を披露したり、過去にあった思い出深い場面の音源を流したりして、4年間積み上げてきた歴史…

劇団東京

今年4月から始まったラジオ番組「アルコ&ピースのオールナイトニッポン0(ZERO)」。私は、毎週欠かさず聞いています。と言っても、放送時間が平日の午前3時~5時なので、録音したのを後日聞くっていうスタイルなのですが。昔で言うオールナイトニッポン2部…

コントは誰もがやっているベタな設定を誰もやっていない切り口で

先週の「ダイノジ大谷ノブ彦のオールナイトニッポン」に、バイきんぐ小峠さんがやって来ました。自分の好きな曲をエピソード込みで出し合い、どちらが心揺さぶることができるかで勝負する「洋楽じゃんけん 80s編」の対戦相手として。BSで洋楽番組の司会を務…

「三宅裕司のいかすバンド天国」は第2のサザンを探していた?

「やっと逢えたね」。2013年2月9日深夜3時、辻仁成が中山美穂と出会ったときに囁いたとされる名言で始まった「ダイノジ大谷ノブ彦のオールナイトニッポンR」。私は録音しておいたのを後日聞くつもりでした。が、翌日ツイッターを見たら、放送の中でこのブロ…

ネタ作りとは大きな自分たちのスタイルを作ること

お笑い芸人がネタ作りについて語ることがあります。私はそれを聞くのが大好きです。 さらば青春の光「ぼったくりバーのネタは新ネタライブの1時間前に出来た」 2012年12月26日放送「山里亮太の不毛な議論」ポッドキャスト(TBSラジオ) パーソナリティは南海…

山里亮太の過剰なまでの疑い深さ

10個良いことがあっても1個嫌なことがあれば、そっちだけをチョイスして数珠に繋げてしまう。「オードリーのオールナイトニッポン」で、自分のネガティブさをこう表現した若林さん。そして、「ただのバカなんだよ」と笑う。現在、若林さんはオードリーがブレ…

「裕木奈江のオールナイトニッポン」のヘビーリスナーだったオードリー若林

私は「裕木奈江のオールナイトニッポン」のヘビーリスナーでした。と言っても、放送していた時期に受験があったので、全曜日をBGMにしながら日々勉強に励んでいたんです。なので、石川よしひろさんや加藤いづみさんも聞いていましたし、もちろんウッチャンナ…

ネタに自分らしさが出るのを待つ物語

2011年の年末に行われた漫才日本一を決める「THE MANZAI」。この番組でブレイクして、16年の下積み生活から解放されたのが、お笑いコンビHi-Hiです。そんな彼らが初の単行本を発売。芸人生活18年を含む高校時代から成功するまでの23年間を綴ったノンフィクシ…

「たりないふたり」の番組ツイッターでやらかしたオードリー若林

昨日、南海キャンディーズ山里亮太とオードリー若林正恭が出演している「たりないふたり」が最終回でした。この番組は日本テレビで深夜に放送されていて、人見知りで社交性がたりない、恋愛がたりない、社会性がたりない、すなわち人間として必要な要素が足…

ナインティナインはテレビに出たくて芸人になった

お笑いブーム夜明け前の2000年。「ナインティナインのオールナイトニッポン」に、西川のりおさんがゲストで登場しました。伝説の放送だったと私は勝手に思っているんですが、それぐらい熱のこもったお笑い談義が繰り広げられました。この年の出来事としては…

オードリーのズレ漫才が栄光をつかむまで

デビューしてから約6年間、テレビに全く出られなかったオードリー。当時の自分たちを振り返って、「下積みをこじらせていた」と表現した若林さん。そんな彼らがある発見をきっかけにして、暗黒の下積み時代から抜け出すことに成功します。今回はそのときのエ…

下積み時代を過ごした原宿のクレープ屋に再訪するオードリー春日

2011年10月2日の日曜日。NHKと民放のラジオ局共同のイベント「はじめまして、ラジオです。」が行われ、オードリーがニッポン放送代表として参加しました。日増しに秋も深まっていく中、野外でもタンクトップ姿で乗り切った春日さんは、空き時間を利用して渋…

「ブランド殺し」の称号を内村光良から引き継ぐオードリー若林

内村光良が司会の「スクール革命」、そして南原清隆が司会の「ヒルナンデス!」。どちらの番組もレギュラー出演しているのが、オードリーです。私はウンナンが好きで、オードリーも好き。最初、接点がそんなになかった2組が、番組の共演などを通じて距離が近…

内村光良とベッキーからのお祝いの花を持ち帰るオードリー若林

「オードリーのオールナイトニッポン」で、ウッチャンナンチャンの内村光良について語られることがあります。それがこのラジオを聞く、楽しみのひとつなんです。私の中で。ウッチャンとオードリーは「スクール革命」で共演中。また作家の藤井青銅さんは、か…

今田耕司「殿様のフェロモンは戦いだった」

今年の「FNS27時間テレビ」。最後の2時間はリアルタイムで集中して見て、それ以外は録画を併用することで、とりあえず全部見ることができました。私がナインティナインというコンビを見続けて、もうすぐ20年になるのでしょうか。それぐらい長い間応援してき…

内村光良一人舞台「東京オリンピック生まれの男」を観劇したオードリー若林

内村光良一人舞台「東京オリンピック生まれの男」を観劇してきました。私が行ったのは2011年7月9日(土)14時開演の昼の部。座席は2階席2列18番。2階席とは言え、舞台までの距離は近く、ウッチャンの力強くも優しい勇姿をこの目にしっかりと焼き付けてきまし…

「夢で逢えたら」以前のウッチャンナンチャンとダウンタウンの強烈な絡み

2011年6月5日放送の「爆笑!大日本アカン警察」で、ダウンタウンとナインティナインが14年ぶりに共演します。この放送はお笑い史において必ずや記される事件であることに間違いなく、もし見逃すようなことがあったりしたら一生の後悔もんです。この話題を知…

岡村隆史を救った高倉健からの手紙

昨年の年末に、ナインティナインの岡村隆史が復帰しました。さらに、桑田佳祐が「NHK紅白歌合戦」で復帰し、自身がパーソナリティを務めるラジオ「桑田佳祐のやさしい夜遊び」にも元旦から出演。加えて、先日放送されたTBS「美女アスリート総出演 炎の体育会…

「M-1グランプリ」敗者復活が生み出すドラマ

「M-1グランプリ」は笑い飯の優勝で、その歴史に幕を閉じました。これが一番収まりのいい終わり方だったのではないでしょうか。個人的な気持ちは、これで終わりという現実がまだ信じられず、今後の展開に希望を抱いている次第です。リップサービスかもしれま…

苦労を共にして成長してきた小栗旬と山田孝之

ナインティナインのオールナイトニッポンに岡村隆史と矢部浩之の2人が揃っている。15年以上も当たり前だった光景がまた戻ってきた。素直に嬉しいです。 そのためなんでしょうか、過去の放送を懐かしむ時間が以前よりも増えたような気がします。今回はナイナ…

オードリー若林はZAZEN BOYSが好き

前回「オードリー若林を見ていると時々内村光良と重ねてしまう」を書きました。今回はその続きです。 ZAZEN BOYS「COLD BEAT」をリクエストするオードリー若林 2010年10月29日放送「よんぱち 48hours」(TOKYO FM) パーソナリティは鈴木おさむ。 アシスタン…